似ているようで違う、倹約家とケチ
倹約家とケチ、意味は少し似ていますが、大きな違いがあります。ざっくりと言ってしまえば、倹約家には良いイメージがあり、ケチには悪いイメージがあります。
倹約家というのは、悪いものや悪い人ではありません。でも意味がよく似ているので勘違いをしてしまうと、ケチな人だと思われてしまうこともあります。でもケチな人と倹約家は全然違うのです。
また倹約家もやり方や意味を間違えるとケチになってしまう危険があります。ケチな彼氏というのは嫌われるので、気をつけなくてはいけません。
今回は、倹約家とケチについて意味や違いを厳選して紹介させていただきます。これから倹約家になろうとしている人は、倹約とは何かという意味を確認しておいてくださいね。
ケチと倹約の正しい知識をつけて、倹約家を目指してください。
これは倹約家ではない!ケチな人の特徴
まずケチな人の特徴についてまとめておきます。ケチな人の意味は、暮らしの中で人にお金を使うことができない人のことを意味します。
自分のことや自分のモノに関しては、お金を出し惜しみすることはありません。例えば旅行に行っても、暮らしていく中でご飯を食べにいっても、自分のためにはお金を使います。しかし友達や恋人と旅行やご飯に行くとなると、とたんにお金のことを気にして出し惜しみをします。
最終的には暮らしのことだけではなく冠婚葬祭事や、ご祝儀さえもお金を出し惜しむのがケチな人です。
またケチな人というのは、いつも「お金がない」と言っています。お金がないが口癖になっているという意味です。「お金がないから遊びにいけない」「お金がないから暮らしていけない」「給料が安くてお金がない」など、わかったわかったとなだめたくなるほど、お金がないことをアピールしてきます。
お金がないという理由はイロイロとあるとは思いますが、ケチな人の特徴は、暮らしていくお金がないことを人のせいにするところです。お給料が安い会社が悪い、自分ではなく他の人が残業をするからお金がない、などと言うのです。
自分より収入が良い人がいるのは、その人が頑張っているからだということには考えが及ばないのです。
倹約家とケチの違い①人のためのお金は使う
倹約家とケチの違いは、人のためにお金を使えるかどうかという点です。倹約家は、自分のことに関してはお金を節約します。毎日のランチは節約をして安いランチを食べたり、飲み物は家からタンブラーで持っていくけれど、みんなでご飯を食べるときには、お金のことを気にせずに食べられるという人です。
ケチな人はその逆で、一人でご飯を食べるときにはウナギやお寿司など豪華なものを選んで食べにいくのに、みんなでご飯を食べるときには、「お昼からそんなものを食べるなんて贅沢だ」という人です。こんなことを言う彼氏だったら、ドン引きですよね。
退社する人へのプレゼントを買うために割り勘にしようと提案をしても、そんなものを買う必要があるのか、と言い出すような人もケチだと言えます。
倹約家とケチの違い②節約術は自慢のタネではない
倹約家はみんなとご飯を食べるときなどは、普通にお金を使うので、ちょっと付き合っただけでは倹約家であることがわかりにくい特徴があります。周りの人が知らないところで節約をしているのが、倹約家なのです。
ケチな人は自分がどうやって節約をしているのかを自慢げに話す人です。たまに芸能人の人が「節約術」と称して自分のケチさを自慢する芸能人もいます。あれは芸能人だから許されているのであって、芸能人ではなく、普通の人がケチ自慢をしても、全く同調できないですよね。
節約をするために節約をするようなタイプは芸能人以外ではイタイ人になります。さらには「こんなことにお金を使うなんて馬鹿げている」と、人のお金の使い方を否定するようにもなります。こんなことをいうのが彼氏だったら、恥ずかしくて一緒にはいられません。
自分のお金をどう使うかはその人の自由です。ケチであっても構いませんが、他の人を否定することは間違っています。
倹約家とケチの違い③ここぞという時には出し惜しみをしない
倹約家は、ここぞというときにはお金を出し惜しみをしません。倹約家が節約をしているのは、何か目標があってお金をためている場合も多く、そのために使うお金は出し惜しみをしません。
子供のころから夢だった車を買いたい、生涯暮らしていく家を買いたい、起業したいなど、その夢のために節約をして、お金が貯まったら使うというのが倹約家です。こういうことを考える、堅実な芸能人もいますよね。
ケチな人というのは、お金をためるために節約をしている人です。最初は何かの目標があったのかもしれませんが、お金を貯めるために貯めるようになってしまい、使うことを悪だと感じてしまっているのです。
倹約家とケチの違い④迷惑をかけない
倹約家は暮らしの中で節約生活をしていますが、多くの場合人知れず節約をしているので、周りに迷惑をかけたり不快な思いをさせることはありません。
しかしケチな人というのは、周りに迷惑をかけるばかりではなく、不快な思いもさせてしまうことがあります。テレビ番組にはそんなケチな人を特集して、芸能人が演じるというのもありますが、あれは第三者のことだから笑えるのであって、友達や彼氏があんなケチな人だったらドン引きです。
例えばクーポンを使うという場合、クーポンを使うということに固執してしまい、ルールは全く無視をすることがあります。ルールを守らずに使えないと言われると「安くなるというから来たのに」と文句を言い始めます。お店に迷惑をかけるだけでなく、聞いている周りの人も不快な思いになってしまいます。