記事の目次
【いとこは恋愛対象?】⑥なぜタブーなのか
そもそもどうしてタブーとされてきたのか。
それは倫理的な問題にあるといわれています。
昔から言われている「いとこ同士で結婚すると血が濃い者同士だから障害をもったり何かと問題を抱えた子供が生まれる」と言われてきたことが多いと思います。特に田舎ではタブー視傾向が強いといわれていますが、その代わりにいとこ同士の結婚が多かったのも田舎です。
矛盾していますが、それが田舎における閉鎖的な価値観なのです。
【いとこは恋愛対象?】⑦遺伝子の関係
血縁関係がそれなりに近い、いとこ同士の結婚なので、先天性の障害を持って生まれてくるのではないか、と思っている人も多いと思います。
そして生んでも早死にしてしまうというイメージも多く、田舎になればなるほどその価値観は強いようです。
これがタブー視する最大の理由でしょう。しかしこれについては賛否両論の意見が多く、様々な説が流れています。
しかし、子供を授かってすくすくと育てる事に、いとこ同士だからといって偏見を持つのは最もいけない事でしょう。
【いとこは恋愛対象?】周囲の反応
そもそもいとこ同士の結婚―――いとこ婚は「近親相姦(きんしんそうかん)に該当するから、とタブー視し、忌み嫌う人が多いのです。
近親相姦とは近い親族、特に―――親と娘、母親と息子、伯叔父と姪、伯叔母と甥、兄と妹、祖父と孫娘といった濃い血筋の者同士による夜の関係の事を指します。
現状、日本では近親相姦を取り締まる法律は出ていません。
しかし武士が台頭してきた時代から近親相姦を嫌う風習が出始めました(平安時代まで同母兄妹でなければ結婚していた)。
それは日本人の倫理観として根付いています。
其の為あまり他人に興味を示さない現代社会においても、いとこ同士の結婚は周囲から見れば近親相姦に該当すると考える人が多いのです。
本人たちは運命の出会いだ、愛し合っている、といっても周囲から見れば血のつながった同士の結婚です。
故に、いとこ同其の結婚は世間から白い目で見られる覚悟が必須と言えます。
場合によっては駆け落ち、絶縁することも否めません。
其の為、一時の感情、運命だというきらきらした甘い感情で流されてはいけないのです。
【いとこは恋愛対象?】恋愛できるのか
いとこに恋愛感情を持ってもいい?もちろん構いません。恋愛は自由です。
ですが、そこに結婚という一生を決める事柄が加わってくると大変です。
単なる「運命だと思ったの」「この人と幸せになりたいわ」と熱に浮かされた感情だけでは通用しないのがいとこ同士の恋愛です。
上記で話した様々なしがらみ、差別、白い目、反発などがあなたと彼を襲うのです。
それでも「この人は運命の人!どんな不幸なことが起きても大丈夫!」「誰に何を言われてもいい、私にとってこの人は運命の相手、この人と一生を添い遂げる覚悟はある」という強い心が互いにあればどんな困難や過酷な運命にも立ち向かえるでしょう。
もしかしたらあなたたちの味方になってくる人物がこの先出てくるかもしれません。
これが真実の愛だと周囲に認めさせれば、おのずと仲間は増えるでしょう。