公務員と結婚すると本当に幸せなのか?
公務員には国家公務員と地方公務員に分けられます。国家公務員は省庁や裁判所など国に関わる仕事をし、地方公務員は各都道府県の自治体に関わる仕事をします。
例えば学校の先生や市役所や区役所で働く人などは一番身近な地方公務員です。
国家公務員の地方公務員になりたい人、またはそのような人と結婚したいという人は多いです。
その理由は公務員は給料が安定している、クビが基本的にはないということです。
結婚相手として人気が高い公務員ですが、本当に結婚してしても幸せになれるのでしょうか。
確かにお金の不安は少ないかもしれませんが、それだけで結婚相手として選ぶと後で後悔することになるケースもあります。
では、公務員の実態を見ていきたいと思います。
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公務員男子は結婚相手として人気
結婚相手としてモテる男子は公務員と言っても過言ではありません。公務員はなぜモテる男子になれるのか?それは結婚生活で一番大事な収入の安定が確定しているからです。
夫婦が喧嘩をする理由の多くはお金です。しかし公務員は収入が安定しており、社会的にも信用が高いのでその心配が減ります。
かっこよくなくても、話があまり面白くなくても職業が公務員ということだけでモテる男子に早変わりすることができます。
公務員がモテる男子になれることができるのは、この日本の経済状態がまだまだ不安定だということを示唆しているのでしょう。
公務員と結婚するメリット
では、次に公務員と結婚するメリットについて紹介します。
公務員と結婚するメリット①
まず1つ目はやはり経済的な安定です。公務員だから高いお給料をもらっているのだろうと考える方もいますが、公務員は職種や雇われている時自体になどによって大きく異なります。
平均月収は約41万円で、ボーナスは年2回の合計で約130万円程度となっています。
これを見ると、公務員はそれほど高給というわけではありません。それは、あまりにも高い給料にしてしまうと、一般市民から不平不満が出てしまいますよね。よって、日本の一般企業の平均月収に合わせていることが考えられます。
それでも公務員と結婚することで基本的にクビになったり減給になることありません。将来的大幅な給料アップはありませんが、結婚しても安定した暮らしをずっとしていける収入が確保されるのは魅力です。
公務員と結婚するメリット②
2つ目のメリットは福利厚生がしっかりとあることです。福利厚生とは給料以外に受け取れるもので、例えば住居手当や育児休暇、その他の休暇制度、貸付制度などが主にあります。
最近一般企業では住居手当が廃止されていることも多くなってきていますが、公務員は住居手当を受け取ることができます。ただ、賃貸に限られていますが、それでも毎月2万円〜3万円程までお給料とは別に支給されています。
公務員は休暇制度が充実していることでも知られています。育児休暇だけでなく介護休暇などもあり、親の介護のために休暇を取得することも可能です。
また、一般的な休暇で旅行をする際には宿泊施設の割引や電車や新幹線などの割引もあるため、休暇で必要な経費を安くすることもできるのもメリットです。
公務員と結婚するメリット③
3つ目のメリットは社会的信用が高いことです。社会的信用が高いことで何が得かというと、ローンを組みやすいということです。
例えば住宅のローンの申し込みをしたい時に「職業は公務員です」というだけで「それは融資が行いやすいです!」と銀行の方から返答があります。
日本では公務員ということだけで収入が安定している、クビになったり倒産したりする心配がないと判断されるので、貸す側も安心して融資を行ってくれるのです。
ただ、公務員の中にはそれが原因で借金だらけになっているという方もいるので注意が必要です。
公務員と結婚するデメリット
では、次に公務員と結婚するデメリットについて3つ紹介します。
公務員と結婚するデメリット①
まず1つ目は公務員は職種によって忙しいため、休暇がほとんど取れないことです。
例えば忙しいことで有名なのが地方公務員である学校の教員です。
学校の教員は本当に地方公務員なのかと思うくらい激務なことが多い職種です。
特に、部活を担当していると、土日、祝日などは部活の練習や試合などで休むことができないことも多々とあります。
実際に教員の地方公務員と結婚した女性は旦那さんが部活を担当しているため、ほとんど休暇はなく、家族で旅行に出かけたり休日に買い物に行ったりすることがほとんどできない場合もあるようです。
そうなると、結婚したのに学校のことばかり、部活のことばかりという妻の不満が爆発してしまい、最悪別居になったり離婚になったりする家庭も少なくありません。
収入は安定しているけれど忙しすぎる職種の公務員と結婚すると家族サービスができないため家族はその犠牲になりがちになるのがデメリットです。
公務員と結婚するデメリット②
2つ目のデメリットとしては、公務員男子真面目人が多いため、話があまり面白くないということです。公務員モテる男子ではありますが、それは収入や社会的な立場が安定しているからという理由が大きいのです。
結婚をしてみると、そんなに面白い話はしない、口数が少ない、頑固などの性格の方が多いため、結婚生活があまり楽しいと感じないという妻の声も聞きます。また、教員の方だと仕事熱心な方も多いので、家庭を顧みないケースもあるようです。その結果、夫婦間のコミュニケーションが少なくなっていることも懸念されています。
公務員と結婚するデメリット③
3つ目のデメリットは世間からの視線です。例えば日本経済が不安定で不景気な時、民間企業なら給料が下がったり、解雇されたりすることがあります。しかし公務員には減給や解雇されたりすることが基本的にはないのでやはり世間から妬まれやすくなるのです。
日本の景気が悪い時は「公務員はいいよね」「お給料は税金だものね」などと嫌味を言われることも少なくありません。
公務員の方も税金はしっかり払っているし、一生懸命仕事をしているのにどうしてもそのように言われてしまうので、何だか肩身の狭い思いをしなければならないこともあります。
日本には「公務員は不景気でも高給で裕福な暮らしをしている」というイメージが強くあるため公務員と結婚すると妬まれることも多々とあるのは覚悟しなくてはなりません。
公務員は意外と結婚できない事実
公務員の男子は結婚相手としてモテる男子ですが、実は意外と結婚していない人も多いのです。
その理由は結婚したいと思っても出会いがない、そして仕事が忙しいため結婚相手を探す暇がないからです。
地方公務員も国家公務員も、その社会は狭いです。男性が多い職場だと余計に彼女ができません。教員のように毎日が忙しいと彼女とデートをしている暇さえありません。
そうなると結婚どころか彼女もできないという公務員男子が増えていきます。
よって公務員の間では公務員同士のカップリングパーティーが開催されることもあるくらいです。
公務員と結婚するのに向いている人
結局、公務員男子はモテる男子ではありますが、多忙で彼女ができない、もし彼女ができても多忙のため別れてしまうことも多いのです。
ではどのような人が公務員と結婚するのに向いているのでしょうか?それは相手のペースに合わすことができる人です。
公務員の方は結婚したい、けれどできないというパターンが多いです。どうしても普通の女性の場合彼氏が仕事ばかりでデートができないなんて辛いですよね。よって、彼女から別れを告げられてしまうこともあります。
よって公務員男子との結婚に向いている方はデートができない、時間が取れないという状況になっても耐えることができる、彼のペースに合わせることができる女性なのです。
また公務員男子も仕事が忙しいからということばかりを言い訳にしてはいけません。
仕事だけがしたいと思っているのなら中途半端に彼女を作ったりするのはいけません。
いくら自分のペースに合わせてくれる女性が見つかったとは言ってもそれに甘えすぎていては女性の方も我慢の限界があります。
本当に結婚したい、家庭を持ちたいと思うのであれば仕事の時間を減らしたり、彼女との時間を大切にするように努力をすることも必要です。
公務員と結婚するのは幸せとは限らない
男性の職業の中でも公務員男子はモテる男子として人気が高いのは確かですが、結婚したからといって必ずしも幸せになれるとは限りません。
公務員と結婚してもデメリットは必ず存在しています。
また、公務員は結婚したい思っていてもなかなか結婚できていない現状を見るとやはり仕事が忙しい職場なのではないでしょうか。
公務員は定時で帰宅できて、ゆとりがある生活を送っているわけではないようです。以上のことから公務員と結婚したいという場合はこれらのことをしっかり理解する必要があると言えます。