結婚式で着物を着るには?
結婚式にお呼ばれされたときに着物を着るのはとても素敵なことです。着物は日本の文化でありながらも結婚式などがないと今では着なくなっていますよね。そのため、結婚式だからこそ着物を着たいという人もいるでしょう。
しかし、着物を着る場合はマナーを守らなければなりません。例えば、着物の色です。着物はそれだけでとても華やかですよね。華やかなのはいいのですが1番目立つのは花嫁さんであることが基本です。
そのため、着物の色を抑えて柄を控えるということは意識してくださいね。また、自分の年齢や立場にあった着物を着るというのもマナーとして必要なことですよ。
今回は、着物の種類とともに、それぞれのマナーについても紹介しますね。この記事を見ることで結婚式で恥ずかしくない着物の着こなしをすることができますよ。
結婚式の着物①|振袖
結婚式の着物として代表的なものに振袖がありますね。振袖は、着物の中でも特に華やかでパっと花が咲いた雰囲気になることから、非常に喜ばれる衣装ですよ。
成人式で振袖を着て以来着ていないという女性もいるでしょう。振袖が最も可愛い着物のため、振袖を着たいという人も多いですよね。
しかし、振袖は誰でも着ることができる着物ではありません。どんなマナーがあるのか紹介しますね。
振袖とは?
振袖とは、袖が長い着物のことを言います。未婚女性の最上級の礼装ともされています。袖を振ることから振袖と言う由来になっているため、袖が長いところが1番の特徴ではないでしょうか。
振袖には、大振袖、中振袖、小振袖という3つの種類のものがありますよ。さらに振袖は、他の着物と違って柄が豊富にあること、非常に華やかであることや帯も豪華にできることなども特徴ですね。
帯揚げ(帯と振袖の間に挟みこむ布)なども色がついたものにするので、何から何まで華やかとう印象を与えることができるでしょう。
振袖を着られる人は未婚女性
振袖を着ることができるのは、結婚していない女性です。振袖は、未婚女性に認められる正装のため、既婚者は着ることができません。ただ、最近は若くして結婚した女性が親族の結婚式に振袖を着ていることもあるでしょう。
周りから見ると、「あれ?結婚したのでは?」と思ってしまうので若くても結婚したのなら振袖は避けたほうがいいでしょう。また、振袖には若い女性が着るものというイメージを持つ人も多いですよね。
実際は年齢に制限があるものではありません。未婚女性なら誰でも着ることができます。ただ、見た目の派手さがあるので、似合うのはやはり若い女性ですよね。
結婚式では35歳ぐらいまでの未婚女性なら振袖が似合うと言われていますよ。
袖の長さに要注意!
大振袖、中振袖、小振袖と3種類の振袖があることを紹介しましたが袖の長さが違います。これは振袖を着るのなら注意していたほうがいいものですよ。
まず、大振袖は袖の長さが115cmあります。振袖の中でも一番格式高いものです。大振袖で結婚式に行くのはマナー違反ではありませんが、花嫁さんが大振袖を着用することも考えられます。
そのため、振袖の色や柄には特に気にするべきですね。可能ならば花嫁さんに振袖を着るのか、着るのなら何色なのかというのを確認してから着たほうがいいですよ。
次に中振袖ですが、袖の長さが105cmです。中振袖は花嫁さんと被ることがないので安心して着ることができますよ。色と柄だけ気をつけて結婚式の参列者としてふさわしいものを選んでくださいね。
最後に小振袖は、袖の長さが85cmです。小振袖も花嫁さんと被ることがありません。少し若々しくなるので、10代や20代前半の女性が着ていくと可愛らしい仕上がりになるでしょう。
結婚式の着物②|訪問着
続いては、訪問着について紹介します。訪問着は、とても上品な着物でいつか着てみたいなと思っている女性も多いのではないでしょうか。
訪問着は、色使いもとても美しいので、結婚式にとても向いている着物の1つですよ。訪問着を着るときにはどんなマナーがあるのか紹介しますね。
訪問着とは?
訪問着とは、昼間の礼装のことを指します。縫い目を感じさせない一連の絵柄になっている絵羽模様が特徴的です。
振袖まで派手ではないものが多く、上品な派手さを取り入れることができるでしょう。