以上の症状がある場合、かくれ脱水に陥っている可能性があります。自身だけでなく、家族・身近な友人や同僚に声がけをして一緒にチェックすることで、周囲の人と「かくれ脱水」を防ぐことができるでしょう。
特に高齢の方や子供は脱水症状に陥りやすいため、正しい知識を身に付け、日ごろから注意しておくとよいでしょう。
【かくれ脱水対策】飲料水の選び方は?水分&ミネラル補給!
かくれ脱水対策として大切になるのが、飲料水の選び方です。冬の乾燥に対抗するためには、水分だけでなくミネラルも補強する必要があります。
ここからはかくれ脱水対策に効果的な飲料水の種類やその選び方について、お伝えしていきましょう。
生活シーンや体調に合わせた飲料を選ぼう!
まず、飲料を選ぶ際に必要なのは、どんな生活を送っているか、自身の体調はどうかを把握する必要があります。減塩やカロリー制限を行っているかも大事なポイントとなるため、事前に確認しておきましょう。
① ミネラル入りむぎ茶
まず、一つ目におすすめしたい飲料は「ミネラル入りむぎ茶」です。「ミネラル入りむぎ茶」は適度な塩分とミネラルを含むため、日常生活における水分、ミネラル補給に適した冬のかくれ脱水対策に推奨できる飲料といえます。
ミネラル入りむぎ茶には、血流改善効果や血圧降下作用など健康効果もありますので、水分不足で血液がドロドロになってできる血栓を防げるため、心筋梗塞や脳梗塞など対策としても効果的です。
また、血液がドロドロの状態で入浴すると浴室で体温が上昇し、熱中症になる危険もあります。入浴前と後にミネラル入りむぎ茶を飲むことで浴室熱中症対策をすることもできます。
②スポーツドリンク
「スポーツドリンク」は、糖分が多いため吸収されやすいのですが、エネルギー消費量がさほど高くない大半の人にとっては、後引く甘さのためつい飲み過ぎてしまうことによる糖尿病(一過性の)リスクや、肥満リスクがあります。
スポーツで大量に汗をかいたり風邪を引いた時の手軽な栄養補給におすすめです。
③経口補水液
「経口補水液」は、発熱や嘔吐を伴うインフルエンザなど医師から脱水状態の食事療法として指示された場合に限り飲んで良い飲料です。自己判断で予防的に飲むと塩分の過剰摂取になることがあるため、注意が必要です。
まとめ:状況・体調別におすすめの飲料
水分、ミネラル補給の効果的な飲み方「点滴飲み」
水分とミネラルの補給は、一気に行っても血液内に吸収された時にしか効果がありません。そのため一度に多くの水分・ミネラルの補給をするのでなく、少しずつ継続的に飲む「点滴飲み」が推奨されています。
「点滴のみ」とは、1時間かけてコップ1杯分の水分を一口ずつゆっくりと飲む方法です。水分やミネラルが不足しやすい入浴前後、就寝前、起床後、運動の前後や最中に行うと良いでしょう。
冬の水分・ミネラル補給にはミネラル入りむぎ茶がおすすめ!
今回、冬の水分・ミネラル補給に効果的な飲料として推奨されたのは「ミネラル入りむぎ茶」です。栄養補給が過多になってしまう可能性がある「スポーツドリンク」、塩分過多になってしまう可能性がある「経口補水液」は、摂取しすぎると健康リスクが発生する可能性があります。
そのため、日常生活で飲むのなら「ミネラル入りむぎ茶」がおすすめです。ここからは「ミネラル入りむぎ茶」の特徴や推奨する理由について、詳しく説明していきましょう。