彼女はとっても美人でスタイルもよく、おまけにバリバリのキャリアウーマン。
仕事も遊びも、思いっきり楽しんで人生を謳歌していました。
もちろん、彼氏に困る事はなく、常にイケメンでお金持ちの彼氏が彼女を取り合っていました。
ずっと恋愛を楽しんでいた彼女は、「仕事が恋人。誰よりも仕事が大事」と言うのが口癖で、結婚願望はほとんどないんだろうな、と感じていたある日、突然彼女から結婚の報告が届いたのです。
目の前に現れた彼女は、いつものキッチリ化粧をしたスーツ姿ではなく、すっぴんにセーターとジーンズ。
これまで一度も見た事がない、ナチュラルな彼女だったのです。
そして、すっぴんにジーンズなのは「彼が嫌がるから」と、それまでの彼女では信じられない言葉を恥ずかしそうに発したのです。
そんな彼女が「結婚したい」と思った大恋愛のお相手は、これまで恋愛してきたイケメンのお金持ちではなく、どっしりと受け止めてくれる感じで、とっても素敵な方。
結婚した今でも、大恋愛をしている夫婦のエピソードでした。
彼氏を想って胸が痛くなったら大恋愛
今の彼氏への感情が大恋愛なのか？
そのバロメーターになるのが、彼氏と一緒にいない時のあなたの状態です。
彼氏の事を考えると、ウキウキと嬉しくなったり、幸せな気持ちになっていますか？
「当然です！」と胸を張って答えたあなたは、まだまだ大恋愛をしているとは言えません。
彼氏と会えない一人ぼっちの夜。
彼氏の事を考えると、会いたくて、愛しくて、苦しくて、胸が痛くなるような切ない想い･･･そんな状態になったら、それが大恋愛の感情です。
彼氏を想って胸が痛くなったら大恋愛のエピソード
今思えば、それが恋だったのか愛だったのか分からないくらい、遠い昔の話。
まだ中学生だった私は、初めての彼氏が出来たんです。
私より4コ上の高校生の彼氏でした。
家が遠かった事もあり、会えるのは週末のみ。
また、お互い部活やバイトで、多くても月に２回程度のデートを重ねるのが精一杯でした。
今のように、SNSが普及していた訳ではなく、彼が今どこで何をしているのか？
一日中、彼の事で頭が一杯でした。
愛されているのは実感していたものの、何週間も会えない夜は、彼の事を考えただけで胸が苦しく、本当に痛いほど恋しい気持ちになっていたものです。
その後も、いくつかの本当に胸が痛くなる経験をしましたが、それが私にとって〝大恋愛〟かどうかのバロメーターになっています。
あなたは、本当に胸が痛くなった大恋愛のエピソードはありますか？
別れた後に気付く大恋愛
大恋愛は、付き合っている時だけに感じる事ではありません。
案外、別れた後に気付く事もあるのです。
それは付き合っていて別れた後に気付く事もあるし、結婚し離婚した後に気付く事もあるでしょう。
どちらにしても、失った後、初めて気付く相手への想い。
これほど辛く切ないものはありません。
でも、これが大恋愛かどうかなんて、その時には分からない事の方が多いのかもしれません。
別れた後に気付く大恋愛のエピソード
大学時代に恋人同士となった二人。
彼女は、ほのかに結婚を意識していました。
でも、モテ男の彼氏の行動に、いつもハラハラ。
彼氏が大学卒業の時、彼女を残して県外に就職してしまいました。
近くにいても浮気っぽい彼氏の事が心配でたまらなかった彼女は、自ら別れを切り出し、一方的に彼氏を遠ざけてしまったのです。
それから３年。元カレから１本の電話がありました。
「結婚するんだ･･･。」
彼女にも既に結婚を約束した彼氏がいたのですが、元カレの声を聞いた途端、あの頃の気持ちが蘇ってきました。
「あの時、何故私を置いて行ってしまったの？」
今さら聞いてもどうしようもない事を聞いた彼女に、彼が答えました。
「２年後に･･･社会人として自信が持てた頃、迎えに行くつもりだった。」
若さゆえの言葉の足りなさを彼女は死ぬほど後悔したけれど、彼の幸せを願って、自分も結婚の報告をしたそうです。
別れが教えてくれた大恋愛･･･切なすぎるエピソードでした。
