ニンニクは通年中国産が販売されていますが、国産ではシェア約7割が青森県産です。その青森県では梅雨前に収穫が始まるため、6月頃から新ニンニクが出回ります。
殺菌効果のある栄養素も含んでいますので、ジメジメした季節で食材が傷みやすい6月にもピッタリの食材と言えますね。白い地下茎部分はもちろん、葉や芽にもカロテンや食物繊維など栄養素が豊富ですよ♡
⑪パプリカ
カラーピーマンの一種でナス科トウガラシ属、主に大型で肉厚のものを日本ではパプリカと呼んでいます。色はカラフルでオレンジや黄色・赤などがあり、苦みがなく甘くジューシーです。
綺麗な色合いからサラダに使われることも多いですが、加熱しても栄養素が失われにくいので油調理にも向いています。パプリカを足して鮮やかな彩りを加えてみませんか。
⑫らっきょう
らっきょうはネギ科の植物で、玉ねぎのように地下で大きくなった鱗茎部分を主に食用とします。強い香りを持ち、平安時代には薬として使われていたそうです。
出荷の最盛期は6月で年間の約半分が市場に出回ります。らっきょうは疲労回復に効果のあるビタミンB1の吸収を促進したり、食欲増進効果もあります。甘酢漬けや醤油漬けが一般的で手軽にいただけるので、季節感を楽しみながら暑い夏に備えましょう!
6月が旬の美味しい食材5選【果物】
次に果物をご紹介します。果物は調理をしなくてもすぐ食べられるものも多く取り入れやすいですね。旬が短い果物もありますので、旬を逃さないようチェックしてみてくださいね。
①アンズ
アンズは梅・すもも・桃の仲間であり、アプリコットとも呼ばれるバラ科の植物です。最盛期は6月頃で、比較的涼しい地域の東北や長野で多く栽培されています。
甘酸っぱい実はドライフルーツにされることも多く、手軽に食べられます。完熟したアンズは桃のように皮をむきそのまま食べても良いですし、またジャムやコンポートやピューレなど幅広く使えます。
②梅
梅の旬は5月~6月頃で、出荷のピークは6月です。主な産地は和歌山県で全体の約8割を占め、群馬県や山梨県などが続きます。
未熟な青梅はカリカリ梅や梅シロップ、梅酒などに使われます。色がついた完熟梅はジャムや梅干しなどに適しています。どちらもしっかりと香りがするものを選ぶのが良いそうですよ。
⓷びわ
びわの産地は主に長崎県や千葉県で、寒さにも弱いため高級果物として扱われています。バラ科で奈良時代にはびわの葉は様々な病気の薬として使われていました。
江戸時代からは食用に用いられ優しい甘さが親しまれてきました。果実が傷みやすく旬が短いため、6月頃には果物コーナーをチェックしてみてくださいね。