相手への負担を申し訳なく思う気持ちや、相手への配慮を強調したい場合は「ありがとう」ではなく「恐縮」という言葉を使うのも、目上の人に対する場合はありでしょう。
「読んでくれてありがとう」の敬語の場面別伝え方4選!
それでは次はいろんな場面ごとにおける「読んでくれてありがとう」の気持ちの伝え方をご紹介します。
それぞれのシチュエーションに合った言い方を身に付けて正しい言葉遣いを心掛けると、周りからのあなたの印象も良いものになるでしょう。
①ビジネス
まずご紹介するのはビジネスシーンでの「読んでくれてありがとう」の伝え方です。
これは相手が同僚なのか上司なのか部下なのかで、かなり使う言葉に差が出ます。ここまでにご紹介した例文等を参考にして相手が違和感を感じない言い方を選択していただきたいのですが、ここまでに紹介していない言葉のなかに以下のようなものがあります。
・お目通しいただきありがとうございます。
「お目通し」という言葉は「読む」とほぼ同じ意味になります。あまり堅苦しすぎるイメージのない便利な言葉なので覚えておくと便利です。
②手紙
次にご紹介するのは、手紙における「読んでくれてありがとう」の気持ちの伝え方です。
手紙を読むにはやはりそれ相応の時間と手間が掛かります。これが友達同士の場合やラブレターの場合は、それを負担に感じることをあまりないかもしれませんが、上司や取引先との間の手紙となるとそういうわけにもいきません。
なので、そういった相手に手紙を送る場合、必ず末尾に手紙を読んでくれたことに対する感謝の意を表明する一文を添えます。例えば以下のようなものです。
・最後までご高覧いただきましてありがとうございました。
深い経緯を表す「ご高覧」という言葉は、字面的にも印象が良くおすすめです。
③メール
次はメールの場合。メールでも手紙の時と同じように、末尾に読んでくれたことに対する感謝の一文を添えるのが礼儀となっています。例えば以下のようなものがあるでしょう。
・最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
こういったメールは何か取引が始まるときに送られることが多いので、あなたの文面がその後の取引の行方を左右すると言っても過言ではありません。メールでも油断せず、礼儀を持って相手に接するのが肝心です。
④普段のお礼
普段のお礼を伝える際は、逆に丁寧すぎると失礼に当たる場合もあります。例え上司が相手でもしょっちゅう顔を合わせるような相手であれば、
・読んでくださってありがとうございます。
くらいのシンプルな伝え方に留めておくと、上司の絆も深まって良いでしょう。