桂花陳酒の基本情報5つ!
桂花陳酒(けいかちんしゅ)とはどのようなお酒なのでしょうか?まずは、桂花陳酒の特徴やアルコール度数など、基本情報を5つご紹介します。
①原産国は中国
桂花陳酒というのは中国酒のひとつで、中華料理店のメニューやバーなどで見かけたことがあるかもしれませんね。
桂花陳酒は透明感のある美しい黄色をしているのが特徴で、かつて世界三大美人の一人である楊貴妃が好んで飲んだといわれているお酒です。
②キンモクセイ×白ワインの混合酒
桂花陳酒は植物のキンモクセイと白ワインの混合酒です。キンモクセイといえば、秋に良い香りのする花を咲かせる植物として有名ですね。
そのキンモクセイの花を白ワインに3年間漬け込むことで香りを移し熟成させたお酒で、香り高く爽やかな味わいが特徴です。
③華やかで甘い匂い
美しい色に加え、華やかさと甘みのある匂いがすることから、桂花陳酒は女性にも人気があります。3年間じっくりと漬け込むことで、キンモクセイの華やかな香りがしっかり漂うのが魅力です。
甘みも強く芳醇な香りがしますが、その中にほっとするような懐かしさも感じるのが特徴で、さまざまなカクテルや料理に使うことでその匂いを楽しむことができます。
④アルコール度数は13%〜15%
女性にも人気の桂花陳酒ですが、気になるのがアルコール度数ですね。桂花陳酒は白ワインがベースのお酒なので、アルコール度数もワインと同等の13%〜15%です。
ビールに比べると高い度数ですが、飲みやすくワインと同じように気軽に楽しめるお酒なので、普段あまりお酒を飲まないという人にもおすすめですよ。
⑤低カロリーで栄養価が高い
お酒を飲む際には、カロリーも気になるところですよね。桂花陳酒は白ワインをベースとしていますが、ワインはビールや日本酒に比べると比較的カロリーが低いため、桂花陳酒も低カロリーで楽しむことができます。
また白ワインは栄養価が高く、抗酸化作用や腸内環境改善、むくみ改善といった効果があります。白ワインのポリフェノールは分子量が小さいため吸収されやすく、豊富な有機酸のおかげで腸内を殺菌し、腸内環境を整えることで下痢や便秘も改善します。
キンモクセイの花は中国で「桂花」と呼ばれ、生薬に用いられます。漢方では、お腹を温めて巡りを良くし、胃腸を整えたり低血圧・不眠症を改善するなど、女性に嬉しい効果があるといわれています。
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桂花陳酒が持つ2つの効能
栄養価の高い桂花陳酒には、さらに体に嬉しい2つの効能があるといわれています。忙しい現代人の体に優しい桂花陳酒の効能をチェックして、美味しく取り入れてみてはいかがでしょうか。
①リラックス効果
甘く優しいキンモクセイの香りには、気持ちを落ち着かせるリラックス効果があるといわれています。漢方でも精神をリラックスさせ、ストレス過多を改善する働きがあるとされ、イライラや不安を軽減する作用があります。