トリカブトは北半球の温帯地域を原産としていて、8月~10月に開花時期を迎えます。紫・白・ピンク・黄などの多様な花を咲かせます。トリカブトはドクウツギ・ドクゼリと並び、日本三大有毒植物の1つとされています。
トリカブトの花言葉は「復讐」です。トリカブトの持つ毒に由来していると考えられています。またギリシア神話では魔女の女神ヘカテーを司どる花、地獄の番犬ケルベロスが生まれた花という伝説もあります。
23 ゴボウ:私にさわらないで
ゴボウの花から
— ひとみちゃん (@OONs5QYe7Vbe8Hp) March 28, 2020
おはようございます pic.twitter.com/EYTypc1OOG
ゴボウは地中海沿岸から西アジアを原産としていて、6月~7月に開花時期を迎えます。紫や白の花を咲かせます。日本やアジア地域では根幹を食用として用いていて、漢方や生薬にも用いられています。
ゴボウの花言葉は「私にさわらないで」です。他に「用心」という花言葉がありますが、ゴボウのつぼみには棘、実にはイガがあることにちなんでいると考えられています。
24 オシロイバナ:恋を疑う
オシロイバナ8月~9月に開花時期を迎えます。赤・黄・白・紫・ピンク・オレンジといった多様な花を咲かせます。花名はオシロイバナの黒い種の中にある胚乳が、オシロイ(白粉)に似ていることから名付けられました。
オシロイバナの花言葉は「恋を疑う」です。オシロイバナが同じ株から赤や白といった他の色の花を咲かせる様子が、花言葉の由来であると考えられています。また「臆病」や「内気」という花言葉もあります。
25 ザクロ:愚かしさ
ザクロは西南アジア、南ヨーロッパ、北アフリカを原産としている説があり、6月~7月に開花時期を迎えます。赤やオレンジの花を咲かせます。花名は原産地の1つと考えられているペルシア湾東宝の「ザクロス山脈」が関係しているといわれます。
ザクロの花言葉は「愚かしさ」です。花言葉はギリシア神話に由来していると考えられています。冥界の神にそそのかされた人間の娘が冥界でザクロを食べたことで、この世に帰ってこれなくなった「愚かしさ」にちなんでいると言われています。
26 オトギリソウ:恨み
オトギリソウは日本・中国・朝鮮半島を原産としていて、7月~8月に開花時期を迎えます。黄色の花を咲かせ、薬として古くから利用されていました。漢字では「弟切草」と書き、この植物を使った秘薬を明るみにした弟を、兄が切り殺したという寓話にちなんでいます。
オトギリソウの花言葉は「恨み」です。他に「秘密」という花言葉もありますが、前述の寓話に由来があると考えられています。また西洋では「迷信」という花言葉があり、オトギリソウが魔除けに使われていたことに由来しています。
27 チューベローズ:危険な快楽
チューベローズはメキシコを原産としていて、7月~9月に開花時期を迎えます。白色の花を咲かせ、香水の原料としても利用されています。花名は「ふくらんだ、塊根状の」という意味のラテン語に由来すると言われています。
チューベローズの花言葉は「危険な快楽」です。チューベローズの持つ香りが魅惑的ということに花言葉の由来があるそうです。また他にも「官能的」という花言葉があり、「性」にちなんだイメージがあります。
28 ダチュラ:偽りの魅力
ダチュラは南アメリカを原産としていて、6月~9月に開花時期を迎えます。白・黄・ピンクといった多様な花を咲かせます。下向きに花を咲かせることや、花の形状から「エンジェル・トランペット」と呼ばれることもあります。
ダチュラの花言葉は「偽りの魅力」です。他に「愛嬌」という花言葉もありますが、この愛嬌から派生した花言葉として付けられたと考えられています。
29 ガマズミ:私を無視しないで
ガマズミは日本・中国・朝鮮半島を原産としていて、5月~6月に開花時期を迎えます。白色の花を咲かせ、ガマズミの実は10月頃に熟し、食用として人気があります。漢字では「莢蒾」と書き、堅いガマズミの木を鍬(カマ)の柄に用いて、果実を染(ソメ)物に用いたこに由来していると言われています。
ガマズミの花言葉は「私を無視しないで」です。他に「結合」という花言葉がありますが、この花言葉から派生し、結合していることが「無視しない」と考えられたことに由来しています。
30 ヘクソカズラ:人嫌い
ヘクソカズラは日本・中国・朝鮮半島を原産としていて、7月~9月に開花時期を迎えます。中心が紅紫色で、花全体は白色の花を咲かせます。漢字では「屁糞葛」と書き、花名は葉や茎から悪臭が漂うことに由来しています。
ヘクソカズラの花言葉は「人嫌い」です。花言葉は前述の臭いが関係していて、人を寄せ付けないところに由来していると考えられます。他にも「誤解を解きたい」や「意外性のある」という花言葉もあります。
31 カルミア:裏切り
カルミアは北アメリカを原産としていて、5月~6月に開花時期を迎えます。花名はスウェーデンの植物学者ペール・カルムにちなんでいて、白・ピンク・紫色の花を咲かせます。
カルミアの花言葉は「裏切り」です。他に「大望」や「野心」という花言葉から派生したものと考えられます。他の花言葉と同じように、内に秘めた感情を花言葉として付けられています。