名前をつける前に知っておくべきこと
名前は一生の宝物。特に親にとって、子どもの名付けは一大イベントです。時にどんな漢字を選ぶべきか、迷うこともあるでしょう。
でも、ちょっと待ってください。実は、名前に使う漢字の中には注意が必要なものもあります。明らかに名前としてふさわしくない漢字もありますが、一見良さそうな意味のように見えても、実はマイナスな意味を含んでいる漢字もあるのです。
ただし、名前に使わない方がいいとされる理由には明確な根拠がなく、そのほとんどが個人的なイメージに基づいているものです。また、人の印象を決める要素はさまざまですし、名前の漢字だけで全てを決めつけるべきではありません。そのため、これから紹介する漢字が自分の名前に含まれていたとしても、必ずしもネガティブな影響があるわけではないので安心してくださいね。
ですが、やはり我が子の幸せを願うなら、名前に素敵な意味を持つ漢字を選んであげたいと思うのが親心。では、どんな点に注意すれば良いのでしょうか?まずは、漢字を選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。
漢字選びの注意点
名前に使えない漢字があることを知っていますか?そうとは知らずに不適切な漢字を使ってしまうと、役所で出生届が受理されないことも。ここでは名前に使えない漢字についてチェックしましょう!
子どもの名前に使える漢字は、「常用漢字2,136字」と「常用漢字の異体字212字」、そして「人名用漢字651字(異体字を含む)」の合計2,999文字(2023年5月時点、参照元:宮城学院女子大学「キになる言の葉 ミになる話 ―ちょっと気になる名簿の漢字(1) +488の世代―」)。つまり、この範囲外の漢字は名前に使うことができません。また、この中の漢字でも、「死」や「病」といった名前として合わない漢字もNGです。
さらに、アルファベットや算用数字、ローマ数字なども使えませんが、名前の長さについては特に制限はありません。
読みやすくて書きやすい漢字を選ぶ
漢字には響きや形が難しく、覚えにくいものもあります。このような漢字は、人によっては読み間違えたり、書き間違えたりする可能性が高いです。そのため、名前に使う漢字を選ぶときは、なるべく響きや形がシンプルで親しみやすいものを選ぶのがポイントです。
姓と名のバランスも大切。名前は姓と名が合わさってひとつの印象を与えます。姓が長い場合は、名前を短めにするとバランスが取りやすくなりますし、逆に姓が短い場合は、名前を少し長めにしても良いかもしれません。全体的なバランスを考えながら、名前に使う漢字を選んでみましょう。
字の読み方については特にルールはないのですが、特殊な当て字や個性的なキラキラネームには要注意。これも読み間違いの原因になりやすいため、できるだけわかりやすい名前にすることをおすすめします。
漢字の意味について理解する
漢字には、幸運や良いことを象徴するものがたくさんあります。たとえば、「吉」「慶」「樹」などです。名前にこうした漢字を使うことで、良い運気や幸福を願うことができます。名前を選ぶ際には、縁起の良い漢字を意識してみましょう。
また、漢字には、その形や意味からさまざまな願いや祈りを込めることができます。たとえば、「美」「瑞」「優」など、素敵な想いを込めることができそうですね。大切な子どもの将来を願う漢字を選ぶ際には、その意味や由来に注目してみてください。
名前は、子どもの将来に影響を与える要素のひとつ。流行りやトレンドに左右されず、子どもが誇りを持って名乗れるような漢字を選びましょう。
不吉な意味を持つ漢字
ここからは、名前に使わない方がいい漢字一覧をジャンル別に紹介します。まずは不吉な意味を持つ漢字を見ていきましょう。
死や不幸を連想させる漢字が目立ちますね。意味だけでなく、漢字の成り立ちにマイナスな要素が含まれている字も多いです。
さんずいがつく漢字がその一例です。これらは水に関連する漢字で、「流れてしまう」「水難に遭う」といったイメージが流産を連想させるため、避けた方がいいとされています。
不吉な意味を持つ漢字一覧
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運気が下がる漢字
一般的には、災いや病気を連想させるような漢字は、運気を下げる可能性があるとされています。同様に、「憂」「哀」など、不安やトラブルを想起させる漢字も運気を下げてしまう恐れがあるので注意が必要です。
子どもの幸せを願うならば、その願いを込められそうな漢字を使うのが自然ですよね。ですが、本来は幸せを意味する漢字が、逆に運気や人生のバランスに悪影響を与えるという考え方もあるようです。
運気が下がる漢字一覧
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性格や人生に影響が出る漢字
子どもの名前には、親の願いや期待が込められることがよくありますよね。では、名前に込められた漢字がその人の性格に影響を与えることはあるのでしょうか?
例えば、気品を感じさせる漢字や王族に由来する漢字を選ぶと、自尊心が高くややわがままな性格になりやすいとされています。また、闘争や争いを連想させる漢字を名前に用いると、気性が荒れやすくなるそうです。
名前に込められた漢字が、その人の性格に直接的な影響を与えるかどうかは、疑問が残るところです。ですが、周囲からの期待や名前の意味に触れることで、自己認識や行動に影響を及ぼすことは十分に考えられるでしょう。
性格や人生に影響が出る漢字一覧
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実は良くない意味を含む漢字
漢字にはさまざまな意味が込められており、名前に使われる字もたくさんありますね。ここでは、意外と知られていないマイナスな意味が含まれている漢字を紹介します。
実際に名前に使われそうな漢字を中心にピックアップしてみましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
実は良くない意味も含む漢字一覧
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名前に使えない漢字
最後に名前として使えない漢字の中で、特に間違えやすそうなものをまとめてみました。
以下の一覧に含まれる漢字は、すべて常用漢字でも人名用漢字でもないため、名前に使用することはできません。中には似ている漢字もあるので、誤って選ばないように注意しましょう。
名前に使えない漢字
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まとめ
いかがでしたか?今回は名前に使わない方がいい漢字について、ポイントや注意点を併せてお届けしました。
名前に使わない方がいいとされる漢字は、あくまで慣習やイメージによるものです。その漢字が直接的にマイナスな人生をもたらすわけではありません。大切なのは、その人が自らの価値観や人格を築いていくことです。
また、子どもの名前を選ぶ際には、漢字の意味や由来をきちんと調べ、読みやすさや書きやすさを考慮しながら決めましょう。この記事を参考に、ぜひ素敵な名前を考えてみてくださいね!