怖い!漢字の由来や成り立ちから知る本当は怖い漢字10選!

私たちが日常的に使っている漢字。漢字は、一つ一つに意味があります。学習においても必須とされるこの「漢字」は、どうやって生まれたのでしょう?その誕生において、今では考えられないような恐ろしい由来のあるものをまとめました。

怖い!漢字の由来や成り立ちから知る本当は怖い漢字10選!のイメージ

目次

  1. 普段何気なく使っている漢字の成り立ちが怖いと話題に
  2. 漢字の成り立ちは4種類に分類される
  3. 背筋が凍る!本当は怖い成り立ちの漢字10選!
  4. 知れば知るほど怖い漢字が気になる!

普段何気なく使っている漢字の成り立ちが怖いと話題に

漢字は、紀元前15世紀頃に現在の中国に当たる地域で作られたものが、1世紀頃に日本に伝わったとされています。6世紀から7世紀になると、日本で仏教・道教・儒教などの思想を学ぶ人が増え、漢字の読み書きができる人が増えました。

そこから万葉仮名が生まれ、ひらがなやカタカナが生まれていきます。

漢字は、ひらがなやカタカナより早くこの世に生まれ、流通していたんですね。

現代では、日本語は、ひらがな・カタカナ・漢字の3種類の文字で成り立っています。ひらがなやカタカナだけでも文章の読み書きはできますが、日本で不自由なく生活を送るには、漢字の読み書きは必須といえるでしょう。

漢字は、その一つ一つに意味があり、中には複数の意味を持つ漢字も少なくありません。「音で聞いて意味が分からない単語でも、漢字を見ればなんとなく意味が分かる」というのは、漢字一つ一つに意味があるからこそでしょう。

漢字の持つ意味は、その漢字の成り立ちと深い関係があります。その成り立ちの中には、身の毛もよだつような恐ろしいものも…。

今回は、そんな漢字の成り立ちについてまとめました。

漢字の成り立ちは4種類に分類される

漢字は、紀元前1300年頃に中国で使われるようになった、「甲骨文字」が元になったと言われています。

漢字が日本に伝わったのが、1世紀頃。一部の人の間で書物などで流通するようになったのが6世紀頃だとされていて、現在の日本で使われている漢字は、この頃に生まれたとされています。

中国から伝わった本来の漢字を、より分かりやすく改良し、また、新たな日本独特の漢字を作り出したのです。もちろん、中国由来の漢字をそのまま使っているものもあります。

では、その頃の漢字はどのように生まれたのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

象形文字

おそらく、現代日本人が一番理解しやすいであろう漢字の成り立ちがこの「象形文字」です。「しょうけいもじ」と読みます。

象形文字とは、目に見えるものをそのまま線画にしたもの。表す対象の見た目がそのまま漢字の形になっています。

指事文字

「指事文字」とは、形として表しづらいもの、絵に描きづらいものを点や線で示し、その図を基にして作られたもののことをいいます。「しじもじ」と読みます。

例えば、「上」という漢字は、はゼロ地点を線で表した上で、線の上部に点をひとつ置くことで「上」を表しています。同じく「下」という漢字はゼロ地点を線で表し、線の下部に点をひとつ置いた図が基になっています。

象形文字に点や線を加えて作られた漢字もあり、こちらは「象形指事」と呼ばれます。

会意文字

「会意文字」は、象形文字と指事文字などの漢字を2つ以上組み合わせて作られたもの。「かいいもじ」と読みます。

例えば、「山」と「石」を組み合わせた「岩」は。会意文字。また、「木」を2つあわせて「林」、3つあわせて「森」など、同じ文字を複数組み合わせたものも会意文字に当たります。

形声文字

「形成文字」とは、発音を表す漢字と意味を表す漢字という組みあわせからできたもの。「けいせいもじ」と読み、現存する漢字の80%以上が形成文字だといわれています。

例えば、「晴」という漢字は、「日」と「青」の組み合わせ。太陽が空に出ていて晴れているということから、「日」で「晴れ」という意味を表し、「青」で「セイ」という読みを表しています。

さらに、「問」という漢字も形声文字。「問」は、「門」と「口」の組み合わせで、口を使って問いかけることから、「問う」という意味を「口」で表し、「モン」という読みは「門」で表しています。

背筋が凍る!本当は怖い成り立ちの漢字10選!

漢字が生まれた頃の日本は、現代の日本とはまったく違う世界でした。常識や倫理観、価値観や生死感など、すべてにおいてが今とは違っていたことは、なんとなく想像がつきますよね。

現代日本では考えられないような残酷な光景が日常にあることも珍しくなく、その様子が漢字の成り立ちにも大きく関係し、結果、恐ろしい成り立ちの漢字が生まれたのです。

その後、本来の意味を失くし、まったく別のイメージで使われている漢字も少なくありません。

中には、綺麗な音や意味合いから、名前によく使われるような漢字もあります。

ここからは、本当は怖い成り立ちを持つ漢字を10選、ご紹介しましょう。

①詛

・音読み:ソ・シュ・ショ
・訓読み:そし(る)・ちか(う)・ちか(い)・のろ(う)・のろ(い)
・意味:のろう・ちかう・うらむ

意味や訓読みからして怖い、「詛」。「呪詛」など、いかにもホラーな単語に使われています。

意味を表す部分である「言」と読みを表す部分である「且」により成り立つ形声文字です。

部首であるごんべんの「言」は、意味を放つという意味。「且」には、重ねるという意味があり、「何度も」という意味を持っています。

「言葉を何度も口にすることで効力を持つ」という、「言霊」を信じた古代日本人の考え方により、「何度も呪いの言葉を口にする」「悪口を何度も言う」という行動から、「のろう」「うらむ」という意味を持つ「詛」という漢字が生まれました。

➁赤

・音読み:セキ・シャク
・訓読み:あか・あか(い)・あか(らむ)・あか(らめる)
・意味:あか(色)・むきだし・何もない・まこと

「赤」は、「火」と「大」から成る会意文字。火が盛んに燃え盛り、赤く見える事象が成り立ちです。

「大火」とは火事のこと。現代とは違い、消火や防火のシステムが整備されていなかった古代日本では、火事で失われる命も多く、恐ろしいものの象徴として「大火」が挙げられていました。

昭和の頃には、怖いものとして「地震・雷・火事・おやじ」の4つが挙げられていましたが、古代日本において、その恐ろしさは現代の比ではなかったと容易に想像がつきます。

そんな恐ろしいものの象徴が元になった「赤」ですが、現代では単純に色の一種の意味合いが強く、火事の意味は消えています。

③真

・音読み:シン
・訓読み:ま
・意味:ほんとうの・自然のまま

「真」は「眞」の略字です。「眞」は会意文字で、「匕」と「鼎」から成っています。

「匕」はさじのこと。スプーンですね。「鼎」は「かなえ」と読み、中国の土器のことです。匕で鼎に物を詰める様子を表しています。

しかし、「真」には諸説あり、思いがけない事故で亡くなった死者に由来する漢字という説もあります。また、「人が上下にひっくり返った様子」を現しているという説もあります。

④爽

・音読み:ソウ
・訓読み:さわ(やか)
・意味:さわやか・すがすがしい・あきらか・明るい・違う・間違える

「爽」は会意文字で、「大」と4つのバツ印から成り立っています。

「爽快」などの単語で、ポジティブなイメージがある「爽」という漢字ですが、その成り立ちは、とあるおぞましい姿だという説があります。

「大」は人間が大の字になって横になっている様子を表しています。さらに、周囲にある4つのバツは、「横たわった死体の周囲に4つの魔除け印が描かれた様子」を表現しているとされています。

「爽」という漢字が生まれた頃、死体を清らかに保っていれば、復活できるという言い伝えが信じられていました。4つのバツ印は、死体に入れた入れ墨とも、死体の周囲に書かれたバツ印とも言われていますが、どちらも魔除けです。

「爽」は、魂が抜けて空の入れ物となった死体に対し、魔物が入り込まないように魔除けの印を施し寝かせた姿であるとされます。

⑤道

・音読み:ドウ・トウ
・訓読み:みち
・意味:通りみち・みちすじ・おしえ・方法・唱える

「道」は、会意文字。「首」という文字が入っていますよね。

これは、邪気を払うため、生首を持って行進する行列を表すとされています。

また、過去の中国では人里が点在していましたので、人里へと通じる道にまじないをしていることがありました。そのまじないの1つが、道に敵の生首を吊るすという方法。領土争いで攻めてきた敵の生首を吊るして威嚇することもあったようです。

道に生首があるかもしれないという状況は、現代日本では考えられないおぞましい光景ですが、過去にはよく見られた光景だったのでしょう。私たち現代日本人からすれば、ぞっとしますよね。

⑥甲

・音読み:コウ・カン
・訓読み:つめ・きのえ・よろい・かぶと(すべて常用外として)
・意味:こうら・つめ・よろい・かぶと

「甲」は象形文字。うろこを描いたもので、「甲殻類」や「甲冑」など、硬いものを指すときに使われる漢字です。

「甲」は、戦で使われる甲冑姿を現していますが、手足と頭部がありませんよね。つまり、頭と腕をもがれた死体が、くくりつけられて野ざらしにされている様子を表しているとされています。

⑦県

・音読み:ケン
・訓読み:あがた(常用外として)
・意味:領地

「県」の旧字は「縣」。という会意漢字です。この「縣」という漢字の成り立ちが、恐ろしいものなんです。

「縣」の左側は、「県」の下部が「小」ではなく「く」の字3つが並んだ「きよう」という失われた旧字でした。なんとなく想像できるかと思いますが、3つ並んだ「く」の字は髪の毛。これは、首を逆さに吊るした頭部を表しています。

これに「系」というつなぐという意味の漢字を足したのが「縣」です。その後「縣」の略字である「県」が用いられるようになりました。

逆さに首を吊り下げてつなぐという光景は、罪人の首を並べて吊るす光景そのもの。想像しただけでもおぞましい光景ですね。

⑧七

・音読み:シチ
・訓読み:なな・なな(つ)・なの
・意味:7・数が多いさま

「七」は指事漢字です。横線を縦線で断ち切る様子を現し、断ち切ることを表しています。言われてみれば、横線で表された何かを刀で切り裂く太刀筋が見えるようです。

また、「切」という漢字は、「七」の右に「刀」が入っていますよね。これは、刀で断ち切る様子を表しているんです。「七」は「切」の原字でもあります。

横になった何かを刀で断ち切るなんて、あまりいい由来ではなさそうなのは想像がつきますね。

⑨祭

・音読み:サイ
・訓読み:まつ(り)・まつ(る)
・意味:まつる・催し

「祭」は「示」と「月」と「又」から成る会意文字です。「示」は祭壇、「月」は肉、「又」は人の手を現し、祭壇に向かって人が肉を捧げている様子が表現されています。

現代において「祭り」といえば楽しいものですが、古代においての祭りとは、鎮魂や葬祭など、贄を捧げることを条件に何かを得ようとするものでした。生贄もあったでしょう。

厳かで壮大なものであったことは容易に想像できますし、古代の人間の、目に見えぬ畏怖の存在に対する敬意を感じますね。

⑩患

・音読み:カン
・訓読み:わずら(う)
・意味:心配・わずらう・災い・病気にかかる

「患」は会意形声文字。「串」と「心」から成り立っています。

「串」は2つの物を縦に貫く象形文字。常用漢字外ですが「カン」と読み、「慣」の原字でもあります。

「心」は心臓を表す象形文字です。

つまり、「患」は心臓を串刺しにされた人の姿を現した漢字。現代では「患者」など不健康で苦しそうな言葉に使われるのは、「槍で串刺しにされた人が苦しそうだったから」ということが由来なんだそうです。

知れば知るほど怖い漢字が気になる!

いかがでしたでしょうか?

成り立ちが怖い漢字の中には、現代においてはその意味合いを失くし、願いを込めて名前に使われるような漢字や、ポジティブなイメージを持つ漢字も多いですよね。

しかし、普段何気なく使っている漢字でも、その成り立ちは意外に怖いものが多く、驚いたという人もいるのではないでしょうか。また、成り立ちだけでなく、本来持っていた漢字の意味そのものが現代と違うものも多いですよね。

由来一つを取っても、生首だとか、吊り下げられた人の姿といった残酷なものが由来であることも多いです。現代では考えられないような光景を、古代の人たちは見ていたのでしょう。

漢字の成り立ちから、古代の人たちの感覚や生活を思い浮かべることができるのは、興味深いですね。

オカルトやホラーが好きな人だけでなく、古代史に興味があるという人にとっても、漢字の成り立ちは面白いものではないでしょうか。これを機に、その他の漢字の成り立ちを調べてみるのも面白いかもしれませんね!

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