関東人の場合はどうかというと、「行けたら行く」を使う場合、「行きたいんだけど予定がある。変更できれば行くので少し待って欲しい」という意味だというのです。
これには関西人としては、びっくりですね。
今どきですから、関西と関東の意識はかなり混ざってきているとは思いますが、言葉のニュアンスとしてはまだまだ差はあると思った方が良さそうですよね。
特に、関東の人に誘われたり、誘ったりする場合には注意した方がいいと思いました。
関東人が、「行けたら行く」を使う時には、「ハッキリと約束はできないけど行く気持ちがある」ということを忘れないようにしましょう。
「行けたら行く」を使う側の心理
関西人と関東人にかなりの差があるとはいえ、「行けたら行く」の言葉にはいくつかの心理が含まれていることがわかりましたね。
もう一度、わかりやすいように「行けたら行く」を使う時の心理をまとめてみましょう。
「行けたら行く」心理的4つのバリエーション
(1)何かと便利なので使う。
行けたら行くと言っておけば、都合が合えば行けるし、無理でも約束を破った事にはならないから。
(2)「行きたくない」と言い辛いので使う。
せっかく誘ってもらったのに断るのは申し訳なく思う。その場で断るのは気まずさもあるから。
(3)話が終わらないから使う。
行く気はないけれど、行くと言わないと話が終わらない場合に妥協案として。(関西人特有)
(4)行く気はあるけど予定がある時使う。
行きたい気持ちはあるけれど、予定があり変更できるかわからない場合に使う。
「行けたら行く」と言われた側の心理
行けたら行くと言われた側の心理にもいくつかバリエーションが存在します。
言われたらすんなり来ることを諦める人もいるし、腹立たしい思いをする人もいます。
言われた側の心理もまとめてみましょう。
言われた側の心理「いい感じはしない」のがほとんど
(1)来る気がないんだと理解する。
やんわりと断られたことを把握して、期待をしない。
(2)来るのか来ないのかハッキリしないのでモヤモヤする。
ほぼ来ないだろうとは判断しているが、いざ来られた時にどう対処すべきかと困る。
(3)相手の都合主義に合わせたくない。
腹立たしく感じ、断るならハッキリと断って欲しい。迷惑。
(4)薄情な人だと認識する。
誘った側を配慮できない、思いやりのない人だと思ってしまう。
【まとめ】便利な言葉には危うさもあるので注意して
どっぷりと関西に浸かっているいる人は別としても、行けたら行くという言い回しは、受け取る側に迷惑がかかる可能性がある言葉でしたね。
相手を気遣ってこそのニュアンスを含みますが、ありがた迷惑なケースが多くありそうです。
特に飲み会やあらかじめ行く人数を把握しておきたい場合など、幹事さんにとってははっきりとした返答をすべきだと思いました。
「無理。行けない」だと素っ気なさすぎますが、「今回はごめんね。また誘って下さい」なら、「行けたら行く」よりも、ずっとわかりやすく親切な言い回しになりますよね。
あなたの素敵なライフスタイルに花を添えられますように♪