何に対しても欲がないあの人の心理はどうなってるの?
時々、若者に限らず欲がない人が増えてきてはいませんか?
物に対する執着を捨てる「断捨離ブーム」がきっかけで「欲」に対する概念が少しずつ変化してきています。
さらに、数年前にはまったく性欲がない若者のことを「草食系」と呼んでみたり、まるでお坊さんのように世俗に対して欲がない若者を「悟り世代」などと呼ぶようになりました。
こういった若者をはじめとした、欲がない人の心理とはどんなものでしょうか。
さらに一口に「欲がない」という人も何に対する欲がないのかも含めて丁寧に解説いたします。
もともと欲がある(あった)のに、ストレスから何となく気分が晴れない、何もしたくないという風に変化してきている方は要注意。心理的に疲弊して心の病気になっている可能性も。
是非、欲がない人が周りにいる人はご一読ください!
■参考記事:「断捨離」とは?コチラも参照!
【特徴①】食欲がない
まずは、食欲がない人です。
「食べる」ということは生命を維持する事、つまり「生きること」です。
その生命力の根源である欲求が旺盛でない理由としては、2つの大きな原因があげられます。
まずは、心理的に非常に強いストレスがかかっていること。
自分でも気が付ないうちに心の底にストレスをためてしまって体力が落ちていたり、精神的にも前を向けない心理状況だったりすると食欲がなくなります。
さらに「食」に対しての恐怖概念を持っている場合もこのケースに当たります。
例えば「拒食症」などがそのケースです。
欲がないといっても「食欲」は心理的なストレスからくるパターンも多いので、近くに食欲がない人がいたら何か悩み事や苦しいことがあるのかと聞いてみてもよいかもしれません。
もともとに食が細い人や、ダイエットをしていて食欲がないわけではないが食べないように自制している人を除いて、食欲がない人にあげられるもう一つの原因は病気かもしれないということ。
ただ、重い病気もあれば軽い病気もありますので一概に決めつけることは出来ませんが、胃酸過多で人並みにご飯を食べると胃酸が逆流してきてしまう人なども軽い病気に該当します。
そういった重さは計ることはできませんが、何かしらの病気を抱えている為に食欲が薄い人もいるのです。
【特徴②】財欲がない
近年では若者に多い傾向なのがこの財欲がないということ。
お金を稼ぐためには一生懸命に脳と体を使って仕事をする必要があります。
しかし、近年の若者の中で「ライフワークバランス」を考えた結果「家庭や私生活、友人関係を犠牲にしてまでお金を持っていて何になる。」という考え方が広まり、生活に困らない範囲内で食事をして「普通」に生活をすること自体が幸せとなっているのです。
財欲がない人の心理としては、「お金を持っていることに興味が無い」というタイプの人と「お金自体やお金を持っている人は悪である。」と考える人。
または「お金は天国には持っていけないからあまり蓄えすぎても仕方がない(から違うことをしよう)」と考える人等がいます。
お金に対してネガティブな考え方もあればポジティブな考え方もあり千差万別ですが、財欲がない人はお金よりも大切な自分なりの何かを持っている人と言えるでしょう。
■参考記事:職場のゆとり世代とどう付き合う?コチラも参照!
【特徴③】色欲がない
近年、若者を「草食系」と呼ぶようになった出発点がこの「色欲がない若者」です。
異性と交際したいと思わない、異性と結婚したいと思わない。
恋愛自体が面倒、友人関係のほうがずっと楽と考える若者が増えたことが原因といわれています。
色欲がない人の心理的な特徴としては、恋愛でなくても人生を謳歌する手段が沢山あるからという理由が多いです。
恋愛をしたり、異性と特別な関係性を持って愛を育むことを幸せとせずに、むしろ自分の仕事や趣味、友人関係を充実させていくことが幸せと感じるタイプです。
こういった色欲がない人を彼氏や彼女として選んだ人は、付き合い方をしっかりと熟知しておかないと後々すれ違いが生じてしまう可能性もあります。