記事の目次
- 1.『損得勘定』ってみんなしてるよね?
- 2.「損得勘定」とは?
- 3.損得勘定する性格&心理的特徴7選!
- 4.【損得勘定する性格&心理的特徴】1.独自のルールがある
- 5.【損得勘定する性格&心理的特徴】2.人を信用できない
- 6.【損得勘定する性格&心理的特徴】3.見返りを求める
- 7.【損得勘定する性格&心理的特徴】4.出世意欲が強い
- 8.【損得勘定する性格&心理的特徴】5.要領がいい
- 9.【損得勘定する性格&心理的特徴】6.忍耐力がある
- 10.【損得勘定する性格&心理的特徴】7.見栄を張らない
- 11.損得勘定する心理の真実とは
- 12.【損得勘定の真実】1.損得勘定は感情で左右される
- 13.【損得勘定の真実】2.損をしないことが絶対条件
- 14.【損得勘定の真実】3.損をした時の方が心理ダメージが大きい
- 15.損得勘定する人の人間関係の築き方
- 16.【まとめ】損をしない人間関係の築き方とは
『損得勘定』ってみんなしてるよね?
損得勘定をすると損をする。このような言葉を耳にしたことがあると思います。
とは言え、多かれ少なかれ人は「欲」が行動の原動力な部分も大きいわけですから、「得したい」とか「損したくない」なんて、みんなそれなりに考えますよね。
けれども、損得勘定があからさまな人とは付き合い方を考えたくなるのも事実。度が過ぎる損得勘定は、人間関係を構築しにくいし、結果的に「損をする」ことも多そうです。
今回は損得勘定で動く人の性格と特徴について、詳しくまとめていきたいと思います。お付き合いよろしくお願いしますね♪
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「損得勘定」とは?
損得勘定という言葉を辞書で引いてみると、
「自分にとって損か得かを打算的に判断する様子。利害の有無を視野に入れて物事を考えること」
などというような意味合いが書かれていました。
世間一般ではどうなのかは別として、自分にとっての「損をする」とか「得をする」という基準を設けて物事を判断することを、「損得勘定」と表すのですね。
そういう意味合いで言うのならば、誰だって多少は損得勘定して生きているのではないかと思うのですが、どうでしょう?
損得勘定のあやふや感が半端ない!
私なんて損得勘定の塊りかもしれません。だけど、私の損得勘定の基準が曖昧なのもすごく気になるんです。
例えば、「A店で買ったミカン。同じブランドのものがB店ではセールをしていて30円安く売っていたらしい」。そう聞いたら、一日中なんだか気分が悪くなってしまいます。たかが30円のことなのに…。
逆に、「30円あげるから、スーパーでミカン買ってきて」と言われても、多分行きませんけどね。30円得するっていうのに…。損得勘定って、一体何なんだろうと不思議に思えてきました。
というわけで、
(1)損得勘定な人の性格や心理的特徴
(2)損得勘定の心理とメカニズム
(3)損得勘定な人の人間関係の築き方
(4)損をしない人間関係の築き方について
と、こんな感じでまとめていきたいと思います!
損得勘定する性格&心理的特徴7選!
「目先の損得勘定で損をする」とか「安物買いの銭失い」なんてことわざは、それらのほとんどが、「目の前にある損と得だけに心を奪われないで」という勧告をしてくれていますよね。
損得勘定をする人の性格や心理的な特徴、そして人との付き合い方とはどんなものがあるのでしょうか。損得勘定を続けていると損をするかどうかを、予測しながらこの先を読んでもらえると嬉しいです♪
【損得勘定する性格&心理的特徴】1.独自のルールがある
損得勘定の基準は、その人自身の価値観に基づいてルールがあるようですね。なにを「得」と思い、なにを「損」と考えるかによって、損得勘定の基準に明確な違いが現れます。
損得勘定をする人で、自分の好きなモノに対しては惜しまないけれど、そうではないモノに対してはお金を一切出したくないという人もいます。また、割り勘分はちゃんと支払うけれど、「奢り分」とか「差額」に対しては出し渋るという人もいる。
だからといって、一般的な「ケチ」とは違い、お金を出すのが嫌なわけではなく、「損」をするのが嫌なんですね。「得」だと感じられるのならば、お金も時間も使う。けれど、「損」と感じるものにはお金も時間も使いたくない。
そして、その損得の基準は人それぞれなわけですが、損をしたくないという気持ちが強いと、手に入れたことがわかりやすい物質的なものに対する執着が強くなりがち。精神面を満たすための投資に対しては、「得した感」が曖昧になることが多いため、無駄だと判断する傾向が強いのでしょう。
【損得勘定する性格&心理的特徴】2.人を信用できない
損得勘定をする人の心理には「人を信用できない」という特徴があります。信じられるのは「お金」だけ。そう豪語する人の内心には、傷ついた経験や、裏切られた傷跡がたくさんあるのかもしれません。
人から与えられる「愛情」を信じられないので、どうしても物質にこだわりを持ちやすくなります。約束をしても守ってもらえる保証が得られないため、人との関わりをあまり持ちたくないと考えがちになります。
こうなると人間関係を築くのに不具合が生じ、仕事にも影響がでることもあるでしょう。「人のため」の行動を「損」だと認識してしまう人は、他人から援助を貰える可能性も少なくなってしまいます。そういう意味においては、結局のところ大きな損をしてしまうかもしれませんね。
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【損得勘定する性格&心理的特徴】3.見返りを求める
損得勘定をする性格の人は、何事にも「見返り」を求める傾向があります。人間関係とはお互い支え合って上手く機能するものですが、損得勘定をする人にとっては、「してもらう」ことは当たり前の権利であり、「してあげる」ことには見返りが必要だと感じてしまいます。
大きな視野で判断すれば、支えてもらっていることを理解できるはずなのに、損得勘定をする人は目先の行動でしか判断をしません。「自分ばかり仕事をしている」と思いがちになり、損をしていると勘違いしてしまうのです。
損得勘定をする人は、「してもらったこと」に対する記憶は曖昧で覚えていないケースが多いですが、「してあげたこと」に対する記憶はずっと覚えていたりしますよね。「してあげた」と思っている行為も、実は「お返し」をしているに過ぎないかもしれません。
見返りが無かったと嘆く人もいますが、直接の「お返し」が無かったとしても、巡り巡って返ってくることを知る必要があるでしょう。
【損得勘定する性格&心理的特徴】4.出世意欲が強い
損得勘定をする人の性格として、出世意欲が強かったり、ランクアップすることばかりを優先する特徴があります。仕事関係での人の付き合い方でもそれは明確で、「自分の出世に繋がるか否か」で、付き合い方を判断することも多いです。
同僚が仕事に関して上手くいかずアドバイスを求めたとしても、自分の得にはならないのでスルー。上司や自分の出世に繋がると判断した相手のお願いは積極的に聞き入れる。こんな感じでは人間関係が上手く行くとは考えにくいですね。
上昇志向が高いことや、出世意欲が強いのが悪いという意味ではなく、自分のルールだけで付き合い方に差をつけたり、ないがしろにすることは、得が無いという意味になります。損をしたくないばかりに意識が行き過ぎると、結果として得に繋がらないという典型的な例ですね。
【損得勘定する性格&心理的特徴】5.要領がいい
仕事上での人間関係でのお話をもう一つ。損得勘定をする人の多くは要領がいいという特徴がみられます。
つまり、自分にとってのメリットを優先して、面倒な作業はなるべくやらないように立ち回るのです。「自分がやる必要がない」という意味合いの説明を延々とし、同僚や部下を辟易させることもあるでしょう。それで相手が面倒な仕事をやってくれれば、自分としては得した気分になれます。
そして、「目立つ仕事」や「出世に繋がる華々しい業績」などには目がありません。同僚を押しのけてでも自分が結果を出そうと躍起になります。損得勘定の要領の良さがひどくなると、人がこなした仕事をさも自分がやったように見せることすらあります。
これでは、人の信用を勝ち取ることは難しいですし、ボロを出さないまま上司の機嫌を取り続けるのも大変な作業になるでしょうね。損をしているか得をしているかは、一目瞭然かと思いますが、どうでしょう。
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【損得勘定する性格&心理的特徴】6.忍耐力がある
忍耐力があるというのも、損得勘定をする人の特徴のひとつ。自分のルールに従って行動し、「得になる」機会をジッとうかがうことができます。
普通の人なら、「この辺で手を打とう」と思い妥協する場面でも、損得勘定をする人なら「まだここは待ちの時」だと、忍耐強く待ち続けられるのです。仕事上でも、「自分の得になる」作業では忍耐強く、コツコツ頑張れます。
ある意味において誰よりも我慢強く、一生懸命に作業ができる性格をしています。お客様からのクレームも、「得になる」と判断すれば真摯な態度で応対できますし、嫌いな上司であってもそんな素振りをみせない付き合い方ができるでしょう。
損得勘定をする人は、セールに強い⁈
また、損得勘定をする人は、セール品を購入するのが上手いという特徴もあります。
欲しいブランド品があっても定価では買いません。セールが来る日を忍耐強く待ち続けます。結局、セールにならなかったとしても、「それならそれでよし」と、諦めがつくのも潔ささえ感じますね。
損得勘定をする人は、「損をしない」ことを重点的に考えがちなので、欲しいものが手に入らなかったとしても、「損していない」現状があれば、ある意味満足できる心理を持っています。
【損得勘定する性格&心理的特徴】7.見栄を張らない
損得勘定をする人は、見栄を張るタイプではないと言い切ることができます。周囲の人が自分をどういう風に見ていたとしても、お構いなしなんですね。
良い意味で自分を余計に着飾ることもしないし、自分に必要のないものはハッキリと「NO」と言うことができます。そういう意味でいうと、損得勘定をする人はとても素直であると言えるでしょう。
また、損得勘定をする人の多くは、仕事をする上でも合理的で無駄がありません。自分を優先的に考える傾向はありますが、だからといって人との付き合い方をどうでもよいと考えているばかりでもなく、ある程度の妥協や譲歩する気持ちを持っていることもあるでしょう。
つい見返りを期待する気持ちもありますが、「損をしないのならそれでもかまわない」と割り切れる人もいます。
損得勘定する心理の真実とは
損得勘定をする性格や特徴についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
明らかに損をしそうだと思えるものから、意外に損得勘定することは悪い意味ばかりではないと思える部分もありました。損得勘定には、こんな真実が隠されていたんですね。
これからは、損得勘定のメカニズム、心理の真実について解説していきます。
【損得勘定の真実】1.損得勘定は感情で左右される
損得勘定の多くは、実質の価値よりも「お得感」という感情が大きい方が価値があるように感じるというもの。
例えば、200万円のものが199万円に値下げされるよりも、2万円のものが半額になる方がお得な気がしませんか?
実質はどちらも1万円の得なのに、半額の値引きの方が得した気分になれる。物の価値と損得の感情は、直線上では結び付かないという意味になりますね。
【損得勘定の真実】2.損をしないことが絶対条件
仕事上でも人間関係でも同じで、損得勘定をする時には、「絶対損はしたくない」という心理が働きます。
利益が少ししかなくても、実質、損をしないのならそちらの方が「お得」な気がする。利益は確実に確保したい気持ちがあり、損失は少しでも被りたくないのは、ある意味当たり前の心理ですが、損得勘定が強くなるとこの傾向が強くなります。
「出資した限り利益は必ず出してもらおうと躍起になるが、出資金については少しでも値切ろうとする」といった行為も、損得勘定からでた行動であると言えそうですね。
【損得勘定の真実】3.損をした時の方が心理ダメージが大きい
「感情で左右する」という意味と、「損をしないのが絶対条件」という意味を合わせた意味合いになりますが、人は得をした時よりも、損をした方が心理的影響が大きくなるという現象があります。
例えば、ある自販機で110円でジュースを買って、ふと隣の自販機を見ると同じものが100円で売っていたとしたら、かなり損した気分になります。だからと言って110円のジュースが10円安くなっていたからと言って、絶対に買うかと言われれば、そうとも限らないわけです。
損得勘定と呼ばれるものは、得をしたことで感じる嬉しさよりも、損をしたことで感じるショックの方が大きく感じるという心理があるのですね。
損得勘定する人の人間関係の築き方
損得勘定を持つ時の心理を理解しつつ、損得勘定をする人の人間関係の築き方をみていきましょう。
損得で物事の優先順位をつけてしまうとどうしても人との付き合い方はいびつなものになりがちですよね。仕事上でもうまく立ち回っているつもりでも、実は疎まれる存在になっている可能性もあります。
損得勘定をしがちな節があると自覚する人は、自分の人間関係の築き方を改めて確認してみることも大切な意味を持ちますよ。
他人を「将棋の駒」のように扱いがち
損得勘定をしながら人と付き合うと、常に「この人はメリットがあるか」とか「どの場面で役に立ってもらうか」という思考になりがちになりますよね。
自分にとってメリットがある内は親切にし大切に扱いますが、役に立たないとわかったとたんに無下にしたり、「どうして役に立ってくれないのか」と、理不尽に怒りをぶつけてしまうかもしれません。これはもう、正常な付き合い方ではないです。
自分の思う通りに人が動いてくれないことに癇癪を起すのは、損得勘定する付き合い方をしている可能性があります。そのような付き合い方は、本来の人間関係とは異質のものになりますし、本当の意味で得をする付き合い方でもありません。
得ばかりを優先すると怠慢になる
自分が楽をする、得するような立ち回りばかりを優先していると、人はどんどん堕落した生活を送るようになってしまいます。
誰かが自分の世話を焼いてくれている間は機能しますが、それも永遠そのような関係が続くとも限りません。
自分のことは最低限できるようになっていないと、誰も傍へは近寄ってくれなくなるでしょう。得ばかりを選んでいるつもりが、人間関係を壊す行動しか取っていなかったということにもなりかねませんよね。
消極的な人間になる
損得勘定をしながら人間関係を保とうとすると、どうしても「人に何かしてもらおう」という気持ちが強くなります。それはつまり、自分からは何も発生させないという生き方に・・・。
このスタンスを続けると、人は積極性を失い、消極的な行動しかとれなくなってしまいます。幸せになりたいと願いつつ、人に幸せを運んでもらおうとジッと待つしか選択肢がなくなるんですね。
ですが、周囲の人だって何も発生させない人へ得をわざわざ運んでくれないものです。妬み事を言っても、恨み言を言っても、人は思い通りには動いてくれません。
自分からの行動を「損」と捉えてしまうと、負のループに迷い込む可能性が高まりますので、人との付き合い方として注意したいところですね。
【まとめ】損をしない人間関係の築き方とは
損得勘定のすべてを否定するものではありません。ですが、度の過ぎる損得勘定や、損得の基準が極端な場合、人間関係がうまく機能しなくなったり、結果的に損ばかりしなくてはならなくなります。では、そうならないためにどうすればよいのでしょうか。
まず、人との付き合い方は、持ちつ持たれつが基本にあります。ちょっとした親切をすると、その時は見返りがなかったとしても、別の誰かが親切を返してくれる。これは実際に経験してみると納得が行くはずなので、まずは人に対して見返りを求めない行動をしてみましょう。
それともう一つは、損得勘定をする時は、視野を広く持つこと。自分が感じる幸せを「得」とみなせるようになりましょう。そのためには、目先の得だけに心を奪われないで、未来の自分が幸せになれるかをフォーカスすることが重要です。
金銭的な得だけを優先してしまうと、信用を失ったり時間が無駄になってしまうケースもありますよね。人はお金や物だけで幸せになるのではありませんから、総合的に幸せになれる損得の基準を設けるようにしましょう。あなたの素敵な人生を応援しています♪