慢性的な寝不足は思考力をにぶらせて神経を過敏にします。また寝不足は体力の低下を招きますので、二人目の赤ちゃんの妊娠を希望するときの妨げになることもあります。
産後2年近くたっても生理が来る兆候がいっこうにない場合は、自分の生活のリズムを一度ゆっくり振り返ってみてはいかがでしょうか?
産後に生理がこない原因(4)まだ母乳を与えている
産後に生理がこない原因の4つめは、生まれた赤ちゃんにまだ母乳を与えているかどうかということも大きく影響します。
皆さんもご存知の通り、女性の体は毎月の排卵の時期になると受精卵を迎え入れるための準備を始めます。子宮の内膜をふわふわの状態にし、受精卵が育ちやすい環境を整えていきます。しかし受精卵が作られなかった場合はその準備したものを一度体の外へ排出しなければなりません。これがいわゆる毎月繰り返される生理といわれる現象です。
そのため受精卵が作られた場合は準備したものが外へ排出されることなくそのまま使い続けていくことになりますので、妊娠中は生理は止まることになります。
そして迎えた産後に、赤ちゃんに母乳を与えるために体内ではプロラクチンというホルモンが分泌されることになります。
このプロラクチンは女性の体内で母乳を生成する働きがある一方で、排卵を抑えてしまう働きも備えています。産後に排卵が起きなければ当然生理も再開しません。
まだ母乳を必要としている赤ちゃんがいるのに新たな二人目の赤ちゃんができてしまわないようにという、女性の体の驚くべきメカニズムが働いているのです。
1年以内や2年以内に二人目の赤ちゃんの妊娠を希望しているような場合は、赤ちゃんの卒乳や断乳の時期にも気を付けましょう。
産後に生理がこない原因(5)偏った食生活をしている
産後に生理がこない原因の5つめは、偏った食生活をしていることです。
赤ちゃんのお世話に忙しいからといって食事を抜いてしまったりインスタント食品や冷凍食品ばかり食べていると、女性の体はホルモンが正常に働かず産後の生理がこないという事態を招いてしまいます。
妊娠中に太ってしまったから痩せたいと考えている場合でも、偏った食生活をするのは厳禁です。
産後に無理なダイエットをしてしまうと、母乳が出なくなってしまって赤ちゃんにツライ思いをさせてしまったり、また免疫力が落ちて病気になりやすくなってしまう可能性もあります。
せっかく妊娠前のプロポーションを取り戻しても、病気になってしまったり生理が再開する兆候がなければ健康的であるとはいえません。赤ちゃんの前でいつも笑顔でいるためには、食事はしっかりと食べるようにしましょう。
産後に生理がこない原因(6)疲労が溜まっている
産後に生理がこない原因の6つめは、疲労が溜まっていることが原因になることもあります。
小さな子供がいるお母さんはなかなかゆっくりと体を休めることはできません。専業主婦の女性でも掃除や洗濯、食事の準備や赤ちゃんのお世話など、朝から晩まで忙しく動き回っている人も多いことでしょう。
疲労がたまると気力がなくなります。赤ちゃんをしっかり育てていこうという前向きな気持ちや、二人目や三人目の赤ちゃんが欲しいという希望なども持てなくなってしまう場合もあります。
赤ちゃんのお世話や家事で疲労がたまってしまう時は、家族や行政の子供預かりサービスなどを利用してしっかりと休養を取るようにしましょう。
産後に生理がこない原因(5)妊娠している
産後に生理がこない原因の5つめは、驚くべきことに次の妊娠をしているかもしれないということです。
生理も来ていないのに妊娠することがあるのかと不思議に思ってしまいますが、実はたまたま排卵が起こった時期に夫婦の営みがあると、生理がこないまま妊娠することは十分考えられることなのです。