【蓮】の漢字について
子供の名前をつけるときに意識しておきたいのが漢字の意味や由来です。子供につける名前の漢字にはどういった意味があるのかを把握しておけば、名づけをする場合に役立つのではないでしょうか。
蓮の意味や由来、読み方などについてご紹介します。子供の名前として見かけることも多い蓮ですが、どのような意味を持っているのかチェックしていきましょう。
読み方
蓮は、音読みの場合「レン」、訓読みのときに「ハチ」「ハチス」という読み方ができます。名前に取り入れるときは組み合わせる漢字によっていろいろな読み方も考えられるので、その点も意識しながら選んでみてはいかがですか。
響きがきれいな名前は、それだけで周囲の人を惹きつけられそうです。素敵な名前がつけられるように読み方にこだわってみてください。
画数
名前をつけるときは画数に注目するのもポイント。姓名判断によって良い画数と悪い画数があるので、なるべく良い画数になるようにしましょう。良い画数を持った名前であればこれから人生を歩み出す子供にぴったりと言えます。
蓮の画数は13です。13は、画数の中でも吉に当たる画数なので子供の名前につけるのにぴったり。多くの人から好かれ、リーダー的な存在になる場合が多いとされています。蓮は一文字で名前に使うことも多いので、13という画数はとても良いと考えられるのではないでしょうか。
由来
蓮は、植物の蓮(ハス)を表す言葉です。蓮は連なりながら多くの実をつけるのが特徴。「連(なる)」という漢字と草冠を組み合わせることで「蓮」という漢字が誕生しました。
中国では「レン」という読み方がされていましたが、蓮が日本に渡って来たときに「ハス」という独自の呼び方をするようになります。また、蓮から出てくる実が蜂の巣のように見えることから「蜂の巣=ハチス」と呼ばれるようになりました。
このようにして蓮は日本でもお馴染みの漢字となっていきます。近年では子供の名前として使う漢字としても人気です。
意味
お寺に行くと池に蓮の花が咲いている様子を見ることが多いのではないでしょうか。蓮は仏教を象徴する植物として知られています。泥のある池の中でも美しい花を咲かせることから蓮の姿は仏教の教えに重なると言えるでしょう。
仏教における「苦しみを抜けた先に幸せがある」という教えを想起させることから、蓮は清らかで汚れることのない象徴として見られるようになりました。こうしたことから蓮は植物の名前を表すだけでなく「清らか」「清純」といった意味も持っています。
イメージ
仏教の象徴であることから蓮には神聖なイメージがあります。何にも犯されることのない清らかさを持ち、美しさを保てる姿を想起させることが多いのではないでしょうか。たとえ泥のように汚れた場所でも清純さを持てる強さも感じさせます。
蓮の花言葉には「清らかな心」「清純」といったものがあります。人は生きていく上でいろいろなことがあるので、蓮のように清らかな心を持ち続けることはとても大切。そういった意味で子供の名前に蓮をつける人も多いのではないでしょうか。
また蓮は夏に花を咲かせる植物なので夏のイメージもあります。夏生まれの子供の名前に取り入れるのも良いかもしれません。
【蓮】に込められる想いとは
子供に名前をつけるとき、そこに親の気持ちを込めるパターンも多いはずです。蓮にはどういった想いを込められるのかをチェックしていきましょう。
困難にも立ち向かう強さをもってほしい
蓮は泥の中でも美しい花を咲かせるられる植物です。そのことから人生において困難なことが起きても立ち向かえるような強さを持ってほしいという気持ちを込められるのではないでしょうか。
どんなに辛いことがあったとしても立ち向かえる強さを備えることは生きていく上でとても大切なことです。そういった強さを持った子になってくれるように願ってみましょう。
他人に左右されない清らかな心を持ってほしい
清らかな心をイメージさせる蓮だからこそ込められる想いです。どんなに汚い泥であってもそこで清らかな花を咲かせる蓮のように、周囲に惑わされず純粋な心を持ち続けてほしいという気持ちを込めてみてはいかがですか。
生きていると他人の意見に左右されてしまうことも多いかもしれませんが、清らかな心と信念を持つことが重要です。清らかな心を持ちつつ強い信念を保てるような人になれるように名づけてみましょう。