イタリアのトリノ名物として有名なお菓子で、チョコレート風味のココアプリンです。アーモンドプードルを使ったアマレッティというビスケットや、マカロンを砕いて加えるのが特徴です。ビターな味付けが多く、大人なデザートとして知られています。
アマレッティ:「少し苦い」を意味するイタリアの伝統菓子
イタリア語で「少し苦い」という意味の「アマレッティ」は、その名の通り本場ではスイート種だけでなくビター種のアーモンドを入れて作られます。メレンゲ菓子の一種で、通常のクッキーよりも軽い口当たり。
バターやマーガリンは使用せず、小麦粉の代わりにアーモンドプードルを使用するのが特徴。さらに柔らかい「バーチ・ディ・ダーマ」というお菓子もあります。
ガトー・バスク:北バスク発祥のお菓子
「バスクチーズケーキ」でも有名な、フランス領バスクラブール地方発祥のお菓子です。厚めにのばしたアーモンド入りクッキー生地に、カスタードクリームやサクランボのジャムを挟んで焼き上げたもの。
本場では、この地方の特産品のダークチェリー「スリーズ・ノワール」を入れ、表面にローブリューと呼ばれる飾りをつけて焼き上げられます。素朴で美味しい味わいです。
スフォッリャテッラ:「ひだを何枚も重ねた」を意味するイタリアの焼き菓子
[イタリアの美味しいドルチェ]スフォッリャテッラ
— okinawa_seki (@okinawa_seki) December 8, 2017
ナポリを代表するドルチェ。イタリア語で「ひだを何枚も重ねた」という意味で、元はアマルフィ海岸の修道院で誕生したもの。失敗作から生まれたというものですが、外はサクサクの生地、中はクリームがたっぷりつまっています。 pic.twitter.com/fBDvPdjcjy
イタリア、ナポリ地方の名物の焼き菓子で、「ひだを何枚も重ねた」という意味の名前のお菓子です。アマルフィ地方の「リマの聖ローサ修道院」が発祥だと言われており、誕生は17世紀だという説があります。
貝殻をかたどった何層にもなったパイ状の生地の中に、カスタードクリームやアーモンドクリームを入れて焼き上げます。「ババ」と並んでナポリの二大絶品ドルチェと言われています。
パンドーロ:「黄金のパン」が由来のイタリアのお菓子
玉子による黄金色で、バニラの香りのするパンのようなお菓子です。イタリアのヴェローナの手土産として知られ、クリスマスに親しまれています。
元となったものの発祥は古代ローマだと言われており、現代につながるレシピのものは13世紀にイタリアの貴族に出されていた「pane de oro(黄金のパン)」なのだとか。レシピの工程が多く、作るのが大変だと言われています。
いのこもち / げんちょもち:猪の子供の形の和菓子
亥の子に際して作られるおもちです。色や模様を猪の子に似せて付けたものや、猪の姿の焼印を押したものなど様々で、地方によっては単に紅白の餅であることもあります。形や色のほか、材料も決まっていません。
別名「厳重(げんじゅう)」とも呼ばれ、亥の子(旧暦10月(亥の月)の亥の日)の亥の刻(午後10時ごろ)に食べられます。
きみしぐれ:時雨に見立てた和菓子
蒸した時に表面にできる亀裂が、時雨る時の空の様子に似ていることから名付けられたお菓子です。餡に卵黄を混ぜるため、「黄身しぐれ」と言います。
通常はこし餡を入れますが、中身は他の場合もあり、生地の割れ目から緑の餡が覗き、芽吹く草木を思わせる春らしい様子から、春には抹茶が人気のようです。