「白和え」というものは白い豆腐や白ごまなども使用した和え衣が、白い衣を羽織ったような様子であることが由来となった料理名です。甘い味付けが特徴的な料理となっています。
具材としてはご紹介している椎茸以外にも茹でた野菜やこんにゃくなどを使ってみることもおすすめな料理となっています。
金目鯛と近江蕪の唐墨和え(きんめだいとおうみかぶのからすみあえ)
「蕪」と書いて「カブ」と読みます。蕪は全国各地において伝統的な野菜として育てられていますが、その中でも「近江蕪」と言われる蕪を使用した料理となっています。
「唐墨」というものはボラなどの卵巣を塩漬けしたものを、塩漬け後に塩を抜き天日干ししたものを指しています。そんな蕪と唐墨、そして金目鯛を和えた料理として和食においても一品の料理とされています。
海鼠と海鼠腸の共和え(なまことこのわたのともあえ)
「海鼠」とは「ナマコ」と読み、「海鼠腸」と書いて「このわた」と読みます。ナマコに関してはご存知の方も多いかと思います。このわたとはナマコの内臓の塩辛のことを指した料理名となっています。
そんなナマコとナマコの内臓の塩辛であるこのわたという同じ食材から作られた材料を和えることから共和えという言葉が付いています。
難しい名前の料理名【イタリアン編】
続いてご紹介するのがイタリアンです。大事なデートや大切な記念日などにはちょっと背伸びをしてイタリアンを楽しむなんてことがあることと思います。しかし、いざイタリアンレストランなどに訪れると、よくわからないカタカナがメニュー表に並んでいますよね。
味どころかその料理のビジュアルすらも想像できないような料理名が多くあることと思います。そんなイタリアン料理の中で、名前の難しい料理をいくつかご紹介していきます。
アクアパッツァ
アクアパッツァとは水やトマト、白ワインなどといったもので魚を煮込んだスープ料理のことであり、ブイヨンなどのだし汁を使用しないことが特徴的な料理です。
料理名の「アクア」が「水」を意味し、「パッツァ」は「奇妙な・狂った・暴れる」といった意味を持ちます。これは料理の際に油に水を入れると暴れるように水が跳ねることが由来となっています。
アッチューガ
「アッチューガ」とは「アンチョビ」のフランス語であり、アンチョビとはカタクチイワシの内臓を取り除いたものを食塩や香辛料、オリーブオイルなどにつけた食材を指しています。渦巻状の形やフィレ状のもの、缶詰でオイル漬けのものなどが販売されています。
アマトリチャーナ
「アマトリチャーナ」とはパスタソースの一種であり、玉ねぎ、パンチェッタ、チーズを使用したパスタソースとなっています。ベースがトマトとなっており、お肉の旨みが混ざりあい、トマトの酸味とのバランスが絶妙なソースとなっています。
アンティパスト
「アンティパスト」には「食事の前」といった意味があり、コースなどでは初めに出される料理とされています。
伝統的なレシピとしては肉、オリーブ、トウガラシ、キノコ、アンチョビ、アーティチョークの芯、様々なチーズの塩漬け、肉や野菜の酢漬けやオイル漬けが使用されています。
オルトラーナ
「オルトラーナ」のはイタリア語で「菜園風」といった意味があります。旬の野菜などをのせて焼いたピザなどの名称として用いられることがあります。様々な食感の野菜がまろやかなコクを作り出しているピザとして人気となっています。