患者さんの介添
小児専門のため、患者さんは生後から12歳までです。
病院を怖がり泣いてしまうお子さんは多数います。
保育士はもちろん医療行為は出来ませんが、こども達の不安な気持ちに寄り添い、少しでも笑顔になってもらうように努めます。一番は「受付のお姉さん」が笑顔で迎え入れることが大切です。
受付保育士は常に笑顔で、「ここは楽しい場所」だと思ってもらえる様に、声を掛けたり、絵本や玩具を渡したりと働きかけます。
また、治療中に暴れてしまった時には危険なため、足を軽く押さえ励ます言葉をかけます。
イベントでの患者さんの対応、壁新聞の作成
小児歯科ではイベント等がある医院もあります。
イベント内容は、こども達を集めて、歯磨き指導や歯の健康に関する紙芝居の読み聞かせなどです。受付保育士は読み聞かせなどを行います。
定期的に待合室に壁新聞を掲示する歯医院もあります。
仕事内容3:歯科医院の環境整備・来客対応
毎朝、歯科医院周りと医院内の清掃からはじまり、診療時間中にも定期的に待合室を見回ります。特に小児歯科はトイレが水浸しになることも多いので、こまめに見回り、その都度清掃をします。
歯科医院には業者さん等、お客様も多数訪れます。
忙しい時間帯など問わず来られるので、業者さんのお名前等は覚えておき、迅速に対応します。
仕事内容4:器具の準備・洗浄・滅菌処理
小児歯科は1日多くて100人以上の患者さんが訪れる歯科医院もあります。
診療を手際よく行うため、受付保育士は衛生士の補佐業務の仕事も行います。補佐といっても難しい業務ではありません。治療で使用する器具の準備や、治療で使用した器具の洗浄・滅菌処理などです。
歯科受付の1日のスケジュールは?
歯科受付の業務は多数あるので、1日があっという間に過ぎていきます。
特に小児歯科はにぎやかな時間帯が多く、時間に追われる毎日です。
ここでは小児歯科受付の1日の主なスケジュールをお伝えします。
小児歯科には数名の受付保育士がいるため、以下の業務を数名で分担して行います。
朝は医院周り・医院内の清掃から
駐車場、医院前の道路、医院内を丁寧に清掃します。スリッパ・ソファは毎日除菌します。
ぬいぐるみや玩具は定期的に選択や除菌シートで拭き、清潔に保ちます。
また、観葉植物の水やりなども大切な仕事です。
午前の診察
平日の午前中は主に乳幼児が訪れます。
比較的ゆっくりした環境の中、仕事に取り組める時間帯です。
休憩
休憩室でお昼休憩を取ります。
病院の休憩時間は長いイメージがあると思いますが、診察準備などに仕事を含めると、実質1時間です。
午後の診察
幼稚園児や小学生が多く訪れる時間帯です。
待ち時間が長い患者さんがいないか等をこまめに確認をしながら、受付業務を行います。