なぜ物に当たるの?心理を解説
よく物に当たる人が近くにいますか?つい物に当たってしまったということも多いようですが、行為には心理や原因がついて回るものです。
彼女や妻がいる前で彼氏や夫が物に当たるというのはそれだけでDVにあたります。DVというと身体的な暴力を思い浮かべるかもしれませんが、相手を脅したり相手に恐怖感を抱かせたりなど精神的に自由を奪う行為もDVなのです。
今回は物に当たる人の心理や特徴、対処法をご紹介しますので参考にしてみてください。まずは、なぜ物に当たるのか、その心理をご紹介します。
ストレスを解消したい
まず一番ありがちな心理としてストレスを解消したいということが挙げられるでしょう。物に怒りをぶつけることで仕事などで溜まった鬱憤を晴らそうとするのです。
社会人になるとなかなかスポーツなどをする機会もなく、ストレスを昇華することも難しいですよね。だからといって手近なものに怒りをぶつけていい理由にはなりませんが、つい物に当たってしまう人は多いようです。
怒っていることを表現したい
次に、怒っていることを表現したいために物に当たるという人も少なくありません。
物に当たることで今自分は不機嫌であるということを相手に伝えたり、怒りを表現することで相手を黙らせたり従わせたりしたいという心理があります。怒っていることで相手より優位に立とうとする人はクレーマーの例を考えると少なくないことがわかるでしょう。
相手を間接的に怖がらせたい
時折、相手を間接的に怖がらせたいという心理を持つ人も見られます。
殴ったり蹴ったりなど暴力を振るいたい欲求を物を使って間接的に満たそうとするようです。加害衝動は多くの人にあるものかもしれませんがそれを抑えられないと犯罪に繋がりかねません。
直接危害を加えていなくても、怖がらせたいという考えがあればそれは立派な加害になりますよね。被害を受けている側からすると目の前でシャドウボクシングされているようなものでしょう。直接痛めつけられなくても恐怖を感じます。
また、相手を間接的に怖がらせたいという感情は相手を支配したいという感情にも繋がることがあり、身体的DVに発展してしまう可能性のある心理でしょう。
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物に当たる人の特徴
物に当たる人は加えて身体的に暴力を振るうこともあります。物に当たる旦那や彼氏からの暴力に悩んでいるという女性もいるのではないでしょうか?
まずは物に当たる人の特徴を確認してみましょう。どのような原因があって人をそのような行為に走らせるのでしょうか。
①プライドが高い
物に当たる人の特徴として、まず、プライドが高いということが挙げられます。
プライドが高いと弱い一面を他人に見せることが難しいので、不満や鬱憤が溜まっていき、その感情が物にぶつけられてしまうようです。
また、プライドが高いとなかなか自分の誤りを認められないので、頑なになり続けている内にストレスが溜まってしまうということもあるようです。
②ストレスをためやすい
ストレスをためやすいということも特徴として挙げられます。
ストレス社会の中で、特に職場で中間管理職のポジションにいるとなにかとストレスがたまることも多いでしょう。その中でも、なかなか不満を出せず、愚痴や悩みを他人にうまく聞いてもらえない性格の人はストレスを抱え込んでしまいがちです。
行き場のないストレスが物相手に爆発することも少なくなさそう。
③言葉にするのが苦手
物に当たるという人は、自分が思っていることや感じていること、言いたいと思っていることを上手く言葉に出来ないという特徴もあります。
自分が思っていることが上手く言葉に出来ない、上手く伝わらないという経験をしたことのある人はいるかもしれませんが、同様にうまく怒りを表現・発散できず物に当たることで怒りを表現する人もいるようです。