これは先ほどご紹介した、自分の気持ちを上手く言葉にすることができないという特徴にも繋がる特徴ですが、気持ちの整理がつかないというのも物に当たる人の特徴として挙げることができます。
自分の気持ちを整理出来ない人は、自分でも自分がどうしたいのかが分からない、何を伝えたいのかが分からないといった調子で、常に頭の中が混乱状態にあるようです。そうすると、怒りをどうやって処理すればよいかわからず、物に当たることで解消することもあるでしょう。
⑤心の病気を患っている
物に当たる人の中には、心の病気を患っている人もいる場合があります。
心の病気というのは様々にありますので一概に物に当たる人の病気はこれだということは言えませんが、考えられる病気の一つに「パーソナリティ障害」という病気があります。このパーソナリティ障害というのは、平均感覚や考え方など、その人の内面的な部分が人とは少しずれているという病気なのですね。
少しでも病気が気になれば病院で専門医に相談することをお勧めします。
◆関連記事:心の病気だとこのような症状も現れるかも。
物に当たる人への対処法
では物に当たる人にはどのように対応すればよいのでしょうか。
繰り返しますが、物に当たるというのはそれだけでDVになります。そういった人の中には物に当たるだけでなく直接身体的暴力を振るってくる人もいますので、対応は難しいですし、慎重にしなければならないでしょう。
彼氏や夫が物に当たる人だった場合についても併せて対処法をご紹介します。
①物に当たっても生産性がないことを本人が理解する
「物に当たっても怒りは収まらないし周りの心象も悪い」ことを本人が理解することが根本的な解決にもなりますのでおすすめです。
ストレスを物にぶつけてもストレスは解消しないという研究もあるようですし、まずは本人がそのことを理解できるとよいですね。
また、怒りを物に当てることで表現しても周囲にはなかなかなぜ怒っているのかなどが伝わらず、根本的な解決にはならないということも理解したほうがよさそうです。
もし、物に当たることで不満を他人にぶつけたり他人を従わせようとしたりと本人の認識が誤っているのであれば、その認識を改めることで物に当たらなくなるでしょう。
とはいえ、物に当たる彼氏や夫が身体的に暴力を振るってくる場合、話し合いが難しいのでこの方法を実践するのは難しいでしょう。
②第三者に相談する
根本的な解決も必要ですが、まずはその場を治めたいという場合もありますよね。相手が身体的に暴力を振るってきているのであれば尚更そうでしょう。
そういったときは第三者を呼んだり相談したりしてみてはいかがでしょうか。
特に夫婦や恋人だと、親しい間柄に甘えて感情的になっているのかもしれません。また新たな他人が登場することによって物に当たっている本人が冷静になれることもあるでしょう。
また、物に当たるという行為自体に生産性がないと本人が理解していても物に当たってしまうことはあるかもしれません。そうなると本人が感情をコントロールできていないということですので、職場などで高負荷の環境にいないか、病気ではないかなどを第三者、もっと言えば専門家に相談してみてください。解決の糸口が見つかるかもしれませんよ。
物に当たる彼氏と付き合っていて、それが改善されないようであれば別れることも視野にいれたほうがよいかもしれません。物に当たる夫の場合も同様に離婚を考えてみたほうがよいでしょう。
物に当たる人とは距離を置こう
いかがでしたか。物に当たる人やDVをする人について少しでも理解することはできましたか。
このような行動を繰り返す人たちは、そうすることが当たり前だと感じている可能性があり、問題は根深いです。なかなかひとりで対処するのも難しいでしょう。
本人にいかなる理由があろうと物に当たる行為は推奨されないです。一番大切なのは被害を受けているあなたの身ですから、危険を感じたらできるだけ距離をとってみてください。
こんな男性にも要注意!関連記事をチェック!
- 1
- 2