記事の目次
- 1.【はじめに】逆ギレとは?
- 2.逆ギレする人の心理①プライドが高すぎる
- 3.逆ギレする人の心理②相手を見下している
- 4.逆ギレする人の心理③おとなしすぎる
- 5.逆ギレする人の心理④自信がない
- 6.逆ギレする人の心理⑤嘘つき、見栄っ張り
- 7.逆ギレする人の心理⑥甘やかされて育った
- 8.逆ギレする人の心理⑦地雷がある
- 9.逆ギレされたらどうする?
- 10.逆ギレされた時の対処法①話を中断する
- 11.逆ギレされた時の対処法②聞き役に徹する
- 12.逆ギレされた時の対処法③話題を変える
- 13.逆ギレされた時の対処法④いったん認める
- 14.逆ギレされた時の対処法⑤席を立ってしまう
- 15.【まとめ】 逆ギレする人とうまく付き合うには…
【はじめに】逆ギレとは?
そもそも、逆ギレという言葉の意味は、どんな状態を指すのでしょうか。
一般的には、客観的に見て非がある人、ミスや失言をした人が、責められている時、理不尽な反論をして怒り出すことを言います。
ミスなどを責められる事がどれほど辛くても、反省し、迷惑をかけたなら謝ることが出来るのが大人の社会人というもの。それができず、怒ることで自己防衛しようとするのは、その人の精神的未熟さや、何かの欠陥を抱えていることを意味します。
一方、逆ギレという言葉は、『立場が弱い人が強い人に感情的に反論すること』という意味で使われることがあります。たとえば、会社で上司に叱責される場合、上司の言うことが間違っていても、黙って聞いているのが普通です。それを我慢できず、キレてしまう。これは正確には逆ギレとはちがいます。
この状況で簡単にキレることも、社会人としては問題ですが、対処法を考える時は区別されるべきです。
さて、そんな逆ギレする人の心理、原因にはいくつかのタイプがあります。逆ギレされた時の対処法を考える前に、まず逆ギレになってしまう原因について、見て行きましょう。
逆ギレする人の心理①プライドが高すぎる
誰かにミスや迷惑な言動を指摘された時、プライドが邪魔をして素直に聞き入れられないのがこのタイプ。自分の非を認めるということは、指摘してきた人に負けることを意味すると感じるからです。
このタイプの人は、身の周りに起こる多くの物事を『勝ち・負け』と単純に捉えようとするのが特徴です。
たとえば上司から、仕事の不出来についてクレームを付けられても、「最初の指示が悪いから間違えるんです!」とか「仕事の配分のせいです!忙しすぎて十分な時間がかけられません!」などと上司や周囲のせいにして、謝りません。謝ったら自分の無能を認めたことになり、プライドが傷つくからです。
こういう人、特にプライドの生き物である男性の場合、論理的にやり込めようとしても、ますます感情的にヒートアップするだけです。立場的にどうしても、指摘しなければならない場合でも、言い方やタイミングを工夫するべきでしょうね。
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逆ギレする人の心理②相手を見下している
自分より下に見ている人から、思いがけずミスや誤りを指摘されたり、クレームをつけられたりすると、逆上する人がいます。
これはプライドがどうこうというより、言い負かされることで立場が逆転することを恐れているのです。
上司と部下、先輩後輩のように明確に上下関係がある場合ならまだいいのですが、同い年の友達や、同期の同僚同士など、仲良くしながらも常にどちらが上位に立つか、せめぎあっているような関係だと、よくこういうことになります。
この場合逆ギレする人は、口に出しても出さなくても『なんだこいつ?○○のくせに生意気だぞ!』と、その人を見下している理由(学歴が低い、中途採用である など)を思い浮かべながらキレるのが特徴です。
そういう立場であることと、指摘が正しいかどうかは別問題なのですが。
このタイプの逆ギレする人、特に社会的動物の男性の場合は、見下している人に指摘される事が嫌なので、自分より上だと認識している人からの言葉なら素直に聞く場合があります。
どうしても誤りを指摘したり、言動を改めて欲しいときは、そうした人に頼んで諭してもらうというのも、賢い対処法かもしれません。
逆ギレする人の心理③おとなしすぎる
正しい指摘やアドバイスに対して逆ギレする人は困り者ですが、中には理不尽な指摘に対しても言い返せず、ストレスを溜め込んでしまう人もいます。
これが長期に渡って続くと『周りの人はみんな、僕をバカにしている』といった妄想を抱くようになります。
そして、どこかのタイミングで爆発してキレる。もうその時には、その指摘の意味や原因、正当なものなのか、嫌がらせやクレームの類のものなのかの区別がつかなくなっているので、逆ギレになってしまうことも多いのです。