産後の骨盤ベルトはいつからいつまでつけるべき?

産後の骨盤ベルトはいつからいつまでつけるべき?

出産後の腰痛対策や下半身太り解消に、骨盤ベルトを使う人は多いですよね。骨盤ベルトは種類が豊富です。正しく使えると、産後の生活がとても楽になるので、いつから準備し始めて、産後いつから使えるのか、使い方などもしっかり確認してから使いましょう。

記事の目次

  1. 1.産前産後に骨盤ベルトを使う目的とは?
  2. 2.産前産後の骨盤はどうなっているの?
  3. 3.骨盤ベルトは、いつからいつまでに準備するの?
  4. 4.骨盤ベルトは、産前産後いつから使うの?
  5. 5.骨盤ベルトは、産後いつまで使えるの?
  6. 6.寝る時も骨盤ベルトを使う?
  7. 7.骨盤ベルトは、帝王切開だと産後いつから使えるの?
  8. 8.産前産後も使用可能!昔ながらの骨盤ベルト「さらし」とは?
  9. 9.「さらし」はいつからいつまで使えるの?
  10. 10.病院でもおすすめの骨盤ベルト、「とこちゃんベルト」とは?
  11. 11.「とこちゃんベルト」はいつから使えるの?
  12. 12.産前産後で骨盤ベルトの代わりにできることは?
  13. 13.産後ショーツはいつからいつまで使える?
  14. 14.マタニティヨガや体操はいつから始められる?
  15. 15.マタニティ整体はいつから受けられる?
  16. 16.【まとめ】自身に合った産後のケアを!

ここでは基本的に、通常分娩で出産する(した)ママへ向けての話になりますが、最近では5人に一人の赤ちゃんが帝王出産で産まれてくると言われています。

たとえ帝王切開による出産だとしても、妊娠中にお腹が大きくなり、骨盤が開くことには変わりありません。帝王切開をしているママさん、赤ちゃんの状態によりお医者さんに確認が必要ですが、出産前は通常分娩のママさんと同じようにつける人が多いようです。

帝王切開だと赤ちゃんは産道を通過していませんが、それでも妊娠中には骨盤は広がっています。しかも通常の分娩に比べ、脳が出産をしたという認識をしづらく、骨盤の戻りが遅いと言われています。

しかしながら、帝王切開で出産したママさんのお腹には大きな傷があり、ためらいがちにはなりますが、やはり出産前の状態に戻すためには、骨盤ベルトが有効です。出産後しばらくは寝るときも起きている時も傷が痛くつけることはできないと思います。そこは焦らなくても大丈夫です。

帝王切開した多くのママさんは、1か月検診でお医者さんに確認してから産後の骨盤ベルトを付けることを始めるようです。ただし、帝王切開用という骨盤ベルトはほとんど販売されていないようで、通常の出産用の骨盤ベルトを使用することになります。

また、傷の状態が軽く、早いうちから骨盤をしめたいと考えているママさんには、柔らかく収縮性の高い骨盤ベルトを使用したり、産後用のガードルをつけることでお腹をすっぽり包んでいるママさんもいらっしゃいます。同じ女性として焦る気持ちは理解できますが、くれぐれも痛みをこらえて始めないように注意してくださいね。

産前産後も使用可能!昔ながらの骨盤ベルト「さらし」とは?

妊娠5ヶ月の戌の日に、安産祈願で「さらし」をつける人も多いと思いますが、この「さらし」、その後どうしていますか?

私の場合は、出産する病院であらかじめ「さらし」の話は聞いており、戌の日の安産祈願をした際に神社でいただきましたが、実際にもらってきた時には正直なところ驚きました。ケガをした時に使うガーゼのような、手ぬぐいのような、真っ白で長い布が入っているだけなのです。何も知らないと、これはどのように使うのかわからないと思います。ましてや骨盤ベルトとしてつけるなんて、考えられないはず(笑)

「さらし」については、最もおすすめする骨盤ベルトとして紹介されることが多い一方で、年配者におすすめされることの抵抗感だったり、つける方法が独特だったりで、結局使わなかった…というママさんも少なくありません。

でも、さすが昔ながら今でも根強い人気を誇る「さらし」、好みはありますが、妊婦さん向けの講習などで紹介されることも多いので、お医者さんや助産師さんなど経験のあるプロの方に一度「さらし」をつけてもらいましょう。見よう見まねで着け心地が悪かった人も、一度しっくりつけることができると、もう他の骨盤ベルトは付けられない…なんてママさんも沢山います。

もし、「さらし」との相性が良ければ、1セット(約10m)1,000円ちょっとで購入できます。
また「さらし」の付け方は、いくつかあります。何回か試してみて、自分に合う付け方が見つかるとイイですね。

「さらし」はいつからいつまで使えるの?

骨盤ベルトとして使用する「さらし」、驚くことに、いつでも使えます。産前産後いつからいつまでというより、妊娠していなくても骨盤矯正につける人が実際にいるくらいです。ちなみに私も、いまだに腰痛がひどい時に、時々使用しています。よく、「難しそう」という声を聴きますが、慣れるまでは数回練習が必要なものの、着物を着るほど難しくはなく、慣れるとさほど時間もかからずつけることができます。

また、つけ方の他に、「さらし」の太さも色々です。細くするときは、切らずに縫い付けると、再利用が可能です。

あえて再利用と言いましたが、産後使い終わっても、そのまま捨てることはありません。ダッコ紐にする人もいますし、切ってガーゼのように使ったり、布おむつに使用したり、骨盤ベルトとしてつけることができなくても、産後も大活躍しますよ。

病院でもおすすめの骨盤ベルト、「とこちゃんベルト」とは?

私の病院では、骨盤ベルトとして「さらし」ともう一つ「とこちゃんベルト」をおすすめされました。「とこちゃんベルト」も「さらし」と同じく、妊娠初期から出産後下腹部のサイズが戻るまで使用可能です。

「とこちゃんベルト」も他の骨盤ベルトとは違うタイプで、ガードルタイプなどはウエストを直接締め付けるタイプが多い中、足の付け根部分をしめるタイプになります。ガードルタイプなどで、本来ある程度は自力で戻るはずの子宮や骨盤を無理やりしめると、歪みや腰痛につながりやすいのですが、「とこちゃんベルト」だとその心配が少ない、と言われています。

身体に優しく、効果も抜群の「とこちゃんベルト」ですが、価格が6,000円前後と割高です。「とこちゃんベルト」と言ってもいくつかタイプがあり、またサイズにより価格も変わりますが、他の商品に比べると割高である事は否定できません。さらに単品では使用しにくく、より快適さを求めるなら腹巻やサイド商品が必要だったりします。

骨盤ベルトは1セットだけではなく、洗い替えも必要なので、その費用をどう見るか。マタニティ整体などと併用する方が安く、確実にメンテナンスできるかもしれません。

「とこちゃんベルト」はいつから使えるの?

とこちゃんベルトⅠ・Ⅱともに、妊娠初期から使えます。病院でとこちゃんベルトを指定される場合は、Ⅰ・Ⅱどちらがおすすめか、つける方法なども病院で教えてもらえます。自分で購入する場合は、とこちゃんベルトのWEBショップへ行くと、チャート式で確認することも可能です。

ただ、途中でサイズが小さくなる可能性もあるので、あとで使う分を買いだめするのはおすすめしません。ただ、サイズさえ合えば、そのまま出産後も使用するこが可能です。

産前産後で骨盤ベルトの代わりにできることは?

産前産後の腰痛対策や下腹部のサイズダウン対策として、最もよく知られているのが骨盤ベルトだと思います。しかし、最近では骨盤ベルト以外にも様々な対策が知られているので一緒にご紹介しておきます。

骨盤ベルトはどうも身体に合わないというママさんは、こちらも合わせてお試しくださいね。

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