ねぎらいの言葉をかけるのにも注意が必要!
仕事を頑張っている人や疲れている人、感謝を伝えたい人に、どんなねぎらいの言葉をかけていますか?どんな言葉でも気持ちが伝わると喜ばれるものですが、関係性や場合によっては注意が必要です。
今回は日常で使える労いの言葉をシーン別に紹介します。特に目上の人や上司、取引先のお偉いさんなどへの言葉は、失礼があると大変な事に…!少し注意して言葉を選びましょう。
「労いの言葉」は本来目下の人に使うもの
「労い」は本来目下の人への行為だという事をご存知ですか?「労う」の意味は、「同等以下の人の苦労・尽力などを慰め、感謝するのこと」なんです!
とはいえ、目上の人にも労いの音葉をかけたい場合もありますよね。そこで注意して言葉を選ばなければ、失礼にあたってしまいます。このように、目上の人に対する労いは特に注意が必要です。
目上の人に「ご苦労様」はNG!
労いの言葉と聞いて思い浮かぶのが、「ご苦労様」という言葉ではないでしょうか?「ご苦労様」は古くから使われてきた言葉で、「ご苦労」が丁寧になった言葉です。
ご‐くろう〔‐クラウ〕【御苦労】
他人に仕事を依頼したときなどに、その苦労をねぎらっていう語。同輩以下の者に対して用いる。「遅くまでご苦労だったね」
この「ご苦労様」という言葉は上記のように、各辞書においても目下の人ねぎらって使う言葉であると定義されています。
そのため、目上の方に使うのはNG!これまで知らずに使っていたという方も、できるだけやめるようにしましょう。
場合によってはセクハラになる!?
相手を労うつもりが、セクハラになっている場合も!セクハラは昔から大きな問題としてニュースでも度々取り上げられていますが、その定義が曖昧です。そのため、「被害者側が不快に感じればセクハラだ」という意見もありますよね。
例えば疲れている相手に対して、「疲れた顔をしているね」「化粧が崩れてしまっているね」「さらに痩せてしまうね」など見た目をいじるような発言や、「ゆっくりお風呂に入ってね」「恋人に癒してもらってね」などプライベートな発言などはセクハラだと言われかねません!
相手のことを思っての言葉であっても、どう伝わってしまうかわかりません。相手が不快に思わないかもう一度考えて、気持ちがちゃんと伝わるように言葉をかけましょう♪
部下や目下の人へのねぎらいの言葉
自分が昔上司に言われたかった言葉はありませんか?そんな言葉をかけてあげましょう。上司の一言は、嬉しくてやる気に繋がるものですよね。部下が成果をあげる秘訣は、上司からの労いの言葉なのかもしれません!
日頃の感謝を込めたねぎらいの言葉
日頃の感謝は、「いつも丁寧な仕事で助かるよ。」「ご苦労様。」などのさりげない言葉で良いので伝えましょう。明日からも頑張ろうという気持ちになってくれるはず。
「○○のおかげで助かったよ。」など、上司の役に立てている事を教えてあげるのも◎
仕事を頑張っている時のねぎらいの言葉
部下が頑張っているのがわかる時は、「よく頑張ってくれてありがとう。」「仕事をたくさん任せてしまって悪いね。」などの声をかけて、ちゃんと見ているという事を伝えましょう。頑張りをちゃんと評価されているのか不安だと、やる気もなくなってしまいます。
「一緒に頑張ろう。」という言葉もいいですね!部下として見下しているのではなく、同じ仕事仲間として対等に見てくれているという印象を与えられます。部下のやる気に直結します!
褒めならがら労るねぎらいの言葉
「よくやってくれてるよ。」などと、褒めながら労う言葉も喜ばれます。「覚えが早いね。」など具体的に良いところを褒めるとなお良いですね!
特に新人の子は、周りからの評価が気になっているはずです。「○○での対応が良いと評判だよ。」などと周りからの評価が高いことを伝えてあげるのも、上司ができる嬉しい気遣いですね。