・学名: Platycodon grandiflorus
・科: キキョウ科
万葉集や家紋に使われたりするなど、古くから日本人に愛され続けてきた花ですが、現在は絶滅危惧種として保護が求められています。夏から秋にかけて、桔梗を象徴する美しい紫の輝きを見せつけてくれます。
キキョウの花言葉は、「誠実」、「従順」、「永遠の愛」です。余計な主張はせず、しかし気品高く内なる美しさが匂い立つような佇まいは、品のある日本女性を表現する大和撫子のようです。
「永遠の愛」という花言葉に託して、キキョウを夫婦の間で贈り物とすることは素敵ですね。永遠の愛をふたたび誓いながら、そこに日頃の感謝やありがとうの想いを添えられると素敵な贈り物になりそうです。
14.フリージア
日本ではその姿が菖蒲と水仙に似ていることから、別名として「菖蒲水仙」と呼ばれたりもします。花期は3月から4月で、香り高く、鮮やかに咲き誇るのが特徴です。
フリージアの花言葉で代表的なものは、「友情」、「親愛の情」、「あどけなさ」、「純潔」、そして「感謝」です。女性でいうと、まだ成熟する前の少女時代の可憐さとでも言いましょうか、十代のみずみずしさが花言葉からうかがえます。
友情という花言葉もある通り、身近な親友に対して、普段はなかなか言葉にできない感謝の意を込めて、フリージアをプレゼントするというのは素敵なメッセージです。
15.金柑(キンカン)
金柑といえば柑橘系のあの蜜柑のような姿を思い浮かべる方がほとんどかと思いますが、金柑も花をつけて、しっかり花言葉もあります。もともと金柑は、中国がまだ清と言われていた時代、難破した清の船を日本の船が救ったことから、その感謝の印として贈られたという説があります。そのため、金柑の花言葉には「感謝」という言葉が与えられています。
お世話になっている人へ、日頃の感謝を込めて金柑の花、そして金柑が美味しくなる1月〜3月にかけて果実を贈り物にできると粋ですね。
16.モレア
観賞用に栽培されるアヤメ科の多年草です、咲いている姿形や色はキキョウに似ていますが「モレア」といいます。ヨーロッパでは栽培が盛んながら、日本では知名度の低い花です。
そんなモレアの花言葉は「感受性」、「感謝」です。日本ではなかなか見かけることも少ないので、普段花の贈り物になれている方には、意外性で気に留めてもらえること請け合いです。しっかりと感謝のメッセージを添えて、プレゼントできると素敵ですね。
17.キンミズヒキ
姿形からは意外ですが、この花はバラ科です。ブドウなどの果実に多く含まれているタンニンが強いのが特徴で、古くから下痢止めなどの薬草として活躍してきたという歴史があります。
花言葉は、「感謝の気持ち」、「感謝の心」です。「金水引」という名称からも、めでたい贈り物に最適な花として、一定層に人気のある花です。
18.赤いカーネーション
別名オランダナデシコと呼ばれる、今では母の日の贈り物として定番となったイベントフラワーです。花言葉は「無垢の愛」、「母への愛」と示される通り、母の日とは切っても切れない関係の花なのです。
母の日の起源はこう伝えられています。アメリカ南北戦争のさなか、アン・ジャービスという女性は敵味方問わず負傷兵の衛生状態の改善に従事していました。やがて彼女は亡くなってしまいますが、その後、娘のアンナが亡き母を悼み、母が好きだったカーネーションを手向けました。
これが「母の日」の起源といわれ、カーネーションが母の日のシンボルとなったのです。育ててもらったお母さんへ、感謝やありがとうの想いを込めて、赤いカーネーションを贈りましょう。
19.サルビア
サルビア全般の花言葉は、「尊敬」、「知恵」、「良い家庭」とあります。愛や家族をうたったものが多いのが、サルビアの花言葉の特徴です。
特に赤いサルビアは、その咲いた姿がまる炎がついたようと形容されるように、「燃える思い」という花言葉が与えられています。恋人へ熱烈な想いを伝えるのなら、赤いサルビアをプレゼントするというのは一手かもしれません。
また「尊敬」という花言葉は、紫のサルビアのものですが、この花をお世話になった恩師や上司、先輩などに、花言葉と感謝の意を添えて贈り物にできると素敵です。