③マスク上下を表面を合わせて縫い、ひっくり返す
それぞれの布地同士を合わせたら、次に表面と裏面の布地をドッキングしていきます。まず、マスク完成時に表面に来る部分同士を合わせて、裏部分からマスク上下のラインを綺麗に縫い合わせていきましょう。
先ほど縫い合わせたマスク左右の縫い目が見える状態で縫うことが大切です。そして、上下ともに縫い終わったら、環状の布が出来上がるので、左右どちらかの輪から布をひっくり返してください。
こうすることで、左右の部分以外からは縫い目が一切見えない状態の、立体マスクの原型が出来上がります。ひっくり返しただけでは布同士を縫い合わせた部分がぴったりと重なっていないので、アイロンを使ってぴったりと折り合わせるとさらに綺麗に仕上がりますよ。
④マスク左右をゴム通し部分を作って縫う
アイロンを使って縫い合わせの部分を綺麗に織り込んだら、そのまま今度はマスクとして装着するためのゴム通し部分を作ります。ゴム通し部分も、まずはアイロンを使って左右印をつけたラインで三つ折りにして、そのラインで折り目を付けましょう。
この縫い目は、ガーゼがある裏面に折り込むようにして作ると綺麗に出来上がります。そして、三つ折りにした折り目をガーゼ側から見て、内側ギリギリの部分で縫いましょう。
この時ミシンであれば問題ありませんが、手縫いの場合は特に縫い目が均等になるように縫うことをおすすめします。この部分はどうしても縫い目が外から見えるので、縫い目が綺麗じゃないとどうしても不恰好に見えてしまいますよ。
⑤ゴムを通して出来上がり
折り目の内側ギリギリの部分で縫うようにしたのは、マスク用のゴムを通したいからです。最後にマスク用のゴムを通して、自分の顔に合わせてサイズに合った長さでカットして輪状に結んだら完成です。
ただ、すでに輪状になっているストッキングやヘアゴムなどをマスクのゴムとして代用にする場合は、左右のゴム通しを作る前に必ずゴムを入れてから縫い合わせるようにしておきましょう。
◆立体マスクの作り方を動画でもチェックしよう!
◆フィルターポケット&ノーズワイヤー入り立体マスクの作り方はこちら!
プリーツ付き布製マスクの作り方!
立体型マスクはそれに合った型紙があり、それ通りにカットして作ることができるのが簡単ですよね。
しかし、「型紙を印刷するのが面倒…!」という方は、より簡単に作ることができるプリーツマスクを選ぶのもおすすめです。ここで、プリーツ付きマスクの作り方をご紹介しましょう。
①布を四角形にカットする
プリーツ付きマスクは布をジャバラ状に折って顔に合わせて装着するので、凝った形にカットする必要はありません。まずは、このように布を長方形、または正方形にカットしましょう。
こちらのプリーツマスクについても、立体マスク同様表面を普通の布に、裏面をガーゼにして2層構造にすることで、快適に使用することができます。なので、2枚の同じサイズの長方形を作りましょう。
ただ、最終的に手作りマスクは左右のゴム通し部分を三つ折りにするので、2層構造の布ではどうしても厚みが出てきてしまいます。なので、ガーゼの方は横幅を2.5cm〜3cmずつ左右を短くしてカットするのもおすすめです。
なお、こちらでご紹介したサイズには縫い代が含まれていませんので、こちらのサイズそのままで製作予定の方は、布をカットするとき1cmずつ余白を付けて、19cm×19cmでカットしましょう。
②マスク上下を表面を合わせて縫い、ひっくり返す
次に、マスクの表面同士を合わせるようにして重ね合わせて、マスクの上下を縫い合わせます。上下ともに縫い終わったら、環状に出来上がった布をひっくり返して、上下の縫い目や布の端が見えないようにしたら、上下の処理は完了です。
この時、布の上下の縫い目は等間隔のステッチが出来上がるよう綺麗に縫い合わせることが大切です。