それでは、実際にキンブレシートの簡単な作り方についてご紹介していきます。実際の作り方に沿って、綺麗で可愛いあなただけのキンブレを作り上げましょう。ここで、スマホアプリ・アイビスペイントXを使った作り方についてご紹介していきます。
①使用アプリを立ち上げる
まずはキンブレシートに印刷するための文字やイラストのデザインを作るところから始めます。使用アプリを適宜インストールし、立ち上げましょう。この時スマホ、タブレット端末、パソコンどの端末でもOKです。今回はアイビスペイントXを使って作っていきます。
②画像サイズを設定
次に、画像サイズを設定しましょう。キンブレシートの画像サイズは「87×144」です。基本的にアイビスペイントXの場合は、A4サイズやヘッダー用画像サイズなど、様々なサイズが用意されていますが、自由設定欄からこのサイズを指定していく必要があります。
③背景を設定
次に、背景を設定します。OHPシートはカラーコピーも可能なので、チェック柄をはじめとした柄を印刷することもできますが、イベント中にカラーを何回も変更することを想定すると、多くの方が背景は印刷なし、透過のものを選ぶことになります。
背景は透過素材ものを選びましょう。透過素材になっているかどうかは、アイビスペイントレイヤー欄から確認できると同時に、白と淡いグレーの細かなチェッカー柄のような背景になっているかどうかで確認できますよ。
④飾り部分をデザインする
ここまで準備ができたら、あとは好みのデザインに柄を印刷していくだけです。飾り部分についてはフォント内から選べる「♪(音符)」や「♡(ハート)」などを活用すると同時に、既に透過された私的利用OKのキンブレシート用フリーイラストを活用するのもおすすめです。
これらを合わせるだけで、文字を入れる周りのデザインが一気に華やかになりますよ。また、好きな作品に合わせてこだわりたい場合は、絵柄を自分で作成するのもおすすめです。それだけで、一気におしゃれでオリジナリティあふれるキンブレシートが出来上がりますよ。
⑤メインの文字を入れる
そして、飾りを入れた中央にメインの文字を入れていきます。アイビスペイントXには豊富なフォントが用意されているので、デフォルトで用意されているフォントからイメージに合ったものを選ぶのも◎
アイビスペイントXにインストールできるフリーのフォントを使うのもおすすめです。それらのフォントを使って、想定の文字の大きさや文字間隔を調整しながら文字を入れていきましょう。
キンブレシートはA4サイズのシートを「田」の字形に4分割したサイズで綺麗に収まります。1枚のA4OPHシートで4種類のキンブレシートを作ることができるので、この時予備で同じデザインを複数個作っておくのはもちろん、違うデザインを4種類作るのも良いでしょう。
4種類のキンブレシートのデザインデータが出来上がったら、今度はA4サイズの透過データの上に4つのキンブレシートのデータを「田」の字型に並べて、印刷用のデータを作ったらデータ編集は完成です。
⑥印刷する
デザインが出来上がったら実際に印刷していきましょう。OPHシートの場合、このままインクジェットプリンターで先ほど作ったデータを印刷するだけで完成します。OPHシートを使っている場合はそのまま⑩の工程に飛びましょう。
ラミネートシートを使っている場合は、コピー用紙に転写したシートを転写する工程に映ります。まずは、コピー用紙に先ほど作ったデータを印刷しましょう。
⑦印刷したシートをカット
シートをキンブレのサイズにカットします。キンブレには元々透明のフィルムが巻かれているので、その透明フィルムのサイズに合わせてカットすると綺麗に仕上がりますが、目安としては13.5cm×9cmを想定しておくと良いでしょう。
⑧水をはった洗面器に入れ、シートと紙を外す
コピー用紙のインク面に接着面のあるラミネートシートを綺麗に貼り付けます。この時、シート内に空気が入り込まないように定規などを活用して軽くこすると綺麗に張り付きますよ。
その状態のコピー用紙とラミネートシートを、ラミネートシートが下になるように水面機の中に入れてしばらく置きます。
数分ほど置いたら、今度はコピー用紙の面から軽く指でこすりながら紙を取り除いていきましょう。すると、インクがラミネートシートに綺麗に張り付いて、透明の綺麗なシートが出来上がります。
⑨シートを乾かす
水に浸されたラミネートシートは、ドライヤーなどで綺麗に乾かしましょう。この時タオルなどで拭いてしまうと、せっかく転写させたインク面が擦れてしまう恐れもあります。
乾燥させたら、セットで付いている接着面のないラミネートシートを、先ほどインクを転写させた面に綺麗に貼り合わせて保護していきます。この時も、ラミネート内に空気が入り込まないように貼り合わせた上から定規などで軽く擦って綺麗に仕上げましょう。