④アプリを使うとバッテリーの減りが早くなるって本当?
アプリを使用すると電池、バッテリーの減りが激しくなる、という噂があります。しかし実際はそれほど早い減りではありません。
Bluetoothをオンにするため、多少はバッテリーの減りが早くなる面はありますが、技術的には非常に消費電力の低い方法です。全く変化がないとは言い切れませんが、日常での使用ではさほど気にならないレベルでしょう。
⑤ダウンロードする前の感染者との接触を後追いできる?
アプリがBluetoothの機能を使用して感染者との接触があったかどうかを知る仕組みとなっているため、ダウンロードする前に感染者と接触していても、後追いで知ることは不可能です。
機能上、アプリをダウンロードしてBluetoothをオンにしている人同士の接触でないと、記録が取れないということになります。
特別な理由がない限りはできるだけ早めにダウンロードして使用することが、自分や家族、周囲の人たちを守ることにつながります。
⑥60%以上の国民がダウンロードしないと効果はない?
ネットのニュース記事などでよく書かれてることには、60%以上の国民がダウンロードしないとアプリの効果がないというもの。確かに限られた人数だけでは、感染者との接触を完璧に把握することは不可能と思われますね。
しかし実際には、人の行動はその地域内である程度範囲が決まっているものです。国民の60%にこだわる必要はなく、主に感染者の多い都市部に在住の方・勤務している方などが可能な限り使うことで、感染拡大の予防につなげることが期待できます。
アプリのダウンロードに強制力がない以上、短期間で国民の60%がこのアプリを使用するようになるのは極めて難しいでしょう。しかし一人ひとりが「自分の行動で感染を拡大させない」という意識を持って気をつけて生活することで、感染の拡大を防ぐことはできます。
⑦自分が感染したときに周囲に知られてしまう?
個人情報を入力する必要はないので、もし自分が感染してしまったとしても周囲に知られるということはありません。
ただ、周囲の人もこのアプリを使用していて、「1m以内、15分以上」の接触があった場合はその通知が入るので、「あの人かな?」「このタイミングだったかな?」と疑う人が出てくる可能性はあります。
感染者との接触の通知では、接触があった日時や場所までは記録されないため、これらの具体的な通知まではされません。そのため、感染者との接触の情報で自分の感染が知られてしまうという可能性は極めて低いでしょう。
⑧新型コロナ感染者との接触が通知されたら?
接触の通知が来たら、アプリの表示に沿って現在の体調などを選択しましょう。帰国者・接触者外来などの連絡先をチェックすることができ、検査の受診の案内なども見ることができます。すでに気になる症状が出ていたら、案内に従って各機関に出向くことをおすすめします。
⑨接触したときに通知はその場でわかる?
感染者との接近や接触をリアルタイムで通知する機能はありません。1日に1回通知を受けることができ、そこで陽性者との接触があったかどうかを知ることができます。
なお、アプリをインストールしている人同士で接近したときにソーシャルディスタンスを保てていないことを警告するような機能もありません。
接触確認アプリ「COCOA」を使って自分や周りの人々を守る!
接触確認アプリ「COCOA」の仕組みを知れば、決して怪しいものや無意味なものではないということがおわかりいただけたはずです。
症状が出てからのインストールでは対策が取れないので、特に問題のない方は今すぐインストールして使用することをおすすめします。
現在も毎日のように感染者が報告される新型コロナウイルス。どこに潜んでいるかわからない恐怖がまだまだ続きますね。「COCOA」を使って、自分や周りの人々を守りましょう!