テレアポ・勉強会・夕会
勘定が締まった後は、明日以降の営業活動のため、お客様へテレアポを行います。そこで実際にアポイントを取ったり、お客様の事情をヒアリングし、今後の予定を作っていきます。
投資信託会社や保険会社の方を招いて勉強会を開催することもあります。成約事例などをお聞きすることで、自分の営業活動の参考にします。
また、朝会と同じように資産運用業務担当の行員だけで「夕会」を開き、1日の報告や反省、案件の相談を行います。
退勤
銀行員は働き方改革により、残業に対してかなり厳しかったので、遅くても18時には完全退社でした。残業が多くなると、自分自身の評価が落ちます。
日によっては18時からアポイントが入ることもありましたが、その場合は出勤を遅らすなど、フレックス制度を利用していました。
退勤後は、自己啓発のため資格の勉強をしたり、同期や先輩後輩と飲みにいくことが多かったです。
銀行員の給料や年収は?ボーナスはある?
銀行員の仕事をしていて気になるのは「給料」や「年収」、「ボーナス」ですよね。
銀行員は世間では、給料が多いイメージがあるようですが、実際の銀行員のお金周りの事情を紹介します。
基本給
銀行員の大卒の基本給は20万5000円ほどです。この水準自体は、一般企業では標準かな?と思います。
ただ、あくまで基本給なので、手取りは17万程度。私が働いていた時は手取り20万円いかないくらいでした。
残業代
銀行員は、働き方改革やフレックス制度の導入により、残業代で稼ぐことは不可能も同然です。
1ヶ月の残業はせいぜい10時間程度です。上記で紹介した手取りは、この残業代も含めた金額です。
昇給・賞与
銀行員は1年に1回の昇給と、年2回のボーナスがあります。事務・窓口営業・渉外でボーナスのテーブルが異なり、上期、下期ごとに、支店長による1〜10の評価に応じた賞与となります。
期初に与えられた目標の達成率で評価が決まるので、頑張っただけ高い評価を得られます。
銀行員の仕事のやりがいや魅力
銀行員時代は、「大変そうだね」「ストレスが多そうだね」と言われることが多かったです。
実際に銀行の営業員として働いた3年間はとにかく苦労ばかりでしたし、辛いこともたくさんありました。
ただ、転職した今でも、「銀行員になって良かったな」と思うことも多いです。そんな私の目線で、銀行員のやりがいや魅力をご紹介します。
人生に必要なお金の知識を学ぶことができる
銀行員にとって一番大きい魅力はこれです。銀行には、様々な悩みを抱えたお客様がご来店されます。銀行では、預金関連はもちろん、口座の開設や資産運用や相続などの手続きも受付しています。
将来の資産形成に悩んでいる方や、節税、相続対策を考えている方。とにかくたくさんのお客様とお会いしてきましたし、そんなお客様の悩みを解決すべく、自分自身の知識を増やすためにたくさん勉強しました。
銀行員にならなければ知り得なかったことがたくさんあります。「お金」はどんな時も切っても切れないものだからこそ、幅広く正しい知識を持つことは、必ず自分自身の人生を助けてくれます。
幅広い年代の人と会える
銀行には学生さんからご年配の方まで、幅広い年代のお客様が来店されます。生まれたばかりのお子さまの貯金口座開設にやってくる方や、現役バリバリで働いている地元の企業の方、自分の相続について心配されているご年配の方。
皆さんそれぞれ、悩みや考えていることが違うので、ライフスタイルごとの解決方法を一緒に考えていく時間はとても貴重だったなと思います。
これほど様々な年代の方とお会いしてゆっくりお話をすることができるのは、銀行員の仕事ならではの醍醐味です。