繁忙期外は、配達が土曜日の1回になることから、上記の週間スケジュールよりゆとりがあります。週の前半は比較的落ち着いており、朝はゆっくり寝て昼から作業という日も多くあります。
私達は年中野菜を育てていますが、多くのイギリスのファーマー達(同じような野菜を育てている)は冬季はお休みに入っています。
イギリスで農業をやる魅力ややりがいは?
最初は、農業初心者の自分にこの仕事が勤まるか不安でしたが、平和で健康的なお仕事だと気が付きました。作業で筋肉痛になることは多くあり、体力的には疲れますが、なぜか仕事をしている感覚がないことも。
具体的にやりがいや魅力について書いていきますね。
無我夢中で没頭できる
農作業は単純作業が多く地味な仕事ですが、目の前のことに集中することができ没頭できます。これが私が思う、農業の1番の魅力だと感じています。
1つのことに集中するタイプ=シングルタスクが得意な自分の性格に、農業は合っているかもしれません。
ロックダウン中でも仕事ができる
私たちはProducers(生産者)なので、この期間中も働くことが出来ます。英国のロックダウン中では、営業停止(自粛)をしていた店舗などがたくさんありました。
仕事中に関わる人は旦那と義両親のみなので、人口密度が低いことから感染リスクは低く、安全に作業が出来ています。
無理に頑張らなくてもできる仕事
実際にファームで働いてみると、“そこまで頑張って働いている感覚がない、無理をしていない”自分がいます。最近よく『好きを仕事に』という言葉を聞きますよね。日本で働いていた時はやりたかった仕事をしていたにも関わらず、どこかで肩の力が入っていたかもしれません。今思えば、自分に合っていなかったのでしょう。
そこで私にとって、物事を自分らしく継続するためには、『無理に頑張らなくてもできること』をすることが大切だと最近気が付きました。その1つがもしかしたら農業なのかもしれません。
イギリスで農業をやるメリット・デメリット
どのような働き方や生き方を選択しても、メリットデメリットはあるように感じています。会社員時代があったからこそ、自分の特性やタイプに気が付くことが出来、今の農業に活かすことが出来ていると確実に思います。
以下より、日本での会社員時代と農家として働くことの違いをメリットデメリットに分けて説明します。
メリット①生産性、効率がup
もしかしたら、『少ない人数で忙しそう…』と思われるかもしれないですね。しかし、会社員時代のように、勤務開始&業務終了時間がないので、その日の作業が終わったら終わりというように、柔軟にスケジュールを決めることが出来ます。土日は基本的に関係なく働くこともあり、平日に休みを取ることも可能です。
最初はオンオフの切り替えに戸惑ったこともありましたが、今ではこの働き方が自分に合っていると感じています。
メリット②心身ともに健康になった
もともと病弱だったのですが、農業を始めてから風邪を引きにくくなり、体力もついたように思います。午前中は身体を使って作業をするので、昼にはとてもお腹が空き、採れた野菜を食べられることも健康的で嬉しいポイント。
メンタル面にも良い効果があり、自分たちのタイプにあった仕事を心地よいパートナーと行うことで、会社員時代よりはストレスが和らいだように思います。
メリット③心地良さを感じている人と働いている
会社員時代も、本当に人には恵まれていた環境で働いていました。しかし自分の性格上、無意識に相手の顔色を伺ったり気を遣い過ぎたり自然としていました。職場の人間関係で悩んだこともあったと思います。
今は心地良いと思える人の旦那と働くことで、困難にぶつかる事も多くありますが、その度にも乗り越えようと思うことが出来ます。