イギリスで農業をやるってどんな感じ?海外移住者が語ります。

イギリスで農業をやるってどんな感じ?海外移住者が語ります。

私は現在イギリスのプレストンという田舎街に住んでいます。この土地で農業を始めて1年8ヶ月、今も現役です。中国広東野菜の生産~配達まで行う会社で、チンゲン菜やパクチョイなどを年中生産しています。共に働いているメンバーは義両親、旦那、私の4人。この記事では、初心者目線でイギリスでの農業生活についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.イギリスの農業の仕事内容や特徴は?
  2. 2.農家のワークスケジュール
  3. 3.イギリスで農業をやる魅力ややりがいは?
  4. 4.無理に頑張らなくてもできる仕事
  5. 5.イギリスで農業をやるメリット・デメリット
  6. 6.イギリスでの農業を始めたい方へ

イギリスの農業の仕事内容や特徴は?

出典: https://girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/vegges.jpg

仕事量や体力面の問題で、永遠に作業が終わらないように感じる時がありますが、それが農家の仕事。しかしシンプルな作業工程が多いので、黙々と作業に集中することができ、今の仕事が気に入っています。

それでは以下にて具体的に仕事内容を紹介します。

収穫作業

出典: https://girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/pakchoy.jpg

収穫作業は機械を使わずに、全て手作業で行っています。大体朝7時頃から起きて作業を行いますが、夏は温室内が暑くなることから朝5時頃に起床し、作業開始しています。気温が30度を超える暑い日は、ファームの室内はさらに気温が上がるので、働き方の工夫が必要。

イギリスの夏は21時頃まで明るくなるので、暑い時間帯の昼間は避けて、涼しくなってきた夕方から20時頃まで働く日も。

また、イギリスの冬季は15時台から暗くなり始めるので、遅くても16時頃には仕事終了です。冬には野菜の成長ペースが遅くなり、野菜のサイズも夏より小さめなことから、収穫の時間がかかってきます。収穫した野菜は、フォークリフトを使って野菜専用の冷蔵庫の中で保管します。

野菜の配達

配達の日は、朝8時頃から収穫した野菜をVanトラックの中に運び込みます。ファームから配達先(マンチェスター)までは車で1時間15分ぐらい走り、直接スーパーやレストランなどに届けています。

機械を使っての作業

出典: https://girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/seeder.jpg

私は機械系は扱っていないのですが、主には

  • 耕運:収穫が終わった後はトラクターで耕運
  • 種まき:以下の写真のような機械を使用
  • 水やり:雨水を使用し、上から降ってくる形で機械で操作をして行う
  • 雑草対策、虫対策のスプレー
などがあります。

機械を使わない作業

出典: https://girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/weed.jpg

収穫作業の他に、実際に私も行なっている作業です。

  • 肥料まき:肥料をまくタイミングは、芽が出てきたぐらいから手まきする(冬はまかない)
  • 熊手を使っての作業:収穫後に落ちた葉などを集めて捨てる耕運準備のための作業
  • 耕運後の土を平らにする:熊手を使い平らにすることで種蒔きの機械がスムーズに使える
  • 雑草抜き:雑草対策をしていても自然のものなので生えてくるので、定期的に行うことが大切

農家のワークスケジュール

出典: https://girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/soil.jpg

農業は基本的には固定休みがなく、その日の作業内容や天気、気温等によって自ら休みと出勤を決めています。夏は暑くて冬は寒い…天気や気温にとても左右される仕事です。

以下より、繁忙期と繁忙期外に分けて、農家の週間スケジュールを見ていきましょう。

繁忙期(4月半ば~10月下旬)

  • 月・木・金⇒収穫
  • 火・土⇒配達/作業
その他の曜日(水・日)は作業もしくはオフという流れで仕事をしています。(※現在はコロナ禍の為、大幅にスケジュールが変更)

繁忙期外(11月~4月上旬)

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イギリスで農業をやる魅力ややりがいは?

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