『本当にやりたいことは?』と自分に投げかける
他人優先で生きてきたあなたは、最初は自分の心が何を求めているのか、何がしたいのかと分からないこともあるでしょう。
しかしまずは『自分のことに目を向けてもっと大切にしよう』という意識するだけで状況が変わることもあります。
やりたいこと=大きなことと思うかもしれませんが…
- 『今日のランチは何を食べようかな』
- 『コンビニで何のお菓子を買おうかな』
- 『ゆっくり浴槽に浸かりたい』
- 『お茶をゆっくり飲みたい』
など、小さなことでも大丈夫。大切なのは自分の『〜したい』という声を聞き、自ら選んでやることです。
心が喜ぶことをする
上記のやりたいことを自分に聞いてみて浮かんできたことを、多忙な方でも1日に5分〜10分でもいいのでやってみましょう。
自分が心地よくなり、『楽しいな』『満たされてるな』『あー幸せだな。』と思う時間を少しずつ取ってみてください。
心がぽかぽかしてくることを感じることができるでしょう。ストレス解消にも繋がるはずです。
やりたいことがわからないとき
いざ、自分を満たすぞ!と思っても、『何がやりたいかが分からない…』というときありますよね。そのようなときでも大丈夫です。
最近は発展しているSNSや本、映画やドラマの中からでも…
- ちょっと楽しそうだな
- ちょっと興味あるな
- あっこれ(この人)いいな!
という気持ちを大切にしてみてください。私もやりたいことが分からないとき、たまたまYouTubeでストリートピアノの動画を観て、『この曲私もピアノで弾きたい』という、新たなやりたいことが見つかったことがあります。
それでも分からない場合は、過去にやって楽しかったことなどを思い出してみると見つかるかもしれません。
介護職でストレスを感じたら環境を変える選択肢も
人対人だからこそ、人に疲れることもありますよね。また、職場環境が良くない(改善しない)、自分の性格タイプには合っていない、体調を崩しているなどあれば、『その環境から離れる』という選択肢もあります。
そのための方法を4つ紹介します。
休養する
ストレスが蓄積していると心身に違和感を感じてくるはずです。もし心身共の疲労を感じているときは、暫く利用者やその環境から離れて、休養するサインかもしれません。そこで、今すぐ退職することに抵抗がある方は、まずは介護職を休職することも1つの手段。
介護職を休養している間はとにかく自分の心が求めていることをやりながらゆったりと過ごすことが良いでしょう。私は休職はしませんでしたが、4日間ほどお休みをもらいセブ島へ旅行しました。
環境から離れ新たな価値観をセブで見ることができ、とてもリフレッシュされたことを覚えています。
部署異動
福祉の分野で言えば、高齢者分野、障がい者分野、児童福祉分野などさまざまな部署や業務内容があります。
また支援方法も直接支援・間接支援などあるので、介護職の方は上司に相談して自分に合っていそうな部署に異動をしてみることも1つです。
退職も1つの方法
私自身も行った方法で、退職して介護職を離れ、別の業界へ転職しました。
退職してから自分といざ向き合おうとしても、『何がやりたいのか分からない』という状態が続いてましたが、休養し体調が元通りに戻ってから転職セミナーやイベントなどに足を運ぶことで、やりたいことが見つかり、次の道が開けました。
辞めることは何かを始めることよりも勇気がいる行動でしたが、思い切ってその環境から離れてみることでまた新しい扉が開けることが分かりました。
ブラックな施設ということも
そもそもあなたではなく会社に原因がある可能性もあります。世にいう「ブラック」な施設です。自分の働いている施設がブラックでないかを考えてみましょう。
ブラック施設の特徴としては…
- 残業手当がない
- 休日出勤が多い
- 労働基準法に違反している
- 高圧的、いじめやハラスメントがある
- 介護職ではできない仕事を求めてくる
特に、サービス残業や休日出勤が続く場合、多くが労働基準法に違反していることがあります。また、人手不足から、介護職ではケアできない医療行為を強要することもあります。
利用者さんに対して、インシュリン注射や床ずれの処置など、本来であれば医療従事者の仕事をさせるようなことは違法行為です。
そのような行為が見られる場合は、ブラック施設であると考えて良いでしょう。そのような施設で働いていれば、過度なストレスを感じるのは当たり前といえます。退職や転職を考えたり、場合によってはしかるべき公的機関に相談する方が良いかもしれませんね。
ストレスを感じている介護職の人へ
いかがでしたでしょうか?介護職では相手のことを大切にしたケアはもちろん大切ですが、自分という人間があるからこそ人のケアができるのです。
そのため相手も大切ですがやっぱり自分も大切です。ぜひ日頃から自分自身と向き合う時間を取り、心の声を聞いてみてくださいね。
そして今のあなたのままで、心地良く生きていけるように整えることも自分のケアの1つ。上記に挙げた方法を、自分ケアの手段として使ってみてくださいね。