色彩心理学って何?
普段目にしている色は、私たちの心身に大きく影響を与えていることをご存知ですか?
実は、力が湧いて来たり落ち着くと感じるのは、実は周囲の色が原因なのかもしれません。
色彩心理学は、そうした色が心身に与える効果について研究している心理学です。
こうした色彩心理学を生かしている場面は、普段の生活の中でも多々見ることが出来ます。
例えば、病院や調理員さんなどが着る白衣は必ず白ですよね。
踏切にはには必ず黄色が使われていますし、悪の組織は必ず黒づくめです。
黒づくめの組織にはお酒の名前が付きますよね。
少し脱線しましたが、実ははこれらの色には、ちゃんとした理由があるんです。
知れば知るほど面白い色彩心理学を少し覗き見ていきましょう。
【色彩心理学の効果】赤
まずは赤色からです。
中国の人が一番好きな色としても有名ですね。
赤色は血潮の色でもあり、とても力が湧いてくるエネルギッシュな意味を持つ色です。
赤色を見ると、人の性格は直情的になりやすくなります。
その力故に、時には憎しみや反抗心が強くなってしまうことも…。
赤色はよくも悪くも人の性格を直情的にする色ですね。
赤色の様々な効果例
赤色は力のあふれてくる色でもありますが、温かさを感じる暖色でもあります。
ある実験では、赤と青の服を着るのとでは、3度も感じる温度が違ったという結果がでたほどです。
赤色は性格だけでなく、心身にも大きな影響があるんですね。
また、赤色は人の性格を直情的にする効果があるので、購買意欲を誘います。
衝動買いしやすいのは、そうした赤色を使ったHPであったり、チラシであったりするんですね。
衝動買いしたくない!という人は、一度赤色から目を離して、青色を見ながら考えた方がいいかもしれません。
また、赤色は力のみなぎる情熱的な色。
スポーツをするときには、赤色を身に着けるなどしてチームの指揮を高めるのも効果的です。
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【色彩心理学の効果】青
青色は人の性格を冷静にさせる意味があります。
怒りなどを鎮める、落ち着く意味を持つ色でもありますね。
ただ、あまりにも青色が強すぎると「ブルーになる」と言われるように、気持ちが沈み、力が出なくなることもあります。
自分の性格と折り合いをつけて、心身をコントロールするのに使っていきたい色ですね。
青色の様々な効果例
青色も赤色と同様、人の心身に寒暖を感じさせる効果があります。
赤色が体感温度をあげたのに比べて、青色は体感温度を下げる効果があると言われています。
夏の暑い日などには空色のTシャツなどを着て出かけると良さそうですね。