冷え・在宅太り・感染対策…冬のトラブル共通の対策は「よく嚙むこと」!

冷え・在宅太り・感染対策…冬のトラブル共通の対策は「よく嚙むこと」!

体調を崩しやすい冬は、冷え・在宅太り・落ち込みといった健康トラブルに陥るリスクが高まります。そんな冬の健康対策に共通するのが「よく嚙むこと」。「嚙む離れ」が懸念される現代人が習慣化しやすい「よく嚙むこと」の3か条をご紹介します!

記事の目次

  1. 1.冬に陥りやすいトラブルが生活習慣の変化でリスク上昇
  2. 2.『よく噛むこと』が冬の健康対策に重要!

冬に陥りやすいトラブルが生活習慣の変化でリスク上昇

冬は体調を崩しやすい季節のため、健康管理を怠ってしまうと様々なトラブルに陥るリスクがあります。特にコロナ禍の生活習慣において、陥るリスクが高まるトラブルとして以下が挙げられます。

①冷え
毎年冬になると多くの人を悩ませる「冷え」。特にコロナ禍では冬に冷えを感じる人が増えているようです。

実際に、コロナ禍で迎えた昨年冬の調査※1によると、約6割が「例年以上に冷えを感じている」ことが明らかになりました。その原因としては以下のようなことが挙げられ、感染対策や自粛が続く今年も、引き続き注意が必要です。

コロナ禍の冬の冷え性の要因

  • 換気対策による室内の冷え
  • 自粛生活での運動不足
  • ストレス・不安による血行不良

➁在宅太り
在宅太りはコロナ禍で多くの人を悩ませていますが 、 最新の調査結果(2021.10)※2によると3人に一人が体重が増加したという結果が出ています。

また、外出を自粛する傾向にあるため、運動不足に拍車がかかり、“在宅太り”が更に増えることが予想されます。

③気分の落ち込み
コロナ禍におけるコミュニケーション不足やストレス増加などが冬の気分の落ち込みを助長すると言われています。

また、ひと段落したように思われる今冬においても、外出しない生活習慣が付いてしまったことで、気分がスッキリしないという人も多く※3、引き続き注意が必要な状況が続きます。

④感染対策
人間は体温が下がると体の抵抗力も下がり、さらに冬はウイルスが繁殖しやすいため、感染リスクが高まります。

また、今はマスクの着用で口呼吸が増える傾向にあり、ウイルスが呼吸器にダイレクトに入ってしまうため、要注意です。

※1 参考:コロナ禍で迎えた今冬の「身体の不調と冷え」に関する調査(ウーマンウェルネス研究会)<https://digitalpr.jp/r/44802>
※2 参考:コロナ禍の健康意識に関する実態調査(アキターズ実施)<https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000011777.html>
※3 参考:時事メディカル <https://medical.jiji.com/topics/2357>

『よく噛むこと』が冬の健康対策に重要!

よく噛むことで…

  • 食後の代謝が高まり、栄養が体熱となって消費されます。たんぱくの多い食品がより効果的。※4⇒冷え性対策
  • 満腹中枢が刺激され、食事の満足感を感じやすくなるため、食べ過ぎの防止になります。※5⇒在宅太り対策
  • 噛むという「リズム運動」によりセロトニン神経が刺激され、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」分泌が増加することでストレスが低減されます。※6⇒落ち込み対策
  • 唾液の分泌が増加します。唾液には口内洗浄の機能や、ウイルスや細菌に抵抗する成分が含まれ、それらを体内に侵入しにくくします。※7⇒感染対策

※4 参考:噛むこと研究室 <https://kamukoto.jp/beauty/698>
女性の新健康習慣 <https://www.pref.kanagawa.jp/documents/37565/hie.pdf>
※5 参考:噛むこと研究室 <https://kamukoto.jp/beauty/644>
※6 参考:噛むこと研究室 <https://kamukoto.jp/brain/692>
※7 参考:噛むこと研究室 <https://kamukoto.jp/mouth/1038>

現代人の「噛む離れ」が冬のトラブルを助長する恐れも

2021年10月にロッテ「噛むこと研究部」が実施した調査によると、「食事の際に『よく噛むこと』を意識していますか。」という質問に対して、「あまり意識していない・まったく意識していない」と回答した人が60%以上でした。

さらに夕食時一口あたりの噛む回数については、専門家は30回以上を推奨する中、85%が「20回未満」、30回以上を咀嚼している人は4%以下という実態が明らかになりました。

専門家はこの実態に対して、現代人の噛む離れを警鐘します。

前 岡山大学病院 小児歯科講師、国立モンゴル医科大学 客員教授 岡崎教授コメント

  • 調査結果からもわかるように、昨今の食生活やライフスタイルの変化などにより「噛む離れ」が進んでいます。また、冬は体調を崩しやすい季節ですが、先に上げているような「冷え」や「正月太り」などに加え、「ウイルス感染」には特に注意が必要です。

    なぜなら、いま習慣化されているマスクの着用は気道抵抗を高めるため口呼吸になりやすくなり、これにより細菌がダイレクトに呼吸器に入ってしまうからです。

    その対策として、噛む習慣をつけること、特に日頃からよく噛む食品であるガムや昆布などを噛むことを推奨します。噛むことで口が閉じるため鼻呼吸へと誘導されます。

    また、よく噛むことはその他冬の様々トラブルの対策においても効果があるので、ぜひ健康的に過ごすためにも日頃からガムや昆布を噛むなどして、「噛む」行動を習慣化していただければと思います。

”よく噛む”ことを習慣化するための3か条!

  • 一口あたりの咀嚼回数は30回以上を推奨。片側だけでなく左右均等を意識!
  • 食材の切り方や調理法・食べ方で「無理せず噛む回数を増やす」工夫を!
    (自然と噛む回数を増やすため野菜や具材は小さく切らない、水分で流し食べをしない、なるべく食べ物の水分を飛ばす、お茶やお水は食事の最後に飲む 等)
  • 普段の食事に加えて、1日3~4回に分けて10分以上噛む!
    噛みごたえのある「ガム」や「昆布」が特にオススメ

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