自律神経の乱れを抑えるためには、マッサージとストレッチがおススメです。これらを行うことで、全身の血のめぐりが良くなり、体の調子が良くなります。
身体が整うと、心も健やかに保つことができます。簡単な「足の指を開くだけ」のストレッチでも、ふくらはぎなど足全体の筋肉に効きます。首や肩を回したり、伸ばしたり、手軽なストレッチから取り入れてみませんか?
3.寝る前にスマホから離れリラックスする時間をとる
寝室の電気を消した後、寝る直前まで、スマホをいじってしまっていませんか?寝る前にスマホの明るい画面を見ていると、夜なのに交感神経が活性化されてしまい、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。
寝る1時間前までには、スマホを見ることをやめ、音楽を聞いたり、読書をしたり、リラックスした時間を過ごすようにしましょう。深い眠りに繋がり、翌朝すっきり目覚めることが期待できます。
4.「歩行」や「噛む」などリズム運動を行う
自律神経を整える方法として、リズム運動が良いことがわかっています。リズム運動には「呼吸」、「ウォーキング」、「サイクリング」、「噛むこと」などがあります。「噛む」ツールとして「ガム」を用いることで、日常生活の中でリズム運動を取り入れやすくなるのでおすすめです。
また、「ガムを噛むこと」にはさまざまないい機能があることもわかっています。ロッテと共同で行った最新の研究では、ガムを噛むことにより、自律神経が整うことが明らかになりました。
20~50代の健康な男女50名を対象に、1日に2粒×3回、2週間継続してガムを摂取し調査したところ、ガムの「継続摂取」 により、自律神経・ストレスが改善することで、ネガティブな気分が改善し、唾液中の免疫物質濃度が増加することがわかりました。
そこで、簡単手軽にできるガムを使ったトレーニング、’’ガムトレメソッド’’をご紹介します。
「ガムを噛むこと」によるいい機能
1セロトニン神経を活性化する
「噛む」というリズム運動によりセロトニン神経が刺激され、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」分泌が増加し、自律神経の調節、覚醒作用、集中力を高めたりする作用などがあります。
2ストレスを軽減する
日常生活や仕事、試験期間中などにガムを噛んでもらうと、ストレスや不安感、気分の落ち込みを低減する作用などが報告されています。試験期間中に噛んだ場合では、テストの点数向上も認められました。
3免疫物質を増加させる
唾液や粘膜で分泌される免疫物質「免疫グロブリンA(IgA)」は細菌やウイルス、花粉などアレルゲンなどと結合して体内への侵入を防いでいますが、慢性的なストレスにより唾液中で減少すると報告されています。ガムを「噛むこと」で唾液が増え、さらに時間当たりの唾液中へのIgA分泌が増加することが明らかになっています。
ロッテ噛むこと研究部監修 「ガムトレ」とは?
「ガムトレ」とはロッテ噛むこと研究部が監修する、ガムを使った口周りのトレーニングです。「ガムトレ」の3つのポイントをおさえ、健康によいとされている「噛む」という行為をガムを使って日常的・継続的に実践しましょう!
1背筋を伸ばし 足をしっかり地面につける
まずはガムトレの基本姿勢として「背筋を伸ばし、足を地面につけて噛むこと」が重要です。背筋を伸ばすことで脳への刺激が高まり、唾液がしっかりでることに加え、足を地面につけることでしっかり嚙み締められ、咀嚼効率が向上します。
2口を閉じたまま 左右均等に噛む
口をしっかり閉めて噛むことで、口を閉じる筋肉の運動になります。また、左右均等に噛むことで、舌を左右に動かすため舌の筋肉の運動にも繋がります。
3自分のペースで リズムよく噛む
リズムよく噛むことで幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンが増加します。日常的に行うことで自律神経バランスを整え、精神の安定につながります。
小林弘幸教授コメント
リズム運動は幸せホルモンともいわれるセロトニン分泌を高め、自律神経を整えることが報告されています。いつでも手軽に行えるリズム運動として、1深呼吸、2ウォーキング、3ガムを噛むことがおすすめです。
私たちの最新の研究で、日常生活の中にガムを噛むことを取り入れると、気分がよくなったり自律神経のバランスが改善され、唾液中の免疫物質濃度が増加することがわかっています。ガムは自律神経を整えるだけではなく、脳血流を増加させたり、集中力を高めるなど、様々なよいことがありますので、日常生活に是非取り入れてみてください。
自律神経を整えて、秋バテにしづらい身体にしよう!
いかがでしたでしょうか。季節の変わり目はどうしても体調を崩しがちですが、今回ご紹介した方法をとり入れてみて、体調不良を回避して健やかに暮らしていきたいですね。
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