おりものが毎日多く出るのは普通？おかしい？原因は？

白濁したおりもので、豆腐カスやチーズのようにポロポロして強いかゆみがある場合はカンジダの可能性大です。

白いおりもので臭いもなく、人によってはクリーム状のおりものが出ることもあるので、排卵期後のおりものとよく似ており気が付かないこともあります。

痒みや刺激感、性交時の疼痛があるようならカンジダを疑ってもいいでしょう。

おりものが水っぽく、灰色がかっていたら細菌性膣症の可能性があります。

細菌性膣症の特徴は、臭い。

魚の腐ったような独特な臭いと痒みがあります。

黄緑っぽく、膿のように見えるおりものは淋菌感染症かもしれません。

痒みはあまりありませんが、強い臭いと下腹部に痛みを生じます。

女性は気が付かないことが多く、子宮内膜症や卵管炎を引き起こすこともあるので早めの治療が必要です。

赤褐色や茶褐色、ピンク色のおりものの場合、性交での出血の可能性もありますが、ガンやポリープが潜んでいることもあります。

特に閉経期であれば、子宮体がんの可能性もあるので早めの診察をおすすめします。

また、更年期以降になると萎縮性膣炎といって萎縮と乾燥による出血が起こることもあるようです。

もともとの体質でおりものがあまり出ない人もいますが、ある日突然おりものの量が減ったと感じたらホルモンバランスの崩れが原因かもしれません。

その際、きちんと毎月生理が来ているのであれば問題ありません。

膣の形状などで頸管粘液が外に出にくい場合もあるので、膣内でちゃんと分泌されているかどうか診断を受けるといいでしょう。

おりものの量が少なすぎると、膣炎や性感染症のリスクが高くなるだけでなく、不妊になりやすくなることもあります。

規則正しい生活を心掛け、なるべくホルモンバランスを整えるようにケアしてあげましょう。

不快で億劫なおりものですが、女性にとってなくてはならないもの。

日頃からおりものの量や状態をチェックしておくことで、おりものの量が異常なものなのかどうかが判断しやすくなります。

もちろん自己判断はよくありませんが、体調のバロメーターでもあるのでおりものの変化に注目してみるのもいいですよ。

少しでもおかしい、不安だと感じたら迷わず医師の診察を受けるようにしましょう。