記事の目次
- 1.子供に落ち着きがない
- 2.【子供に落ち着きがない原因】①好奇心旺盛な性格
- 3.【子供に落ち着きがない原因】②欲求に素直
- 4.【子供に落ち着きがない原因】③自我が芽生えてきている
- 5.【子供に落ち着きがない原因】④ストレスが溜まっている
- 6.【子供に落ち着きがない原因】⑤かまってほしい
- 7.【子供に落ち着きがない原因】⑥ADHDの発症
- 8.【子供に落ち着きがない原因】⑦ASDの発症
- 9.【子供に落ち着きがない原因】⑧集中させる時間が長すぎる
- 10.【子供に落ち着きがない原因】⑨家庭環境・教育方針
- 11.【子供に落ち着きがない】対処法:叱るのは絶対NG
- 12.【子供に落ち着きがない】対処法:成長を待つ
- 13.【子供に落ち着きがない】対処法:嫌なことには反応しない
- 14.【子供に落ち着きがない】対処法:専門機関に相談する
- 15.【おわりに】
落ち着きがない子供も、決して好きでそんな行為をしているのではありません。
自分の中に芽生えた心理的な欲求をどう処理すれば良いのかわからない為に落ち着きがなくなってしまうのです。
そんな風に自分の心理状態に困っている子供を叱ってはいけません。
叱られると、なんて自分はダメなんだ。愛されていないんだ。と、子供の自分に対する自尊心は簡単に失われてしまいます。
何が良くて何が悪いのかもまだわからない子供には、叱るのではなく、学習してもらうという接し方をしましょう。
例えば良い行いをした時にはぎゅっと抱きしめてあげたり、感謝の言葉を伝えましょう。
もし悪いことをしてしまった場合にも、できるだけ良い点だけを見つけて褒めてあげましょう。
落ち着きがない子供は親以外の人から叱られることが多く、叱られなくても十分に反省しています。
せめて親だけでも子供を十分に褒めて長所を伸ばしてあげられるようにしましょう。
【子供に落ち着きがない】対処法:成長を待つ
落ち着きのない性格と言うのは、成長とともになくなっていきます。
子供の頃にはとにかく落ち着きがなくてしょうがなかった男の子も、落ち着いた男性に成長することがほとんどです。
というのも、子供の頃には自分の心理的な欲求を抑える術を持っておらず、どうやって自分の心理的欲求を満たせばよいのかわからないからです。
大人になるとその心理的欲求がどうすれば満たされるのかということがわかるようになりますよね。
自分の心理的欲求を抑えられるようになるまで成長を待ってあげましょう。
【子供に落ち着きがない】対処法:嫌なことには反応しない
落ち着きがなく、自分を困らせるようなことばかりしてくるような子どもへの接し方は難しいですよね。
いつも自分の気を引こうと落ち着きなく癇癪を起してみたり泣いてみたり…。
そうした子どもはつい叱ったり話しかけたりしたくもなりますが、実はその接し方は逆効果です。
子供にとって、「落ち着きがない行動」=「かまってもらえる行動」として学習されてしまいます。
ですから、子供が自分に嫌な接し方をしてきた場合にはできるだけ関わらないように、反応しないようにしましょう。
【子供に落ち着きがない】対処法:専門機関に相談する
なかなか落ち着きの無さがなくならない場合や、子供がそのことで人間関係がうまくいかずに苦しんでいる時には早めに専門機関に行きましょう。
発達障害などの障害を抱えていた場合、本人の努力ではどうしようもない場合があります。
またそうした障害によるストレスが原因で、子供でもうつなどの心理的な病気にかかってしまうこともあるのです。
発達障害だとわかれば、それを抑える薬を出してもらえたり、適切な心理的治療を受けることが出来ます。
障害だということがわからないまま接し方を変えずにいると子供が苦しいのはもちろん、子育てをしている男性や女性の心理的な負担も大きくなってしまうので、早めに行った方が良いでしょう。
【おわりに】
以上「落ち着きがない子供の原因9選!対処法は?」でした。
子供に落ち着きがないと病気なのでは?障害なのでは?と疑ってしまいますが、大抵の場合は当たり前の現象です。
あまり心配しすぎるのも子供にとって良くないので、子供が困っていたら手を差し伸べてあげるといったスタンスで良いでしょう。