高温期は何日くらい続くと、妊娠しているといえるのでしょうか?一般的には、高温期が16日以上続くと妊娠の疑いが出てきます。そして、21日以上続くと妊娠している可能性がとても高いとされています。
妊娠していない場合の高温期は、11~15日間が正常範囲とされていますので、高温期15日目は妊娠の疑いが出るかどうかの境目なんですね。先に紹介したような症状だけでは妊娠しているかの判断は難しいので、高温期が翌日も続くかどうか、基礎体温を継続して測っていきましょう。
高温期15日目に体温が下がる!妊娠してない?
妊娠を待ち望んでいる人にとっては、生理予定日を乗り切ったと思った矢先、高温期15日目に体温が下がると「生理が来るんだ・・」とがっかりしてしまうかもしれません。確かに生理予定日から1日過ぎただけですから、基礎体温がガクンと下がる場合、その後出血が始まり遅れていた生理が来るかもしれません。でも、高温期15日目に体温が下がる場合も妊娠している可能性はあります。
基礎体温は影響を受けやすい
高温期15日目に体温が下がる要因として、まずは正しい位置で計測していなかったり、口を開けていたりなど、計測ミスが挙げられます。また、基礎体温は体調不良や寝不足でも低めに出ることがあります。冬は外気温の影響も受けやすく、布団をかけないで寝ていたり、寝室が寒すぎるなどで体温が低く出ることもあります。
ですから、この日だけ体温が下がるからといっても、実際に出血して生理が始まるまでは妊娠していないとは断言できません。翌日も基礎体温を計測し、高温に戻るようなら、まだ妊娠の可能性はあります。
高温期15日目に少量の出血!生理なの?
生理が始まる前は、茶色のおりものが出たり、おりものに血が混じったりなど、少量の出血をすることが多いです。ですから、高温期15日目に少量の出血があると生理が始まると思ってしまいますね。高温期15日目に体温がガクンと下がり、少量の出血があった場合は、生理かもしれません。
ただ、妊娠していても、この時期に少量の出血をすることがあります。実際、茶色のおりものや、おりものに血が混じって生理が来ると思っていたら、結局出血の量が増えずに生理が来なかったという体験談もあります。
高温期15日目で検査薬陰性・・妊娠の可能性ゼロ?
生理予定日を過ぎても生理が来ないと、妊娠を期待して検査薬を試したくなりますね。そして期待して検査したら、陽性ではなく真っ白な陰性!とてもがっかりすることでしょう。妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるHCGホルモンの尿中の量を検知して、陽性・陰性で結果を出し、妊娠しているかを判断します。
一般的な妊娠検査薬は、検知できる尿中HCG量が50 mlU/mLで、検査可能期間を生理予定日1週間後、高温期でいえば21日目以降としています。そのため、高温期15日目では尿中のHCG量がまだ不足していて、検査結果が陰性になることがあります。この場合は、生理予定日の1週間後に再度検査しましょう。妊娠していれば、陽性反応が出るでしょう。
早期妊娠検査薬なら判定可能!
早期妊娠検査薬は、一般的な妊娠検査薬よりも検知できるHCG量が25 mlU/mLと少なく、生理予定日ごろから妊娠判定ができます。妊娠していれば、高温期15日目に早期妊娠検査薬で陽性反応が出ます。
ただし、ホルモンの分泌量は個人差もあるため、高温期15日目でも陰性になることもあります。検査結果が陰性でも、妊娠が疑われる場合には数日後に再度検査してみましょう。高温期15日目に陰性でも、2,3日後に検査したら陽性になったというケースもあります。