記事の目次
- 1.妊娠2週目の体は、どんな状態?
- 2.妊娠2週目の体に起こる症状は?
- 3.妊娠2週目以後から、妊娠超初期症状が現れる?
- 4.妊娠2週目以後に起こる妊娠超初期症状(1)腹痛
- 5.妊娠2週目以後に起こる妊娠超初期症状(2)出血
- 6.妊娠2週目以後に起こる妊娠超初期症状(3)吐き気
- 7.まとめ(1)妊娠2週目には、つわりの症状は起きない
- 8.妊娠2週目のエコー写真には、何が写る?
- 9.妊娠2週目に検査薬を使ってもOK?
- 10.妊娠2週目に中絶手術はできる?
- 11.妊娠2週目以後の中絶手術の方法とは?
- 12.妊娠2週目以後の中絶手術の方法(1)掻爬(そうは)法
- 13.妊娠2週目以後の中絶手術の方法(2)吸引法
- 14.妊娠2週目以後の中絶手術、その後の対応は?
- 15.終わりに・妊娠2週目は普段通りの生活をおくろう
妊娠2週目の体は、どんな状態?
妊娠2週目は、生理が終わってから1週間が過ぎた時点を指します。生理周期を28日とすれば、生理開始日の2週間後の頃に排卵が起こるため、ちょうどその時期にあたることになります。
卵子の寿命はおよそ8~12時間。精子の寿命はおよそ48~72時間です。したがって、排卵日の1~2日ほど前に性交を行うと、妊娠の確率が大きくなるといわれています。
つまり、妊娠2週目の女性の体は、一番妊娠しやすい時期といえるのです。
妊娠2週目の体に起こる症状は?
「妊娠初期症状」と呼ばれる症状があります。これは、女性の子宮に受精卵が着床することによって、体内のホルモンバランスが崩れ、体に様々な変化が起こる症状のことです。俗に「つわり」という呼び方をされる場合もあります。
ただし、着床の時期は妊娠3週目ごろといわれ、つわりの症状が起きるのも、一般的には妊娠5週目ごろからと言われています。
したがって、妊娠2週目ではまだつわりの症状が現れることはありません。たとえ何か体に異変があったとしても、それは妊娠とは別の原因があるとみて間違いないでしょう。
妊娠2週目以後から、妊娠超初期症状が現れる?
ただし、「妊娠『超』初期症状」という症状は、妊娠2週目以後の、妊娠3週目頃から起きる可能性があります。これは、着床した女性に体に起きる様々な症状の総称です。
生理前の腹痛や吐き気と症状が似通っているため、妊娠との関連性の区別がつきにくいのが特徴です。この妊娠超初期症状も「つわり」という呼び方をされます。つわりに悩まされる期間は、とても個人差が大きいのです。
では、妊娠2週目以後から起こる可能性のある、妊娠超初期症状について詳しく見ていきましょう。
■参考記事:妊娠超初期の変化と過ごし方についてはコチラも参照!
妊娠2週目以後に起こる妊娠超初期症状(1)腹痛
妊娠超初期症状=つわりは、生理前の症状と区別が付きにくいと説明しました。なぜなら、妊娠5週目くらいならまだしも、生理が終わって1~2週目ごろの体は、妊娠していなくても不調が続きがちだからです。
しかし、不調のメカニズムはまったく違います。生理前の症状は、体内の余分なものを排出しようとして起こります。対して、つわりは、子宮を大きく成長させるために起こるのです。
その症状の最もたる例が「腹痛」です。
妊娠すると子宮が拡張し、周囲の血管や臓器、筋肉にも影響を及ぼして、痛みの症状となって現れます。
妊娠2週目以後の腹痛は、重い生理中の時のような我慢できない痛みではありません。チクチクと針で刺されるような腹痛、引っ張られるような腹痛など、「なんとなく違和感があるかも?」というくらいの軽い痛みであることがほとんどです。
妊娠2週目以後に起こる妊娠超初期症状(2)出血
妊娠2週目以後に腹痛が起きると同時に、出血がある場合もあります。出血=流産というイメージがありますが、出血の量が微量であれば「着床出血」の可能性が高く、妊娠に問題はありません。
「着床出血」とは、受精卵が子宮に着床するとき、子宮内膜を傷つけることによって起こる出血のことです。出血量はほんのわずかで、分泌されるおりものにほんの少し色が付く程度です。出血は、水っぽいピンク色や茶色をしていることが多く、期間も長く続きません。
もしも、出血の期間が長く続き、量も多い場合は医師に相談しましょう。