新生児の発熱の原因になる病気には、細菌性髄膜炎もあります。
細菌性髄膜炎は、赤ちゃんがかかると5%の割合で死に至るというとても危険な病気です。
細菌性髄膜炎にかかると、発熱や嘔吐のほかに、特徴的な症状としてはひどい頭痛を感じます。
しかし赤ちゃんは頭が痛いことを伝えることができないので、機嫌が悪くなるばかりです。
熱が出て機嫌が悪い時や、ミルクを飲まなかったり、嘔吐がある場合には、細菌性髄膜炎の可能性もあります。
早めに病院で診てもらうようにしましょう。
【新生児の発熱の原因⑧】敗血症
新生児の発熱の原因になる病気には、敗血症もあります。
敗血症というのは、体に肺炎や腎盂炎など細菌を原因とした病気があるところから、血液にその細菌が入ってしまい、全身に症状が出てしまう病気です。
とても致死率が高いことで知られていますが、治療を早く開始すればするほど治る確率が高くなります。
新生児の場合には、早産でお母さんからの免疫をもらえなかった赤ちゃんがかかりやすかったり、出産の際に何らかの形で感染してしまった場合と、出産後に何らかの細菌に感染することで発症する場合があります。
敗血症の主な症状としては、熱が出るほかに赤ちゃんに元気がなかったり、母乳やミルクの飲みが悪かったり、特徴的な症状として顔色が悪く、お腹が張るといった症状があります。
髄膜炎を起こすこともあるので、赤ちゃんの症状が何かおかしいと感じたらすぐに病院に相談しましょう。
【新生児の発熱の原因⑨】尿路感染症
新生児の発熱の原因になる病気には、尿路感染症もあります。
普通はおしっこというのは膀胱から体の外に向かって一方通行でしか流れて行かないものです。
しかし、何らかの奇形が尿道にあったことにより、おしっこが逆流したり停滞することがあります。
すると、おしっこの出口から侵入してきた細菌やウイルスに感染して炎症が起きてしまいます。
尿路感染症になってしまうと、症状としては発熱のほかに頻尿になったり、排尿痛を感じたりします。
しかし赤ちゃんは、1日のおしっこの回数もとても多く、排尿痛を伝えることができません。
発熱だけが尿路感染症で赤ちゃんが伝えられるサインになるので、注意が必要です。
新生児の発熱!お家で気を付けたいのは脱水症状!!
赤ちゃんが熱を出した時に、お家で一番気をつけたいことは脱水症状です。
大人でも、38度以上の高熱を出すと汗を大量にかきますよね。
もともと平熱が高い赤ちゃんは大人よりも汗をかきやすいものです。
その上、37.7度から38度以上の高熱を出してしまったら、普段よりも沢山汗をかくようになってしまいます。
頻繁に母乳やミルクを飲ませたり、白湯を口に含ませたりして、37度から38度以上の高熱を出した場合には脱水症状を起こさないように気をつけてあげましょう。
また、沢山かいた汗が冷えると、今度は体温が下がりすぎてしまうこともあります。
いつもよりも着替えの回数を増やしてあげたり、こまめに脇の下や首、背中など汗をかきやすいところをふいてあげたりしましょう。
新生児の発熱、何度になったら病院?!38度って本当?!
新生児は大人と比べるとずっと平熱が高いということは前の方でもお伝えしました。
赤ちゃんの発熱というのは、37.7度からだということもお伝えしましたが、それでは、37.7度の熱が出たからといって、すぐにでも病院に連れて行ったほうがいいのでしょうか。
赤ちゃんの体調はかなり変わりやすいので、38度くらいの熱なら様子を見ていればそのまま下がってしまい、そのあと他の症状が全くでないこともよくあります。
しかし、大人だと高熱だと感じてしまう38度の熱でも様子を見ていい場合と、赤ちゃんの発熱の目安とされる37.7度以下でもすぐに病院に連れてって行ったほうがいい場合があります。
38度の熱でも様子を見ていい場合と、37.7度に行かなくてもすぐにでも病院に連れて行ったほうがいい場合は、一体どのような時なのでしょうか。
次からみていきましょう。
新生児の発熱!時間外でもすぐに病院へ行くべき症状
37.7度程度の発熱で、全く高熱が出ていない状態でも、時間外診療でもすぐに病院に連れていかなければいけない症状には、次のようなものがあります。
・ひどい嘔吐や下痢が続いている時
・5分以上の痙攣が続いている時
・呼吸が苦しそうな時
・意識が朦朧としてはっきりしないとき
・手足が冷たくて、顔色が青白い時
赤ちゃんの様子を観察していて、上記のような症状が見られる場合には、37.7度程度でも時間外診療をしてくれる病院にすぐに連絡をして、赤ちゃんを連れて行った方がいいのかどうかを相談しましょう。