新生児の発熱!診療時間まで待っても良い症状
逆に、大人だと高熱だと感じる38度以上の発熱であっても、機嫌が良くて、母乳やミルクもよく飲むようであれば一晩様子を見ても大丈夫でしょう。
赤ちゃんの体調は本当に変わりやすいので、次の日に熱が下がって、発疹や湿疹、下痢やおう吐などの気になる症状が他に見られないようであれば、そのまま家で様子を見て大丈夫でしょう。
次の日まで機嫌が良くて、母乳やミルクをよく飲んでいても、38度以上の高熱が続いてるようであれば、診療時間内にかかりつけの小児科のお医者さんへ連れて行って診察してもらいましょう。
新生児の発熱!自己判断は危険!!
マタニティ教室や育児書などでは、新生児にはお母さんからもらった免疫があるので、風邪などは引きにくいから大丈夫だと教わりますよね。
だから、赤ちゃんが熱を出しても、お母さんからもらった免疫がすぐに治してくれると思って、病院になかなか連れて行かないお母さんもいるようです。
しかし、ここまで見てきたように、お母さんの免疫が守ってくれているはずの、生後半年までに高熱を出すということは、何か原因があるはずです。
高熱が出たからといって、お母さんやお父さんがパニックになってしまうのもいけませんが、お母さんの免疫があるからと自分の判断だけで安心しすぎるのもよくありません。
一晩で収まってしまい、高熱以外の症状が見られない場合には、病院に行かずに様子を見ても大丈夫ですが、高熱が続いたり、すぐにでも病院に連れて行ったほうがいい症状が出ている場合には、危険な病気が隠れていることもよくあります。
必ず病院で診察をしてもらうようにしましょう。
新生児の発熱!病院へ行くときには?!
新生児の赤ちゃんが発熱して、初めて病院へ連れて行く時には、1人目のお子さんだとどうしたらいいのか頭の中がパニックになってしまいますよね。
新生児の赤ちゃんが37.7度から38度以上の高熱を出してしまい、病院へ行くときの注意点についてお伝えします。
病院へ行くときの持ち物
新生児の赤ちゃんを連れて病院へ行く時には、十分な準備をしてから家を出るようにしましょう。
37.7度から38度以上の高熱を出している赤ちゃんを連れて病院へ行くのは本当に大変なことですが、忘れ物はないようにしっかりと準備をしましょう。
赤ちゃんを連れて病院へ行くときに必要になる持ち物は次のものです。
・母子手帳
・保険証
・(持っていれば)診察券
・湯冷ましなどの水分
・ミルクとお湯(ミルク育児なら)
・紙おむつ
・おしりふき
・お金
・症状の変化などをメモした紙
・季節に合わせて着替えや上着、ブランケットなど
赤ちゃんを連れた外出は、病院であっても荷物が多くなってしまって大変ですが、どれも忘れてしまうと大変なことになります。
赤ちゃんが具合が悪くて、気持ちが急ぐのはわかりますが、落ち着いて家を出る前に忘れ物がないか確認しましょう。
病院へ行ったら伝えたいこと
病院に着いたら、問診や診察のときにしゃべれない赤ちゃんの代わりにお母さんが赤ちゃんの症状をしっかりと伝えなければいけません。
しっかりとポイントを押さえて病院の先生や看護師さんに赤ちゃんの症状を伝えることができるように、具合が悪くなった時からの症状や体温の変化をメモしておくことをおすすめします。
病院で伝えたいのは次のようなことです。
・いつ熱が出てどのように変化しているか
・いつもと違う症状(食欲、睡眠、機嫌など)
・咳や鼻水、嘔吐、下痢などの発熱以外の症状
・痙攣を起こした場合には回数と時間、前後の様子。
これらのお母さんが伝える情報は、病院の医師さんが赤ちゃんの症状に対して正しい診断を下すための貴重な情報になります。
正確にきちんと気になることを伝えることが、正確な診断をしてもらうのに大切になるので、しっかりと伝えるべきことを伝えるようにしましょう。
赤ちゃんの服装は
赤ちゃんが熱を出して病院へ診察に連れて行く時には、体温調節がうまくできない赤ちゃんが、寒すぎたり暑すぎたりしないように、こまめに上着などで調整できるようにしてあげましょう。
その上で、診察の時にはすぐに診てもらえるように、前開きの洋服を着せていくようにしましょう。
病院の中は、空調でほどよい気温に保たれています。
病院に着いたら、いつ診察室に呼ばれても大丈夫なように、おくるみや上着は脱がせておきましょう。
新生児の発熱!落ち着いて対処しましょう!!
初めての赤ちゃんが、平熱よりも高い37.7度以上の熱を出してしまった時には、お父さんやお母さんはどうしたらいいのかわからなくて、おろおろとパニックになってしまうお家も多いものです。
近くにお父さんかお母さんの実家があって、おばあちゃんの手を借りることができれば、まだ安心することもできるでしょうが、どちらの実家も遠くにあったり、親せきや友達が近くにいない時もありますよね。
そんな時には本当に不安になってしまうものです。