妊娠15週目は安定期目前!赤ちゃんや妊婦さんの様子は?!
マタニティー生活も妊娠4ヵ月の最終週となる妊娠15週目を迎えることができました。
特に流産の危険性が高いと言われる妊娠初期を無事に乗り越えて、いよいよ安定期に入る直前までやってきました。
妊娠15週目になると、お腹の赤ちゃんの状態も安定するようになります。
お腹の大きさも膨らみ始めてきて、多くの妊婦さんのつわりも落ち着いてくることから、体調も上向いてくる妊婦さんが少なくありません。
かといって、妊婦特有のマイナートラブルが全く見られないわけでもありません。
妊娠15週目のエコーでも確認できるお腹の赤ちゃんの様子や、ママのお腹の大きさや体調等についていろいろと見ていきたいと思います。
妊娠15週目とはどんな時期?胎盤完成とは?
妊娠15週目というのは、妊婦生活の中でも1つの区切りと考えられていますが、妊娠15週目が妊婦生活の1つの区切りになる理由とはどのようなものなのでしょうか。
妊娠15週目がマタニティー生活の区切りとなる理由は、妊娠15週目に胎盤が完成するからに他なりません。
今までは、お腹の赤ちゃんは、ママの体から直接、生存や成長するのに必要な栄養や酸素をもらっていました。
それが、お腹の赤ちゃんのベッドともいわれる胎盤が妊娠15週目に完成することで、胎盤がへその緒と繋がり、胎盤を通して赤ちゃんに必要な栄養や酸素が送られるようになるために、ママの体の負担が大きく減り、お腹の赤ちゃんの状態も安定してくるのです。
妊娠15週目からは流産の危険性が少なくなる!
妊娠15週目に入ると、流産の危険性が今までよりもずっと少なくなると言われています。
妊娠15週目に流産の危険性が少なくなる理由は、胎盤が完成することにあります。
今までの赤ちゃんは、ママの体から直接、栄養や酸素を受け取って、ママの体へ体に溜まった二酸化炭素や老廃物を贈っていましたが、この栄養や老廃物のやりとりが、胎盤を通して行われるようになることで、ママの体の負担が大きく軽減されます。
そのためにママの体調も、赤ちゃんの状態も今まで以上に安定するようになるために、流産の危険性がずっと少なくなるのです。
とはいえ、妊娠15週目以降に流産する人が全くいないわけではありません。胎盤が完成して、つわりも終わったからと言って無理をし過ぎると、流産や切迫流産になってしまうこともあります。
妊娠15週目以降も、過剰なストレスや疲労は絶対に溜めてはいけません。
◆関連記事:妊娠18週目はこんな感じ
妊娠15週目の赤ちゃんはどんな様子?
妊娠15週目の赤ちゃんというのは、いったいどのような成長を遂げているものなのでしょうか。
エコーに映る赤ちゃんの姿も、かなりしっかりとしたものになってきました。エコーで確認できることも、エコーには見えないことでも、お腹の中では様々な成長が見られるのがこの時期になります。
妊娠15週目の頃の赤ちゃんの成長や様子について、エコー写真を交えてここからみていきましょう。
【妊娠15週目の赤ちゃん①】身長と体重は?
まずは、妊娠15週目の頃の赤ちゃんの身長と体重についてみていきましょう。
エコーでも確認できる妊娠15週目の頃の赤ちゃんの身長と体重はどのくらいまで大きくなっているものなのでしょうか。
妊娠15週目の頃の赤ちゃんの身長は約15cmほどになります。1000円札の横幅というのがちょうど15cmになるので、ちょうどこの頃の赤ちゃんの大きさというのは、1000円札を広げたくらいの大きさになっているのでしょうか?!
とはいえ、お腹の中では、手足を小さく折りたたんでいるので、エコーで確認できる実際のお腹の中での姿はもう少し小さいと思います。
妊娠15週目の頃の赤ちゃんの体重は、40gから100g程度になります。個人差がまだかなり大きいのですが、成長曲線の標準の中に入っていれば大丈夫です。
この時期の赤ちゃんというのは、身長も体重も急激に大きくなっていく時期になります。
この時期の妊婦検診は4週間に一度になっているので、4週目にエコーで確認した赤ちゃんの大きさに、びっくりする妊婦さんも少なくありません。
【妊娠15週目の赤ちゃん②】皮膚が厚くなり胎毛や毛髪が!
エコーの画像は不鮮明なので、エコーではよくわからないと思いますが、妊娠15週目の頃になると、赤ちゃんの皮膚が厚くなり、今まであった透明さがなくなって不透明になっていきます。
それと同時に、胎毛や毛髪が生えてくるようになります。
胎毛というのは耳慣れない言葉ですが、時々、おでこや背中など本来毛が生えていないところに毛を生やして生まれてくる赤ちゃんいますよね。
あの毛が胎毛になります。
胎毛はエコーでは確認できませんが、羊水の刺激から赤ちゃんの体を守るために、お腹にいる時に赤ちゃんの体に映える毛のことです。
生まれる直前にほとんど抜けてしまうことが多いのですが、お腹の中で抜け切らないで生やしたまま生まれてくる赤ちゃんも少なくありません。
1歳を迎える頃までにはほぼ抜けてしまうので安心してください。