妊娠15週目の頃の赤ちゃんの様子についてきたところで、次はママの様子についてみていきましょう。
体調が安定してくると言われる妊娠15週目の頃の妊婦さんの様子というのは、お腹の大きさなど、どのような感じになるのでしょうか。ここからみていきましょう。
【妊娠15週目の妊婦の様子①】お腹の大きさは?!
妊娠15週目の頃の妊婦さんのお腹の大きさというのは、どのくらいのお腹の大きさになっているものなのでしょうか。
妊娠3ヵ月ぐらいまでは、お腹の大きさはそれほど目立つものではなかったので、お腹の大きさでは妊娠していることは周りの人からはわからないものでした。
それが、妊娠4ヵ月に入ると、徐々にお腹の大きさもふっくらとしてきたのが周囲にもわかるようになり、お腹の大きさから妊娠しているとわかるようになります。
妊娠15週目の頃のお腹の大きさというのはどのくらいのお腹の大きさになっているものなのでしょうか。
妊娠15週目の頃の子宮の大きさを表す子宮底長は7cmから12cmが適正値となります。
子宮の大きさは子供の頭の大きさくらいになっていて、お腹の大きさもふっくらとしてくるものです。
実際のお腹の大きさを表す腹囲は妊娠前からプラス20cm程度になることが多いようですが、個人差が大きいので、一概には言えません。
妊婦健診のときに、大きすぎるとか小さすぎるとか、特に指摘されなければ問題はありません。
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【妊娠15週目の妊婦の様子②】安定期の直前!
妊娠15週目になると、胎盤が完成しつわりも少なくなり体調も安定することから、安定期に入ったと勘違いする人もいますが、安定期は妊娠5ヵ月に入ってからになるので、妊娠16週目からになります。
妊娠15週目は、安定期の直前となります。
日本語には安定期という言葉がありますが、実は海外では安定期という概念がない国もくなくありません。
胎盤が完成して体調が落ち着いても、妊娠中は普段よりもリスクが高い時期になります。
無理を過ぎないことが大切です。
【妊娠15週目の妊婦の様子③】平熱に戻る
妊娠してから、妊娠を継続させるために黄体ホルモンの分泌が増えます。この黄体ホルモンには基礎体温を上昇させる作用があるために、妊娠してからずっと基礎体温が高い状態が続いていました。
人によっては、妊娠してから体温が37度程度となることもあり、少し微熱があるような熱っぽい感じが続いていた人も少なくないでしょう。
それが、胎盤が完成したことにより、黄体ホルモンの分泌が減るので、基礎体温が下がり、妊娠前の平熱の状態に戻ります。
体が熱っぽい感じでだるさを感じていた人も、この時期には平熱に戻ったことで体がすっきりしたと感じる人も少なくありません。
【妊娠15週目の妊婦の様子④】つわりが治まる人も!
妊娠15週目になると、胎盤が完成して、赤ちゃんの状態も落ち着くことから、つわりが治まってくる人が増えてきます。
つわりの症状自体は、妊娠12週目の頃から良くなり始めたという人もいるでしょうが、妊娠15週目を境につわりが完全になくなってしまう人も少なくありません。
しかし、つわりがいつまで続くのかというのは、個人差が大きいものです。中には出産するまで吐き気に悩まされるという人もいるので、この時期につわりが治まらなくても焦る必要はありません。
ただし、これから赤ちゃんがどんどんと大きく成長していく時期になります。
つわりであまり食べられないようだと、赤ちゃんの栄養が不足してしまう可能性もあります。今の時期につわりがひどいようなら、一度妊婦健診のときに相談してみましょう。
【妊娠15週目の妊婦の様子⑤】子宮の靭帯の痙攣が?!
妊娠15週目の頃になると、子宮が急激に大きくなるために、お腹の中で子宮を支えている靭帯が、その重さに耐えられなくなって痙攣を起こすことがあり、その痙攣が原因の腹痛を感じることがあります。
この場合には、温めてあげると症状が緩和することが多いので、お腹をよく温めてあげるようにしましょう。
【妊娠15週目の妊婦の様子⑥】むくみに悩む人も!
妊娠してから体がむくみがちなったという人が少なくありませんが、この妊娠15週目の頃になると、ますますむくみに悩むという人が増えてきます。
この頃になると、子宮の大きさが大きくなってくるために、骨盤周りの血管を圧迫するようになり、足へつながる静脈を圧迫することもあります。