打たれ弱い自分が好きという心理は、どんな意味があるのでしょう。
「打たれ弱い」という言葉の意味には、「過敏な」とか「デリケートな」といった「感受性が豊か」である意味合いも含みます。
そこに重点を置いて「打たれ弱さ」をみてみると、
「ちょっとしたことで傷ついてしまう自分」
「儚げな弱さ」
「繊細で守られるべき存在」
という解釈ができますよね。
いわゆる「多感な時期」の心理状態を引きずっている若者ならちょっといただけませんが、まさにその真っ盛りな子供たちの場合なら、打たれ弱さアピールも仕方がないことなのかなと思えなくもありませんね。
【打たれ弱い性格&特徴】3.なんでもかんでも『自分のせい』
打たれ弱い性格や特徴には、なんでもかんでも自分のせいにしたがる心理傾向がみられます。
グループで進めていた計画にトラブルが起きたのも「自分のせい」
好きな子が進学に失敗したのも「自分のせい」
遠足当日に雨が降ったのも「自分のせい」
などと、とにかく「自分のせい」にして落ち込んでしまうタイプ。
周囲からすれば、それはあり得ないと思うことも、打たれ弱い性格の人は、大真面目に「自分のせいでこうなってしまった」と思い込んでいるケースもありますよね。
打たれ弱いとされる人の心理には、「逃げ道を塞ぐ」という思考回路を持つケースがあります。
通常なら、「自分のミスもあったけれど、他にもこんな原因があったから結果としてダメになった」という客観的な判断ができるところ。
それが打たれ弱い人の場合、「こうなってしまったのは全部自分が悪かったんだ」と思い込んでしまう。これもネガティブ思考の特徴と一つだと言えるでしょう。
【打たれ弱い性格&特徴】4.とにかく他人に攻撃的
一見すると打たれ弱い心理とは関係なさそうな「攻撃的」に転じるケースもご紹介しましょう。
子供や若者によくみられる行動で、「すぐに言い返す」や「常に喧嘩腰」な態度をみせる場合があります。
子供たちの様子をみていると、いつも感情的になる子供がいたり、「自分から喧嘩を仕掛けている」ようにみえる子供たちを見かけると思います。
若者の場合だと、「理屈っぽい」や「突っ込みがキツイ」などの行動も、打たれ弱い性格が根底にあるケースがありますね。
虚勢を張ることで、打たれ弱いことを悟られないようにしていたり、若者本人も自分たちの「弱さ」を認識していないケースもあるでしょう。
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【打たれ弱い性格&特徴】5.やたらに悪い想像をする
打たれ弱い性格的特徴としてよくある心理は、とにかく物事を悪い方向へ想像する傾向があります。
物事を悪く捉えてしまう原因は、「傷つきたくないから」です。
子供や若者は自信を持ちたくても、その根拠がない、あるいは経験が足りません。
だけど、失敗したくない心理や、「弱さ」を自覚したくない気持ちが強く働く場合があります。
そんな時に、
「どうせ失敗するから」
「無理に決まっている」
「できるわけがない」
と最初から悪い方向へ考えて「逃げ道」を作ってしまうのです。
打たれ弱いからこそ、精神的ダメージを少なくするための方法として、「ダメだとわかっていた」というクッションを用意するのですね。
【打たれ弱い性格&特徴】6.無駄に慎重
打たれ弱い性格や特徴として、とても慎重な振舞いや行動を取るというものがあります。
それは、経験者から見れば「無駄」であり、「臆病な態度」として見えることも多々あるでしょう。
さらに、目の前にあるチャンスを棒に振る結果になるケースもあり、そんな慎重な態度の若者を、何とか諭して助けてあげたい気持ちになる機会もあると思います。
打たれ弱い性格の若者は、「プライドが高い」傾向も強いです。根拠のないプライドを守るために、失敗を極度に恐れ、失敗しても平気なことを知らないまま過ごす若者が多いですよね。
子供の頃に、「やってみて失敗した」けれど、「大丈夫だった」という経験をせずに、若者や成人になってしまうと、なかなか行動に移すのが難しくなるケースもあるでしょう。
【打たれ弱い性格&特徴】7.無意味に保守的
無駄に慎重である性格であると共に、無意味に保守的な心理を持つ子供や若者も存在します。
そのような心理的特徴を持つ子供や若者の印象も、はやり打たれ弱い性格をしていると感じるでしょう。
「リスクを恐れる」
「危険な場所へは近寄らない」
「失敗を死ぬほど嫌う」
などの行動は、危険回避の面からすれば優れているのかもしれませんが、成長に必要な刺激であったり経験を得るチャンスを逃すこともあり得るわけです。
むやみやたらに危険な場所へ赴く必要はありませんが、見守る立場からすれば、子供たちや若者には「チャンスを掴む努力」や「行動する大切さ」を知って欲しいと思うものですよね。
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