人心掌握術とは?
人心掌握術とは本来、相手に自分を信頼させ、相手から自分が聞きたい情報を引き出させるためのテクニックです。
そのため人心掌握術と聞くと、相手の心理を利用して騙すような悪いイメージで捉えられがちです。
たしかに、人心掌握術のテクニックを利用して人を騙す詐欺師も存在します。
しかし、人心掌握術とは使い方次第で仕事や恋愛など、日常生活のコミュニケーションに役立てることも出来るのです。
そこで今回は、実生活で役立つ人心掌握術の7つの方法についてご紹介します。
人心掌握術のコツ①オウム返しする
人心掌握術の簡単な手本として、相手の言ったことをオウム返しするという方法があります。
例えば「今日の朝ごはんはパンだったんだ」と言われたら、「パンだったんですか、私はおにぎりでした」「何のパンだったんですか」というように、「パン」という相手の言った言葉をオウム返しする方法を使うことで、相手はちゃんと自分の話を聞いてくれていると思います。
人は自分の話を聞いてくれる人、リアクションしてくれる人には信頼感を持ちやすい心理傾向があります。
人心掌握術が上手い人は、先程の会話のように相手の言葉からキーワードを読み取る方法ですぐにオウム返しすることが出来、そのキーワードからどんどん話を広げていくことが出来るのです。
人心掌握術のコツ②秘密を話す
人心掌握術の手本として、自分の秘密を話すことも大切になってきます。
自分の秘密を「ここだけの話なんですが……」と相手に打ち明けることによって、相手はこの人は自分を信頼してくれているから秘密を話してくれるんだ、という心理になり、信頼感を持つようになります。
人には「返報性の法則」という心理学の法則があり、誰かから何かをしてもらったら、自分も何かお返しをしなければならないというと思う心理があります。
ですから相手から何か秘密を打ち明けられたら、自分も相手に秘密を話さなければならないと思うようになるのです。
また、秘密を共有しあうようになると、その人たちはとても強い絆で結ばれることが心理学上で分かっています。
■参考記事:自己開示が苦手?自己開示できるようにするには?
人心掌握術のコツ③相手の話を聞く
人心掌握術の手本として、相手の話をよく聞くことも大事です。
相手が仕事や恋愛の愚痴を話しているときは、その話をよく聞いてあげましょう。
話を聞くときは相槌を打ったり「そうなんだ」「大変だっだんだね」というように相手の言葉を否定することはせず、自分の意見を言わないで、ただ相手の話に耳を傾けます。