人心掌握術のコツとして、ケチにならないことも必要です。
例えば恋愛面では初デートでファストフード店に連れて行かれたら、大半の女性はパートナーの金銭感覚を疑い、女性に対する扱いを分かっていないと失望することでしょう。
仕事では尚更で、会社の品格に関わる問題となってしまいます。
人心掌握術の上手な人は、自分と一緒に出掛ける相手を選んで、仕事、恋愛のそれぞれの雰囲気に合ったお店を選びます。
また、人心掌握術の上手な人は、食事代も全ておごるようにしています。
これは前にも言った「返報性の法則」で、相手から何かしてもらうと自分も何かしなければならないという人の性質を踏まえているからです。
恋愛面では食事代を全ておごってもらったら申し訳ないという気持ちが起こり、今度は相手がおごりたいと思うようになるので、次のデートの約束が自然と出来るようになります。
仕事面でもそれは同じで、この人と一緒に良い仕事をしたいとか、交渉を前向きに考えてくれるきっかけにつながるなどの良い人間関係を築くことが出来るようになります。
■参考記事:女性に貢ぐ男は何を考えているの?
人心掌握術のコツ⑦思いやりの心を持つ
人心掌握術に最も大切なことは思いやりの心を持って相手と接することです。
思いやりの気持ちがないまま日常生活で人心掌握術のテクニックを使おうとすると、自分のために相手を利用しようとする詐欺師と同じ心理になってしまいます。
もしあなたが思いやりの心がないまま人心掌握術のテクニックを使ったとすると、自然と周りの人もそれを見抜くようになっていき、最終的に信頼を失うことになります。
人心掌握術は本来相手の心を開いて信頼を得るテクニックですが、思いやりの心が欠けてしまうと、結局信頼を失ってしまうのです。
ですから、人心掌握術を使って仕事で昇進したいとか、恋愛でモテたい、というように自分の目的のためだけに人心掌握術を使わないようにしてください。
人心掌握術というのは自分の目的の達成ではなく、相手と自分がより良い関係を築くためのテクニックであることを忘れないでください。
人心掌握術のおすすめの本は?
人心掌握術のコツが書かれたおすすめの本はD・カーネギー著『話し方入門』です。
話すことが苦手だったアメリカの経営者ウォーレン・バフェットが著者の話し方講座に参加したことからも著名な本です。
この本には著者の話し方講座で行っている「良い話し手になるコツ」や「会話の練習方法」など自分の話し方で人の心を動かすコツについて書かれています。
人心掌握術のコツまとめ
人心掌握術の7つのコツについてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
人心掌握術のテクニックは諸刃の剣であると言えます。
人心掌握術はうまく使いこなせれば相手と自分にとって良い関係を築くテクニックとなりますが、自分のためだけに人心掌握術使おうとした途端に信頼を失ってしまうものなのです。
そのことを踏まえた上で人心掌握術を使えるようになれば、仕事でも恋愛でもより良い人間関係を築く手助けとなってくれるでしょう。