記事の目次
- 1.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】スケジュールを立てよう
- 2.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】予防接種の必要性
- 3.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】予防接種で防げる病気①
- 4.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】予防接種で防げる病気②
- 5.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】予防接種で防げる病気③
- 6.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】予防接種はいつから?
- 7.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】かかりつけを探しておく
- 8.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】予防接種の予約
- 9.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】同時接種
- 10.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】ワクチンの種類
- 11.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】2ヶ月までの予防接種
- 12.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】3か月の予防接種
- 13.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】4ヶ月の予防接種
- 14.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】5か月の予防接種
- 15.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】1歳までに受ける予防接種
- 16.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】1歳~2歳までの予防接種
- 17.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】3歳~の予防接種
- 18.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】受けられないケース
- 19.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】予防接種の費用
- 20.【赤ちゃん:新生児からの予防接種】まとめ
2013年、大幅に予防接種が見直されることになり、新しく定期接種になった病気を紹介します。
水疱瘡など、昔は「早くうつった方がいい」とわざわざ水疱瘡の子供と遊ばせる時代もあり、任意接種でしたが、今はワクチンで防ぐ定期摂取に切り替わっておりおじいちゃんおばあちゃん世代と子育ての考え方にギャップが見られるものもあります。
B型肝炎・・・B型肝炎ウイルスによって肝臓が炎症を起こす病気。自覚症状が現れにくいため、放っておくと肝硬変や肝がんの原因になる。
ヒブ感染症・・・ヘモフィルスインフルエンザ菌b型による感染症。重篤になると敗血症、髄膜炎を引き起こし、死亡もしくは障害が残る可能性がある。幼い子どもがかかりやすい。
肺炎球菌感染症・・・肺炎球菌による感染症で肺に炎症をおこし命の危険や発達・知能・運動障害が残るケースがある。1歳前にかかることが多い。
水疱・・・水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で熱と水膨れのような発疹が全身に出る。水疱瘡からの合併症で亡くなるケースもある。一度かかるとウイルスが体内から消えず大人になってから帯状疱疹という強い痛みを伴う神経痛を引き起こす。
ヒトパピローマウイルス感染症・・・ヒトパピローマウイルスによる感染症で子宮頚部に感染すると子宮頸がんに発展する可能性がある。子宮頸がんは毎年3500人の患者が死亡する原因となっており、数少ないワクチンで防げる癌である。
【赤ちゃん:新生児からの予防接種】予防接種で防げる病気③
予防接種で防げる病気のうち、予防接種を選べる「任意接種」のウイルスを紹介します。
任意ですから強制力はありませんが、赤ちゃんの健やかな成長のため、接種することが推奨されています。
特に小さいころから保育所など集団生活の中にいる赤ちゃんには推奨されます。
ロタウイルス感染症・・・ロタウイルスによる胃腸炎。小さな子供がかかりやすく毎年多くの患者が出ている。
おたふくかぜ・・・おたふくかぜウイルスによる感染症。耳の耳下腺が腫れ高熱を伴い感染力が強い。髄膜炎を起こし死亡するケースもあるが、重篤にならないケースの方が多い。ただし、成人男性がかかると無精子症になり不妊の原因になる。
インフルエンザ・・・インフルエンザウイルスによる冬に爆発的に流行する感染症。インフルエンザの治療薬はあるが、感染すると稀に髄膜炎や脳症を引き起こし死亡、障害が残るケースがある。
髄膜炎菌感染症・・・髄膜炎菌による感染症で、感染すると敗血症や細菌性髄膜炎を起こす。他のウイルスによる髄膜炎よりも、髄膜炎菌による髄膜炎は進行スピードが速いため注意が必要。海外渡航、また留学の際に接種を求められることがある。
A型肝炎・・・A型肝炎ウイルスによる感染症。主に生の貝類を食べて発症する。肝臓が炎症をおこし、熱・黄疸を伴う症状が現れ、劇症肝炎を起こすと死亡するケースがある。
【赤ちゃん:新生児からの予防接種】予防接種はいつから?
さてこのようにたくさんの病気から身を守り、さらに感染しても重篤化を防いでくれる予防接種。
新生児は母体からの免疫で病気にかかりにくいと言われていますが、いつから予防接種がスタートするのでしょうか?
受けなければならない予防接種がたくさんありますから、スケジュールを組むうえでもいつから予防接種が始まるのかしっかり把握しておきましょう。
新生児の予防接種ラッシュは生後2カ月からスタートです。
ここでスタートに乗り遅れると、予防接種の順番、スケジュールに大きな影響が出ます。
いつから予約を入れるのか、予防接種のスタートダッシュは大切です。
赤ちゃんの予防接種は定期接種の場合自治体から無料券、パンフレット、予防接種ができる病院一覧が送られてくるので、自宅近くの小児科をきちんとチェックしておきましょう。
また、生後2カ月から予防接種がスタートするというのに、自治体によってはなかなか無料券が送られてこないケースがあります。
その場合は、
「自分で自治体に問い合わせ」
すぐに送ってくれるはずです。
スタートダッシュが肝心ですから、自分でスケジュール把握をして順番を作っておくことが大切。
自治体によっては4ヶ月待った!なんて話もありますから、自分でアプローチすることも必要でしょう。
また、生後2カ月から始まる予防接種ですが、ママがB型肝炎キャリアの場合は生後12時間以内に予防接種を行うケースがあります。
医師との連携をしっかりとって臨みましょう。
【赤ちゃん:新生児からの予防接種】かかりつけを探しておく
予防接種を始める前に、かかりつけの病院を探しておきましょう。
予防接種の無料券と一緒に病院一覧が同封されています。
その中から自宅に一番近い病院を選んでもいいですが、一番良いのは口コミ。
ママ友からの情報や、ネットで評判の良い小児科を事前にチェックしておきましょう。
情報収集なら、妊娠中からもできますよね。
「かかりつけ病院はここにしよう」
と決めたらまずは電話で問い合わせを。
病院によっては、予約をしておけばいつでも予防接種を受けられるところと、曜日や時間を予防接種のために区切っている病院もあります。
問い合わせをして当日の準備、曜日、時間を事前にきちんと確認しておくとスムーズです。