疲れたらすぐに休まなければいけませんが、この時期には、全く体動かさないというのは良くありません。
全身の力をこれでもかと振り絞り続ける時間が長く続くお産に耐えるためには、それなりの体力が必要となります。
ウォーキングなどの妊娠中でもできる有酸素運動を行って、お産に備えた体力づくりを無理のない範囲で行うようにしましょう。
■参考記事:妊婦の腹筋運動はOK?コチラもチェック!
【妊娠9ヶ月の過ごし方⑤】安産体操・会陰マッサージを!
この時期になったら、できるだけお産を安産にするために、安産体操や会陰マッサージを行うようにしましょう。
お産の時には骨盤周りや股周りが硬いと難産になりやすいと言われています。
安産体操というのは、骨盤や股関節周りの関節をやわらかくする体操です。
会陰マッサージは会陰を柔らかくするためのマッサージです。
これらを、今から行っておくことで、赤ちゃんの通り道がやわらかくなり、安産になりやすくなると言われています。
【妊娠9ヶ月の過ごし方⑥】呼吸法の練習を!
マタニティ教室などで、お産の時の呼吸の仕方について学んだことがありますよね。
でも1回か2回、呼吸法の説明をされただけでは、いざ分娩台に上がった時には、なかなかうまく出来ないものです。
そこで、妊娠9ヶ月に入ったら、ぜひ、呼吸法の練習を始めましょう。
立ち会い出産を希望している方は、夜寝る前にパパにつき合ってもらうと、いざという時に2人の呼吸が合いやすくなるかもしれませんね。
【妊娠9ヶ月の過ごし方⑦】産休に入るタイミングを!
妊娠9ヶ月までお仕事を続けているママは、会社に産休に入るタイミングを確認しておきましょう。
法律上では出産予定日の6週間前から産休を取ることができるようになっていますが、会社によってはその辺りの判断が甘い会社もあるようです。
よく産休に入るタイミングを確認して、お腹の赤ちゃんに無理をかけないように会社にも配慮を求めましょう。
【妊娠9ヶ月の過ごし方⑧】里帰りは9ヵ月のうちに!
里帰り出産を希望している人は、妊娠9ヶ月のうちに帰ってしまうようにしましょう。
出産予定日ぎりぎりでいいやと思っているなら、それは間違いです。
もしも飛行機で実家へ帰る予定であれば、出産予定日の14日前からは医師の同乗を求められてしまいます。
また1か月前からは診断書の提出を求められる航空会社もあります。
妊娠9ヶ月後なら、まだ特に縛りもなく国内なら移動できるので、実家が遠方の場合は、妊娠9ヶ月後に里帰りは終わらせておきましょう。
妊娠9か月目に旅行は?!旅行は行ってもいいの?!
里帰りする時に、実家から遠方の場合には、旅行と同じような気分になる人もいますよね。里帰りが遠方で、ちょっとした旅行気分で移動する人もいるかもしれませんが、妊娠9ヵ月目に里帰り以外の旅行は大丈夫なのでしょうか。
最近ではマタ旅と言って、妊娠中に旅行に出かける人が増えているといわれています。女性誌などでもマタ旅の旅行が特集されていますよね。
でも女性誌などでマタ旅の旅行がもてはやされている一方で、妊婦さん特有の体調のトラブルが旅行先で起きてしまうことも頻繁に起きていることはあまり報道されていません。
旅行先で人気が高い離島などでは医師や病院の設備の数が現地の人に対応できるギリギリしかないのに、現地の産婦人科に遠方からの旅行中の妊婦が運び込まれて、旅行者の対応に追われて、現地に住んでいる妊婦さんたちの検診や出産に影響が出ていたり、健康保険が使えない海外旅行で多額の医療費を請求されたりというトラブルが多発しているのをご存知ですか?
残念なことに、母子ともに妊婦特有のトラブルによって、旅行先から無言の帰宅をせざるを得なくなるような事態も起きています。トラブルが起きて、かかりつけならすぐに対応してもらえても、旅行先では対応できないこともあります。
妊娠中というのはとてもリスクが高い時期になります。里帰りでの長距離の旅行は仕方がありませんが、それ以外での旅行は避けた方がいいでしょう。
どうしても、赤ちゃんが生まれる前に夫婦2人で旅行でのんびりとした時間を過ごしたいというのであれば、かかりつけの病院にすぐに連絡が取れる範囲での小旅行にとどめておきましょう。
ただし、妊娠9カ月になると身体のバランスが悪くなります。旅行先では足元の悪いところに行かないなど、無理はしないようにしましょう。