妊婦が腹筋を鍛えても平気?
妊婦はとかく「体を大事に!」と言われますよね。大事にと言われても、程度がよくわからないものです。
初めての出産を迎える方は、お産に時間がかかりがちですので、出産までにある程度の体力と筋肉は必要になります。
TVや映画で観る辛そうな出産シーンが自分の身に迫っているのですから、立ち向かうだけの体力は必要なのです。
自然分娩で出産しようとしている方ほど、出産に向けた不安は大きいことでしょう。
痛いか痛くないかと言われたら、それは物凄く痛いに決まっています。怪我の痛みとは全く質の違う痛みですし、痛いからといってやめるわけにもいきません。
痛い思いをするのは確実なのですから、少しでも痛みをやわらげ乗り切るために、体力そして筋力は必要となるわけです。
■参考記事:妊娠中の運動の方法についてはコチラも参照!
妊婦の腹筋運動の適正時期とは
普段から運動をしている方は、妊婦になったとたん動きが制限されてウズウズしてしまうかもしれませんが、妊娠初期は体に負担のかかる運動は避けなくてはいけません。
妊娠初期は流産の危険がありますので、運動は控えめにするべきですね。
流産の心配なんて私は大丈夫!という過信がいちばん怖いので、妊娠初期だけは周囲に甘えさせてもらいましょう。
実際に流産とまではいかなくても、無理がたたると切迫流産の危険が出て入院ということにもなりかねません。
出産のための体力作りで流産の危険に陥るのは本末転倒ですよね。
妊娠中期まで運動はできるだけ控え、流産の危険のない時期になったら、出産に向けた体力づくりをしていきましょう。
■参考記事:妊娠初期の過ごし方についてはコチラもチェック!
妊婦におすすめ腹筋運動:屈伸編
一つ目のおすすめは、簡単な屈伸からの腹筋運動のやり方です。
1・肩幅に足を開いて立つ
2・手は後頭部に置き、ゆっくりとかがみ、ゆっくりと元の姿勢に戻す
とても簡単な方法ですよね。1日5セットから始めて、慣れてきたら2~3セットに増やしていきましょう。
腹筋運動など全ての運動に於いて、辛い体勢を取るときに息を吐くのが基本です。よく、いつ息を吸ったり吐いたりしていいかわからないと言う方がいますが、どの運動でも吸うタイミングや吐くタイミングは同じなので覚えておきましょう。
鍛えるのは大事ですが、お腹の張りを感じた場合は、その日は中止にしてまた翌日からやるようにしてくださいね。
妊婦におすすめ腹筋運動:ひねり編
二つ目のおすすめは、体をひねることによる腹筋運動のやり方です。
1・床に座り、左右対称の膝と肘をくっつける
やり方としてはシンプルで、たったこれだけで腹筋を鍛えることが出来ます。
しかし、ひねり運動は、妊婦にはあまりおすすめしないので、体調のいいときだけやるようにしてください。